試合会場生観戦記
2月1日 シュートボクシング (後楽園ホール)
室長:シュートボクシングにまで手を広げたか君は。
静刃:と言うよりアンディー・サワーを一度見たかったんですよ。

○アンディ・サワー 4RTKO 土井広之●
静刃:そういうわけで、後楽園ホールにサワーが出るので行って来ました。
室長:テレビで見るだけの選手だったが、実際見た印象はどうだ?
静刃:とにかくコンビネーションが素晴らしかったですね。ワンツーからの蹴りや時折見せるアッパー、またそれの回転が速い速い。
室長:攻撃の連係が上手いんだ。
静刃:それからまた絶妙のタイミングでヒザを入れてくるんですよ。セコンドを気取って「ヒザッ!」と声を出すよりも先に。
室長:自分で言うか・・・って、君なんかより選手の判断が早いのは当たり前だろうが。
静刃:土井の反撃はほとんど記憶に無いですね。コーナーに詰められて集中砲火を浴びていたとしか覚えてません。
室長:つまりは相当の実力差があったわけだ。
静刃:最後は本部席からいつの間にやら土井のコーナーに付いていた師匠のシーザー武志会長が自らタオルを投入しました。
室長:断腸の思いだろうな。察するに余りある。
静刃:難しいこと言わないで下さい。思考が停止してしまいます。
室長:心配無用だ、大して変わらん。

○及川知浩 判定 歌川暁文●
静刃:「今時の不良」歌川君の登場です。
室長:馴れ馴れしい紹介だな。しかも不良呼ばわりとは失礼が過ぎる。
静刃:いや、「キックの星」で取り上げられる時の歌川のキャッチフレーズなんですよ。
室長:はぁ?
静刃:それはともかく、この試合では前王者でもある及川の経験に基く上手さにキャリアの浅い歌川が完全にしてやられた形ですね。
室長:よくあるパターンだ
静刃:歌川も時折いいパンチが入るんですが後が続かず、及川が主導権を握りっぱなしのままラウンドを重ねていきました。及川は自分が攻めるより相手の攻撃を封じるのが上手いという印象です。
室長:いわゆる「ベテランの味」というやつだ。
静刃:判定は三者とも50−49でしたけど、内容では確実にそれ以上の差がありましたね。

室長:さて、初観戦のシュートボクシングだったわけだが、今後も続けるのか。
静刃:うーん、どうしましょうか。
室長:迷ってるという事は、しないということだな。
静刃:今回は都合で3試合しか観られませんでしたからね。シュートボクシング特有の投げとか立ち関節とか見たかったんですけど。


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