上海浦東補習授業校 「上海日本語補習クラブ」の経緯(前史)      facebook

第二次 上海補習授業校 (2013年〜現在)        第一次 上海補習授業校(1975年〜87年)


                         ※ 2013年5月4日の初顔合わせ。 最初の9名。
 2013年(平25)
  2月初旬、 学習塾「上海一麦」の富山次郎先生から、「補習校をやってほしいというママさんたちが居るんだけど…」 との相談を 小山EGS。当時、上海日本人学校に在職)が受ける。

  3月17日(日) 上海補習授業校設立の第1回打ち合せ (於:上海一麦 浦東教室)
    出席: 山田(幼, Gr2)、前田(Gr.2, 4)、坂村(Gr.1, 3)、野田(Gr.3)、
        ファーリー(Gr.2, 5, 7)、細井(Gr.5)。
        富山(上海一麦)、小山(EGS)
議題
 1.補習授業校の性格・運営方法等についての説明 (小山)
 2.今後の設立に向けた準備の協議
   (1) 開設学年について、 (2) 教育内容について、 (3) 子供の送迎について、
   (4) 開校日の保護者の仕事・役割について、 (5) 運営組織について、
   (6) 教員の確保について

  4月14日(日) 上海補習授業校設立の第2回打ち合せ (於:上海一麦 浦東教室)
    出席: 山田(幼,Gr2)、細井(Gr.5)、金田(Gr.4)、野田(Gr.3)、坂村(Gr.1,3)。
        富山(上海一麦)、小山(EGS)
議題:
 1.「どんな “学校”を作りたいのか」の意見聴取 (小山の聞き取り)
 2.今後の進め方の具体的な方策について (小山)
   (1) 誰かが帰国しても運営できるような組織作り、
   (2) 保護者同士の目標統一の大切さ、
   (3) 継続的な活動+社会的に認知されるように、
   (4) 文部科学省の「学習指導要領」を読む、
   (5) 学校は 「RESPECT(尊重・尊敬・敬意・敬愛)」ででき上がる

  4月22日(月) 保護者代表から 「上海浦東日本人補習校、目的について」 のメイルが 小山に着信。
概要:
以下が 保護者間の話し合いで決まった内容。

T)どのような学校にしたいか?
  ○ 子ども達が明るく、楽しく、元気よく、喜んで通えるような学校
  ○ 日本人としての知性と徳性を備え、真の国際人として生きる力を育てる学校
  異文化・異環境の中で暮らす子ども達が 日本人としてのアイデンティティーを確立
  するために、確かな日本文化や伝統、学力を提供できる場にしていきたい。
  そのために、
  1、文部科学省学習指導要領に沿って、国語及び算数を中心とした基礎学力を培う。
    ●日本の教科書を使って、学習をする。
      教科書で足りない部分は教えていただく先生にアドバイスをいただく。
  2、心身ともに健康で、思いやりのある日本人を培う。
    ●日本の学校生活を疑似体験できるような取り組みを行う。(挨拶、日直、係活動…)
    ●集団としての学び合い、高め合いを醸成するような環境を整える。
  3、日本の文化を経験し、日本人としての心や考え方に触れ、国際性豊かな人間性を育む。
    ●日本の季節の行事を行う。
    ●願わくば、日本の文化を世界に伝える架け橋になれるような子どもに育つように
      取り組む。 

U)対象となる子ども
  ○母語が日本語で、日本人学校以外の学校に通っている小学1年生から6年生。
    (将来的にはニーズに応じて、中学生、幼稚園生まで広がる可能性あり)
  ○ある程度の日本語能力と集団生活適応能力があること。

  5月 4日(土) 上海浦東日本人補習校」 の初顔合わせ(児童 9名) (於:上海一麦 浦東教室)
   ・児 童 : 日本語の絵本選びと 読み聞かせ (小山)
   ・保護者: 講話と懇談会 (講師:浜口先生)……日本語力の保持伸長の留意事項など

           ※ 2013年5月4日の絵本選び(富山先生も見守り)、保護者懇談会(浜口先生の講話)。
  5月11日(土) 授業開始 (於:東和公寓集会室。浜口先生)。 土曜9時〜12時、小学1〜4年生レベル。
 カレンダー
  10月19日(土)
上海浦東日本語補習クラブ」 として正式に発足。  活動内容  授業内容
 毎月1回 “授業&見学” の日を設けることにする。

 2014年(平26)2月、春節明け特別授業を開始、 『上海浦東日本語補習クラブ 活動記録集』 を制作。(以後 毎年)

 2014年(平27)年度  入学式・始業式、学習発表会、運動会など 年間行事計画を策定・実施。

 2016年(平28)年度  生活・社会の授業を開始。 (在籍数 37名) * 上海日本総領事館、上海日本商工クラブに支援を陳情。

 2017年(平29)年度  社会科見学、救命処置講座の実施。 * 5月 政府援助申請の書類提出。
                                10月 上海日本商工クラブとの覚書締結

 2018年(平30)年度  外務省に “上海補習授業校” として認定され、政府援助の対象校に。
              上海日本語補習クラブに改称。 * 初めて 日本人学校の体育館を借りて運動会を開催。


※ 「新型コロナウィルスとの闘い、在外の学校現場から」(海外子女教育振興財団 「AG5」

※ 「上海の日本人子女向けの日本語補習校」(Shanghai-zine 2022年11月16日

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第一次 上海補習授業校 (1975年〜87年)
                                  ※ 『月刊 海外子女教育』 1980年の記事
  1975年(昭50) 上海日本総領事館(和平飯店内)の一室を借りて「上海補習学校」開校(在籍数 7名)。
               * 授業は週1回。* 1978年 総領事館の移転に伴い、淮海中路1517号に移転。
  1979年(昭54) 全日制に準じる授業(月〜土曜の週6日制を開始(在籍数 6名)。 
               ※ 上記を参照。 淮海公寓(ガスコーニュ・アパート淮海中路1202号)1階に移転。
  1987年(昭62) 上海日本人学校の開校 (在籍数 61名。 桂林校舎)
               ※ 補習授業校の発展的解消。 「日本人学校の設立について
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