超再生検波回路:新回路の提案


2021年10月
超再生回路は、発振回路をON/OFF動作させると入力信号の強弱に応じて発振開始から停止までの時間が変化するという原理に基づいています。
したがってどんな発振回路でも超再生回路にすることができます。

ICでよく使われる発振回路に「差動正帰還形発振回路」があります。
これをシングルエンドに変換して、Lをコレクタ側かエミッタ側に挿入した回路も超再生回路にすることができます。

この回路の良いところは、従来のコルピッツ型に比べて部品点数が少ないことです。
したがって調整ポイントが少なく、動作が安定していて再現性に優れています。
Simulationの感度は-80dBm前後でしたが、実基板では-90dBmを下回る値でした。

詳細は「JA1OTZ 公式ブログ」で。