★他沖縄旅行で感じたこと⇒ここは単なる南国の観光リゾートではない!
今回は空港から読谷村までクルマで走りましたが、改めて米軍基地の広大さに驚愕しました。国道の左右は陸海空の基地が延々と続いており、沖縄の置かれた厳しい現実の一端を垣間見ることが出来ました。
現状は明らかに総ての面で異常です。いまだに米軍による占領状態だと思いました。
帰京した翌日、今度の鬼畜米兵による少女陵辱事件が発生し、問題の根深さとともに強い憤りを覚えました。県民皆さんの怒りは、到底私のような単なる旅行者などとは全く異質の大きく重いものがあるでしょう。
例によって政府関係者らが「遺憾だ!」を連発しましたが、これこそ真に「イカン」なことだと思い、首相官邸やその他に外務大臣の軽々しい発言や、薄ら笑いの態度にメールで噛み付き、強面で抗議しました。
彼等には真剣に事態を解決しようとする「心」がありません。「イカンだ…」では済まされません。
政治屋の仕事は「国民の生命と財産」を守ることだと思うのですが…そのことを心底感じ行動している者が本当に居るのでしょうか。大きな疑問です。
徹底的な責任追及と、かかる事件の根絶を強く望むものです。(残念ながらその後も全国各地で類似の事件が続発している)
★今回も「ひめゆりの塔」を訪れました。
観光タクシーの運転手から入り口にあるガマの前で、うら若い多数の女子学生の死を改めて聞き慄然とし、戦争で殺された彼女らの冥福を祈るばかりでした。無念さは計り知れません。
改めて当時の余りにも悲惨な状況に言葉を失いましたが、わが国の旧軍隊がとった卑劣極まりない態度には怒りと恐ろしさがこみ上げてきました。
許せないことですが戦争というのは正に狂気のなせる業ですので、個人の人間性も失わせるものかとも思いました。
当時の現地兵士等を狂気に駆り立てた軍部や、ずる賢く、卑怯な政治屋の責任こそ問われるべきです。
本州から修学旅行の生徒が大勢押しかけておりましたが、心ならずも若くして死に追いやられた女子学生の生き残りの語部の怒りと怨念、悔しさ一杯の話を真剣に聞き、複数の男子生徒が涙を流し、先生が彼らの肩を抱いて慰めている光景を目撃しました。
現代っ子にもこんな感性があったのかと少し救われた気がしました。(2008/05)
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