< 現 地 で の 教 育 >            ※ 読みたい項目をクリックすれば、そこに移動します。

海外での日本語教育について」「海外での日本語文庫活動」「学校選択の仕方」「日本人学校の在学期間」 「日本人学校のレベル」「現地校か日本人学校か」「インター校か日本人学校か」「日本人学校とESLについて」 「ESLについて」「CAPって何ですか」「上海日本人学校高等部について」「帰国直前の日本語フォロー


◎「海外での日本語教育について」
Q. 現在5歳の子どもがいる母親です。 来年から4年間、家族でアメリカに行きます。 子どもには、きちんと日本人としてのアイデンティティと 言語 としての英語も身につけさせてやりたい、と考えております。 ただ、そのためには どのような教育が必要なのか、また、母国語以外の生活が 子どもにどのような影響を与えるのか、よくわかりません。 そこで いろいろな本を読んで私なりに勉強したい、と考えています。 適切な本をご紹介いただけないでしょうか?
A. 私も2歳の長女と8か月の長男を連れて 海外赴任した経験がありますが、大変ですね。 とくに 子ども自身のアイデンティティや日本語の問題は、赴任時は 余り気にし ていなかったのですが、数年後に 深刻に悩むことになりました。 赴任前に、こうした点に気づいておられるのは立派です。
さて、ここで参考になる本を 一冊一冊ご紹介するよりも、海外子育ての専門家のウェブ・サイト(ホームページ) をご紹介しますので、そちらをご覧ください。
    *Care the World
なお、海外子女教育振興財団の月刊誌『海外子女教育』も お勧めです。 たいていの企業では、海外の支店・事務所・工場に毎月送っていますので、海外人事担当の方か前任者に 確かめてみられるとよいでしょう。

◎「海外日本語文庫活動」
Q. オーストラリアのメルボルンで、日本語の児童文庫(小さな図書館) を 始めたいと思っています。 海外で文庫活動をしている方がおられましたら、立ち上げ方、本の取得の仕方、運営方法など について、ご経験を伺いたいのですが。
A. ICBA国際児童文庫協会は ご存知ですか? 元々は 帰国児童のための文庫活動を 国内各地で展開しているボランティアグループでして、海外子女教育振興財団も 最初の20年余り、支援をした経緯があります。 1990年頃から、海外で日本語文庫を設立・運営したいたいという人たちのネットワークも組んでいますので、一度相談されては 如何でしょうか?

◎「学校選択の仕方」
Q. 私は カナダ、アラブ首長国連邦、香港と滞在してい ましたが、皆さん どうやって そこでの教育機関を決めていらっしゃるのでしょうか。 私の場合は カナダでは現地校 でしたが、アラブでは両親が私に日本人の心を教えるためには 日本人学校の方が良いだろうと解釈したために、日本人学校に行くこととなりました。 正直、当時の私は インターナショナルスクールに行きたい気持ちで一杯でした。 こうした親と子の考えの違いというのを味わってきたのは 私だけではないと思います。 意見を聞かせてください。
A. まず、この話は 英語圏の先進国と、そうでない国とで 分けて考える必要があります。 前者では、「せっかくのチャンスなので、英語を将来の財産にさせたい」 と単純に考えて 現地校に子どもを入れることも許されますが、発展途上国では 教育の質が心配ですし、フランス語圏やドイツ語圏でも 「まず英語ができなければ」 と国際学校を選ぶ例が少なくありません。
海外の邦人社会は 元々、私立学校志向が強いのですが、かつては 日本人学校からでないと有名進学校に合格できませんでした。 ところが、少子化が進むにつれ、 生徒確保のために 「帰国子女枠」を設ける学校が増えてくると、現地校や国際学校で3〜4年頑張ってくれば、 有名校でも入れるようになりました。 入学後は何のフォローもしない学校がほとんどですけど、とにかく 入学だけはさせてくれるようになりました。
ただし、親の任期が短縮されたりして 2年程度で帰国することになってしまうと、年齢や環境によっては 母語や自我の 確立の面で悲劇的なことが起こり得ます。 3年以内の滞在であれば、英語圏の先進国といえども 日本人学校を選んだ方が“得だ”という考え方も説得力があるのです。 海外に連れて行かれる子どもたちが、ともすると、こうした親の “功利的”な発想に振り回されることになるのは 心が痛みますが、一概に批判もできないのが現実です。

◎「日本人学校の在学期間」
Q. 近く海外赴任の予定です。 日本人学校に入れようと思っているのですが、よく 入れ替わりが激しいと聞いています。 皆さん、どのくらいの滞在期間なのでしょう。 また、日本の学校と同じように 役員とかもあって、おつきあいは大変とも。 どんなご家庭のお子さんが多いのでしょうか?
A. 日本人学校に限らず、駐在期間の平均は 4〜5年間と言われています。 赴任される地域にもよりますが、「赴任期間が3年以内であれば、日本人学校を選択しておく方が無難」と考えるのが 一般的ですから、日本人学校の在籍者が1年間に約4分の1入れ替わるというのは 現実です。 短い子は1年、長い子は「幼稚部から中学校卒業まで」などバラバラですから、滞在期間は学校生活の上では気になりません。
PTAの役員は、日本国内の学校と同じように 保護者同士で分担することになります。 現地校や国際学校だと 言語の心配があること、ボランティアの協力を かなり求められることなどがありますが、それに比べたら、日本人学校のPTAの方が、ずいぶん楽だと思われます。 ただし、楽な分、遠慮がなくなって、ともするとギクシャクすることがありますから、「大人のつきあい」の心掛けが必要でしょう。
日本人学校に子供を通わせる家庭は、ほとんどが駐在員の家庭ですが、地域によっては 自営業や永住の家庭、国際結婚の家庭も増えてきています。 基本的には両親が元気で揃っている家庭ですから、国内の学校に比べて 学校の雰囲気は落ち着いていますし、学力レベルも やや高いといえます。

◎「日本人学校のレベル」
Q. 小学5年の子供を連れて赴任し、日本人学校へ入れる予定ですが、中学の勉強は大丈夫でしょうか? せめて中学1年修了までは、父親と一緒に暮らさせたいと思いますが、 高校進学のことを考えると、帰国してから子どもが大変なのではないかと 心配になります。
A. どこの日本人学校のことなのか分かりませんが、 私自身の子ども3人を通わせた経験も含め、一般論でお答えします。
教員の約6割は 日本政府の派遣教員です。 従って、教育内容には 基本的に問題はないと安心してください。
国内の高校の側から見て、日本人学校のどういう点が評価されているかを挙げますと、
  1)家庭的な雰囲気-----年齢・性別を越えて子供同士仲がよく、「思いやり」のある子が多い。
  2)各々の家庭が安定---両親が健康で一緒に暮しているため、落ち着いた素直な子が多い。
  3)転入・転出が頻繁----ほぼ全員が転校経験者なので、適応力・柔軟性・コミュニケーション能力に長けてくる。
  4)偏差値の輪切りがない---学力に幅があるが、底辺の子は少ない。 各自の得意分野でリ−ダーシップが発揮で きる。
※ 欠点は、上記の裏返しになります。
帰国した時に、こういったメリットを感じさせない生徒は、編入試験で苦労しますし、学力も伸びません。 せっかく通われるのなら、日本人学校の良い点を見据え 自覚して、楽しい学校生活にしてください。

◎「現地校か日本人学校か」
Q. アメリカに住んで6年目になります。 いま 6年生の娘は毎日楽しく現地校と補習校に通っています。 最近、塾にも通い 始めましたが、塾の宿題は 彼女にとっては とても難しく、親の手助けがないと できない状態です。 海外にいる間は、そこでしかできないことを精一杯やって、日本の勉強は 日本に帰ってからと思っていたことが、急に不安になってきました。 現地校は、もう卒業させるべきでしょうか。
A. お嬢さんは今、楽しく現地校と補習校に通っておられるのですから、慌てる必要は何もありません。 国語嫌いになっては元も子もないので、塾の宿題が難し過ぎるのであれば、塾の先生に相談してください。 そして、何か家族一緒に楽しめるものを工夫してみましょう--- 百人一首や「イロハ歌留多」で遊んだり、俳句や川柳、標語などを作ったりするのも 楽しいですよ。
「海外にいる間は、そこでしかできないことを精一杯やって、日本の勉強は 日本に帰ってから」と思っておられることは、間違っていません。 どこにいても 精一杯やれる子供は、必ず伸びますから、どの学校でも欲しいのです。 ただし、子どもの居場所や自尊心を大切にし、夢や希望を実現するためにサポートしてくれる学校となると、ちょっと探さなくてはなりません。 ご帰国まで 2〜3年あるということですから、インターネットを使って 何校か探しては、Eメールで問い合せてみるとよいでしょう。
ちょっとズルイやり方ですが、お子さん自身が 英語でEメールを打つという方法もあります。 受け入れ体制が整 っていないのに 「帰国子女受け入れ」や「個別指導」を宣伝している学校は、返事をくれないので直ぐに見破れます(笑)。 「日本語のソフトがないので、英語で失礼します」と書けば、印象が悪くなる心配はありません。

◎「インター校か日本人学校か」
Q. 現在、赴任して4ヶ月で、5〜6年の駐在予定です。 もうすぐ、日本だと小1になる息子がいますが、異文化に触れさせたり、のびのびした環境で学校生活を送らせてやりたいと も思います。 小学校をインター校にするか、また 帰国後のことを考え 日本人学校にするか、悩んでいます。
A. 一般論では お答えし難いご質問です。
英語圏以外の都市に お住まいのようですが、日本人学校の規模は どれくらいでしょう? ある程度の規模があれば、「のびのびした環境で学校生活を」という観点なら、日本人学校の方が向いているかもしれません。 といいますのも、インター校でしたら、言葉の問題もあって、学校生活に慣れて授業が理解できるようになるまで、かなりのストレスを覚悟しなければならないからです。 もちろん、当初の苦労は 後になってお子さんの財産になって戻ってくるわけですが、なかなか “のびのび” という心境に達しにくい側面は否めません。
それと、ご帰国が小学校修了後であれば、インター校からの帰国生を受け入れる中学校は多いのですけど、小学校段階で、きちんとケアしてもらえる学校は限られています。 また、日本の学校生活に慣れて、学習面でも自信をもてるようになるまで、海外在留期間の ほぼ半分(5年間海外ならば、帰国後2年半くらい) の期間を要するのが普通です。
最近は、公立校でも 6年制の中学・高校一貫校が 増えてきていますので、あまり深刻にお考えいただくと困るのですが、現状では、数年後に公立中学校から高校受験を考える場合、帰国子女枠で受験することは難しいといわざるを得ません。 その分、ご帰国後も 人並み以上の努力(とくに日本の地理や歴史・伝統文化、理科の実験学習などで) が必要になります。
最近は、日本人学校でも 英会話、現地理解教育が充実してきていますので、「日本人学校では、英語の力や国際理解が疎かになる」というご心配はないと思います。 私の長女は中1、長男は小6の修了まで マレーシアの日本人学校で学んで帰国し、公立中学校に入りましたが、英語は得意科目でした。
他方、インター校からの帰国生にも、優秀なお子さんは たくさんおられます。 世界中に友達ができて、年末にはクリスマスカードの交換が楽しくてしようがないという話も よく耳にします。 活発なお子さんで、何にでも興味・関心をもたれるような性格であれば、インター校での教育も 捨てがたい良さがあるのです。
要は、お子さんが どれだけ楽しい学校生活を送れるかですから、学校を決められる前に、お子さんと一緒に できるだけ多くの学校を見て回られることをお勧めします。

◎「日本人学校とESLについて」
Q. 大阪の大学4回生です。 現在、卒業論文で「なぜアメリカには日本人学校が2校しかないのか?」ということについて調べています。 それと、ESLの資金は どこから賄われているのか ご存知でしたら 教えていただけないでしょうか?
A. 日本人学校は、日本政府の学校ではありません。 その地域に在住する日本人が 子ども達の教育を確保するため、自主的な発意と熱意によって設立したものです。 具体的には、現地の日本人会等が設置主体となって 日本政府にその設置を申請し、その必要性が認められれば 設立されます。 運営に要する経費は、基本的には授業料や入学金で賄われますが、校舎建設などの際には、各企業・団体の寄付金が募られます(指定寄付金で免税措置)
つまり、2校しかないということは、他の地域では邦人社会が、それほど必要性を訴えてはいないということでもあります。 もちろん、希望が全くない訳ではないのですが、世界各地から設置希望が出されていますから、「必要性」と同時に「緊急性」が問われて、まず合衆国では認められないということなのです。
他方で、現地校のESLに“ただ乗り”できているという現実もあります。 運営費は、その地域の地方税で賄われている のですが、転入生は、その日から“教育を受ける権利”を主張できます。「数年で“合衆国市民にならずに帰国”してしまう子のために、何故これ程税金を使うのか」という議論は 1990年頃から続いていますが、ともすると 邦人に対する風当たりが強くなり、日本人会等で寄付したり ボランティア活動をしたりせざるを得ない地域もあります。
現在、日本に来ている外国籍の子どものために“JSL”を設けている学校が いくつあるでしょうか? 海外で 40年以上にわたって ESLの恩恵を受けてきた日本人は、知らない振りはできませんね。

◎「ESLについて」
Q. 私は今、高校3年生で、アメリカの多文化教育について論文を書いています。 ESLについて調べているのですが なかなかいい資料が見つかりません。 ESLとは どのような条件の子どもが受けるものなのか、授業内容などについて、ぜひ教えてください。
A. 「ESL」といっても様々な形があるのですが、一般的には 「英語圏以外で育った子に(母国語としての)英語を“取り出し指導”すること」という意味で使われています。 つまり、日本で生まれた子がアメリカに行って、英語での教育についていけるような特別指導を受ければ、それがESLです。 指導を受けられる条件は、各地域の教育委員会によりますし(経費は市町村負担)、ESLのない学校も少なくありません。 授業内容は、これまた千差万別で、テキストを全く使わない例もあります。 しかし、できるだけ早く普通学級の授業についていけるようになることが目的ですから、こだわる必要もありません。
問題は、アメリカなどで「せっかく指導しても、日本の子どもは数年で帰国して、それっきり英語を忘れてしまう」という根強い誤解に どう対処するかです。 地域社会に溶け込まず、日本の塾に通いながら 現地校に来られては、“米国市民”の教育現場としては困る訳です。 ESLが実質的に「日本人の隔離教室」と なってきている例も見られるようになってもいます。

◎「CAPって何ですか?」
Q. 最近、子どもを 巡る事件で「CAP」ということを聞きますが、辞書には載ってないみたいです。 児童福祉運動なのか、教育法のことなのかも よく分かりません。
A. 子どもへの暴力防止(Child Assault Prevention)」のことですね。「児童虐待を早期に発見するために、被害者の子ども自身が 自己の被害を訴え出易い条件を整えよう」という運動です。子ども達の人権意識を育てることにより、心身を傷つける暴力から身を守る方法を教えていくプログラム自体も、CAPと呼びます。
1978年に アメリカのオハイオ州コロンバスで始まったものですが、きっかけは 小学2年の少女のレイプ事件でした。 周囲の子ども達の多くが 恐怖心から情緒不安定になったため、「レイプ救援センター(WAR)」が中心になって、子ども達の心の傷を癒す活動を始めました。 その後、この運動は世界12カ国に広がり、日本では 1996年から本格的に展開されています。
「自分の身体は、かけがえのないものであり、子どもには自分を守る権利がある」 「自分を守るためには、大人の命令を聞いてはいけない場合がある」 「被害を受けたら、それを誰かに話す必要がある」……これらをロールプレイなどを通じて 子どもに教え、自己防衛力をつけさせようとするものですが、地域コミュニティの支援が条件となります。 子どもの人格を認め、地域全体で子どもたちを見守るセキュリティー網の大切さを、改めて認識する必要があります。 日本国内の活動状況はCAPセンター・JAPAN のサイトをご覧ください。

◎「上海日本人学校の高等部について」
Q. 中3の息子を連れて上海に赴任すべきかどうか、悩んでいます。 日本人学校に高等部があるそうですが、進学実績などが分かりません。
A. お子さんを帯同されるかどうかは、ご本人の気持ちを大事にして上げてください。 まず、@18歳まで親と一緒に暮らしたいかどうか (学校の寮に入ってでも 日本の高校に通いたいか)、A理学部や工学部など 大学の理数系学部に進学したいかどうか、の二つの判断基準を設けます。 従来は、Aの理数系の学部を志望する場合は 国内に留まるしかなかったのですが、日本人学校に高等部ができることで、上海で一緒に暮らす選択肢ができたわけです。
ご心配なのは、むしろ 高等部の教育の質・レベルなのではないかと推察します。 2017年度の入試が終わった段階で 4期生までの卒業生は 146名いますが、東大を含む国立大学に9名、公立大学に5名と、約1割が国公立に合格しています。 私立では、関東で 早慶上理27名、GMARCH30名 (10校合わせて39%)、関西の関関同立37名(25%)、中部地区では中京大学11名(8%) など、ほとんどが第一志望校に進学しています。 詳しくは、大学入試合格者数一覧(5期生の浪人は未定) をご参照ください。 なお、南山大学は 卒業生としては1名ですが、親の都合により 高校3年で帰国した生徒を、国内生とは別枠で 毎年数名受け入れていますことも申し添えます。 また、学校生活等については、上海高等部ホームページ新聞記事等をご覧ください。
老婆心ながら、企業人や大学関係者から見れば、海外で高校まで学んだ生徒は 非常に貴重です。 まして、日本人としての素養を高めながら 上海で育った生徒は、多少のことには目をつむってでも欲しい人材であることを、お父様が一番ご存知のはずです。

◎「帰国直前の日本語フォロー」
Q. 半年後の本帰国が決まりました。 小学5年の子が現地校に通っているのですが、帰国までの限られた期間に日本語を何とかしたいと考えています。 親ができることは、何かありませんか?
A. 帰国準備の多忙の中で 親御さんにお願いしたいのは、子どもの気持ちに寄り添い、話すことを ひたすら聞いてあげることです。 料理や裁縫などをしながらでも構いません。 その上で、国語や社会・理科の教科書を大きな声で音読させるようにすると、日本語のリズムや語彙力は格段に伸びます。 読み間違えは、優しく教えるだけにして、決して叱ってはいけません。 読み終わったら、必ず 「よくできたね」 と褒めます。 「もう少し上手に…」 等は禁句です。
親御さん、とくに お父様にやっていただきたいのは、「200字日記」 の訓練です。 最初に 「伝えたいことor感じたこと」、次に 「その理由」を2〜4コ、最後に 「だからこうする」 という結論を書くわけです。 書いた日記が、この形に整っていたら、褒めてあげてください。 その上で、何かアドバイスをしてあげます。 最初の内は、ていねいに添削してあげるとよいでしょう。
社会人になれば、稟議書や企画書を書かなければ仕事ができないのですが、上司や管理職は、カバーページの200字分しか 普通は読みません。 毎日それをご覧になっているお父様にこそ、“その日にあったことや感じたこと” を、そのフォーマットで表現することに付き合っていただきたいのです。 200字以内でないと子どもは長続きしませんし、お父様も読むのが嫌になってしまいます。 200字を守っていれば、効果は直ぐに現れます。 とりわけ年長者との意思疎通がよくなりますので、面接試験対策としても有効です。



このページのトップ
H O M E