試合会場生観戦記
2月25日 全日本キックボクシング(北沢タウンホール)
○小林聡 2RKO 金貞燮●
静刃:行って来ましたよ下北沢まで小林の”ワン”マッチ。
室長:一試合だけの興行とは、主催者も観客も大胆だな。
静刃:料金は全席一律五千円だったんですが、私は幸運にもリングサイド最前列の席を取れたんで、充分に堪能できましたよ。
室長:・・・最前列だとそんなに違うものか?
静刃:やっぱり迫力が全然違いますね。それからパンチが入ったりヒジを打ち込んだ時の感触が伝わってくるような感じがするんですよ。
室長:迫力はともかく、感触とやらは近いが故の錯・・・
静刃:それから肌の色艶とか筋肉の躍動とか、様々なものが見られて本当に貴重な体験でした。
室長:もういい。それで、試合内容についてだが。
静刃:今回の小林はワン・ツーとローのコンビネーションが上手く繋がっていたという印象ですね。2Rにローが決定打となってKOを奪いました。
室長:ふむ、それで小林は今度こそ完全復活と言っていいのか?
静刃:微妙なところですね。相手の金も、おそらく日本で初めての試合というのに加えて今回の特別な雰囲気に乗り切れなかったというか、若干呑まれてたという感がありましたね。
室長:なるほど、初めて敵地に赴く選手には、有り得るかもしれない。
静刃:序盤は小林のローにパンチを合わせたりして、ほんの少し「うーん、危ないかも」なんて思ったんですが、2Rからはもう小林がどんなKO劇を見せてくれるかに関心が移ってしまいました。ですからローでのフィニッシュには若干拍子抜けの部分もありましたけど。
室長:相変わらずお気楽な奴だ。
静刃:勝った小林はその場でライト級トーナメントの4月からの参戦を表明したんですが・・・。
室長:また急に歯切れが悪くなる。
静刃:今年もヒジ無し首相撲無しのルールじゃ乗りきれませんよ。
室長:乗りきれないって・・・全日本キックの運営に何か問題でもあるのか?
静刃:いえ私の趣味として乗りきれないということです。まぁ、関係各位の諸事情を察するのに吝かではありませんが。
室長:またわけのわからない事を。一体何を言いたい?
静刃:来年以降も行うなら、できれば通常ルールにしてくれませんか。



TOP観戦記資料庫掲示板リンク研究室紹介