2位:DEATH NOTE (C)
アニメ&マンガランキング、栄えある第2位はっ! それこそが本作…『デスノ』である!! ちなみに『TOA』の某ブタザルとは、何も関係ない(笑)
ともかく4位『NOIR』の項で「ここから上は全部マンガ作品」と言った通り、本作は総合2位であると同時にマンガ作品の2位でもある。あとはしいて挙げるとすれば、ジャンプ作品だとコレが1位だってトコロか。数えちゃいないが、やっぱりオレのランク内でもジャンプはかなり多いだろうし、そのトップっていうのはけっこう凄い…んだと思う。まぁオレ個人としては、「ジャンプ1位」ってことより「総合2位」って事実の方がずっと思い入れは深いんだよ!
そりゃオレ以外の人にとっては、それこそどうでもいい話だとは思う。だが当人にとっては、やはり感慨にふけりたくもなるというもの。もっともオレだって20年ちょっとしか生きていない身ではあるが、そんな短い人生だからとて、「自らが世界で2番目に好きなマンガ」だなんて…いやがうえにも気合は入るさ。もちろんそれはオレに限らず、誰だってそういうモンだろうけどな。
とりあえず、この『デスノ』という作品。この順位なのだから当然だが、オレも相当以上に本作の大ファンである。
そもそも、もともとはオレ自身じゃなく友人F志が集めていたマンガで、アイツが新巻発売のたびにオレにも本を貸してくれていたのが始まりで。そしてオレは1巻を借りたときから、「こりゃ面白ぇ!」と本気でハマってな…。そりゃF志も随分な『デスノ』ファンだったが、借りたオレにしてもF志と同等以上に没入し、結局は「12巻まで全部読み終えてから、自分で1〜12巻まで買い直した」くらいだった。F志にしてみりゃ、なら最初から自分で買えや! …って心境だったかもしれんが…ともかくアレだ。後に発売された13巻(データブック)は、2人して仲良く買ったもんだよ(笑)
そしてオレは現在でこそ、「オレが好きなマンガは知略系だ」と、人から好きなジャンルを尋ねられた際に迷わず答えている。それはもちろん、他に読んでるマンガ・好きなジャンルも色々あるわけだから、「あえてひとつを選ぶとすれば」ではあるが。しかしながらオレが「そういう趣向」になった一因は、間違いなく本作にもあるだろうことは想像に難くない! いやはや、責任を取ってもらいたいモンだ(笑)
そしてなにより本作の魅力といったら、やはりその「シナリオ」という一点に尽きる! 確かにオレは超が付くほどのライトファンであり、そういう意味ではキャラ魅力も高いと思う。だがそうじゃない。もはやそれら諸々が些末な要素にしか感じられないほどに、そのシナリオは格別だった!!
バトルマンガが台頭する少年ジャンプにおいて、派手な戦闘描写ではなく文字とストーリーで攻め、「静かな臨場感」と「物語の迫力」で圧倒した本作。
オープニングからエンディングに至るまで常に緊張感が漂う作風と、先の展開に思いを馳せずにはいられないプロットには心震えた。
それに本作は、「良い意味でネタマンガにもなり得る」という部分がまた大きな魅力だとも思う。何度も読み返すうち、グングン味が深まるスルメとでもいうか…。シリアスに感じる面白さ、ギャグにも見える面白さ…など、本作が内包する雑多な魅力は、もはや中毒的とすら思えるなぁ……。