2025年 1 月吉日
多文化共生を目指す教育関係者の皆様
グローバル化社会の教育研究会 事務局

第93回 グローバル化社会の教育研究会のご案内

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


  さて、本年最初の第93回グローバル化社会の教育研究会(EGS)は 「パブリック・リレーションズ for School公認ファシリテーター」の木野 雄介さん(元 広尾学園中学・高校)に話題提供をお願いしました。

  木野さんは、海外で学習塾を勤めた後に 広尾学園中学・高校の教員になり、子どもたちが持つ個性や才能に応じて 多様な教育選択が可能な社会を目指す活動を始めました。 現在は フリーランスの 「関係構築」セミナー講師のほか、複数の中学・高校の教師も兼務されてます。
  子どもたちが将来、元気に生きていける 「自己選択・自己決定の力を育てる教育」の環境は どうやれば実現するのか、木野さんのお話しを伺い、それを素に話し合いたいと思います。

  なお、お申込みは 郵便振替用紙にて 参加費を払い込んでいただく方法で受け付けます。 準備の都合上、お早めにお願いします。 (受付: 2月5日まで)

               記

開催日時 :  2025年 2 月 12 日(水) 午後2時〜4時半

開催方法 :

対面式+Zoom 利用による On-Line のハイブリッド開催

[スタジオ会場] 金沢工業大学 虎ノ門Campus
         (東京都 港区 愛宕1−3−4 愛宕東洋ビル 11F)
             * 海外子女教育振興財団の上。


研修テーマ:

複業教師としての挑戦--- 教育の未来を拓く新しい働き方
 (1) 話題提供: 木 野 雄 介  (複業教師/日本パブリックリレーションズ研究所)
横浜生まれ。 関東学院高校から中央大学 文学部史学科に進学。 卒業後は 学習塾JOBAのシンガポール校・クアラルンプール校で勤務。 2009年に帰国して、広尾学園中学・高校に入職。 2020年同校を退職後は、様々な教育関連企業とフリーランス契約しつつ、横浜創英(2020〜22年)・文京学院大学女子(2021年〜現在)・宝仙学園(2023年〜現在)で非常勤講師も勤める。 二児を育てる “主夫”。

 (2) 自由協議:


話題提供の後、ご意見・ご質問をたくさんいただき、活発な会にしたいと考えています。

参 加 費:

1,000円(運営費)

申込み方法: 郵便振替用紙に 氏名、所属先、Eメール連絡先、ご意見・ご要望などを記入し、ATMで1,000円を払い込んでください。 (詳しくは ここをクリック)
※ スタジオ会場参加をご希望の方は、その旨を通信欄に明記してください。
※ 開催日の4日前になっても Zoom招待のURLが届かない場合や、ご不明な点がありましたら、<kyoiku@t.toshima.ne.jp>まで お問い合せください。
以 上   


『小山の教育通信』 2024年11月、2025年1月

  学校教育の現場では、ようやく "多様性(Diversity)の受容・共生" の必要性が認知されるようになりました。 一方、数年前から 「包摂教育(Inclusive Education)」という用語も使われ始めています。 「包摂」は "多様性を受け入れ、互いの参加と満足を得る" ことで、共感や動機付け、互いの融合などを目指します。 本来の趣旨は 「多様性」と同じですけれど、教職員のマンネリや "狎<な>れ" を防ぐために、新しい用語を用いているのです。(笑)
  社会の役割分担や専門分野が細分化される現代では、誰にとっても 「生き難い」と感じられやすいものです。 だからこそ 学校教育では、そうした障害を乗り越えていける 「生きる力」を養わせることが最大の課題です。 かつては 「帰国子女」が排除/疎外されることが問題とされました(帰国子女が問題ではなかった!)  「帰国子女が優遇されれば好い」というのではなくて、学校全体の課題として包摂が求められたのです。
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子どもたちが持つ個性や才能に応じて多様な教育選択が可能な社会を目指す活動をずっと続けてきた木野さん…… 現在はフリーランスの「関係構築」セミナー講師のほか、複数の中学・高校の教師も兼務される "家庭の主夫" です。 より良い社会を創り出し、維持していくには、健全なコミュニケーション能力をお互いに育てていくことです。 とくに学校現場では、生徒同士で、あるいは教師も一緒になって、お互いの個性や事情を認め許容する空間が必須です。 子どもたちが将来、元気に生きていける「自己選択・自己決定の力を育てる教育」の環境はどうやれば実現するのか… 木野さんのお話しを伺い、それを素に話し合いたいと思います。
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先日、某大手企業の宣伝広告には度肝を抜かれました。 <SDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・企業統治)経営への関心が高まる中、ガバナンスの構築・強化には、仕事と生活を両立させるワークライフバランスが不可欠です>
この後にもっと難文が続くのですが、もはや誰に向かって書いているのかも判らないほど 自己満足の極みです。 しかし、この手の言い回しで保護者の関心を引こうとしている学校が散見されるのは、時代の流れなのでしょうか? 真面目に学校選びをする保護者は、その学校が育てたい生徒像や教育サービスがどう設定されているか観ています。 借り物の言葉や新しい用語に不用意に飛びつかないで、「自分たちには何ができるのか?」 の自問自答をしましょう。


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