26位:最遊記 (A/C)

他の作品は、シリーズモノであれ1作1作を個別にランクすることが多かったこのランキングだが…本作はそれぞれの作風・時系列・背後関係等に殆ど差異が無い(ようにオレは感じている)ため、別個ランクにしようにも、結局全部がここらへんの同じ順位に固まってしまいそうだった。
よって本作に関してはマンガ『最遊記』『RELOAD』『外伝』とアニメ『幻想魔伝』『RELOAD』『GUNLOCK』の全てを統合した順位にさせていただきます!
もっとも「多い=高順位」が無条件に決まってるわけじゃないけどさ(笑) あ、それと『GUNLOCK』は全部観てませんのであしからずッ!!

さて…ともかく本作。以前『鋼錬』の項でも同じ話をした通り、ジャンル表記が「A/C」だけに、コレもアニメ→マンガという流れで入ってきた作品だ。
もっとも実際のところ、原作ファンはアニメを観たときガッカリしたらしいけどな。でも、それも致し方ないか…。なにしろ描き込みの丁寧さと美麗さにかけては、比類なき原作者の峰倉さんだ。あのクオリティをアニメで再現しようと思ったら、どれだけの手間がかかるかわかったもんじゃないからな(笑)
だがオレはアニメから入ってきたためそんなガッカリも感じず、アニメ観て楽しい! マンガ読んで嬉しい! という一石二鳥(?)の面白さを受け取れたのさ!!
冒険ファンタジーでありながら、峰倉さん独特の作風で心内描写の秀逸さもまた凄まじく…これはホントに、老若男女関わらず楽しめる作品だと思う!

  25位:最強伝説 黒沢 (C)

『カイジ』や『天』なんかを色々と読み…確かに福本さんというのは、やっぱり常人と掛け離れた才能を有す方だとは常々思っていた。
だがそんなオレが、その考えを更に昇華させ…「いや、あの人は天才だ!」と思うに至ったのが、この作品を読み終えた瞬間だったんだよ!!
ちなみに読んだ順序がマンガの連載順序と一致してないのは、オレが初めて福本さん作品を読んだのが、実際かなり最近になってからだから。
最初に『カイジ』を読んでその作風に魅せられたことを皮切りに、オレも過去の作品に遡ってまで、どっぷりと福本ワールドに浸かってきたものだ(笑)

ともあれ、この作品。その雰囲気は確かに福本作品の「ソレ」であるのは間違いない…が、本作の魅力は「ソレ以上」の場所にこそあったんだよ!
そもそも福本作品じゃなくとも「主人公が40越えのオヤジ」という時点で、もはや「普通のマンガ」とは一線を画していたように思う本作。更に言うなら「変わっていた」のは決してその部分だけじゃなく、ストーリー展開そのものが相当に独特だったとオレは思うわけさ!!
まず読んでいてオドロキだったのは、(最初の1,2巻あたりは特に)「何を主題に据えたマンガなのかが解らない」というトコロだった。これは決して悪いだけの意味じゃないんだが、作品の方向性が見えないことは少々不安だったものだ。だが読み進めるにつれ、「その味」が存分に解ってきたんだよ!!

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