30位:鋼の錬金術師 (A/C)

珍しく、ジャンルが「A/C」のダブル表記だったりするな。というのもコレは、原作ではなくまずアニメでその存在を知ったため、最初にソレで1話から最終話まで全部を観た。そしてその後にようやくマンガを読み始め、これまた1巻から最新巻まで読んでいるんだが…。オレにとっては、「その順序」こそが重要だったわけだよ! というのもオレは「原作至上主義」とまでは言わないが、「マイナーチェンジはあるとはいえ、基本的には同じストーリー」である作品を2つの媒体で接するのもアレだな…という考え方をしているためだ。そのため普通ならアニメかマンガか…ともかく原作だけを観て満足しちまうんだが、『鋼錬』の場合は最初に観たのが原作じゃない方だったからな(笑) そのため、オレとしても異例な「ダブル表記」になったわけだ。

ただもちろん、オレがアニメを観た後にマンガを読んだのは「とりあえず原作も知りたかったから」なんていう薄っぺらな理由じゃないぞ! いくら暇人日本代表のオレだとて、面白くもない作品に2倍の時間を割くほど物好きじゃない。つまりアニメを観た時点でその雰囲気に惚れ込み、世界観に心奪われたからこそ、オレは本作に対して「両媒体で触れてみよう」という気持ちにさせられたんだ。そしてその判断は…結果的には本当に「正解」だった。
コレはアニメとマンガ、それぞれが「それぞれの魅力」に溢れていた! ニーナちゃんやヒューズさんのシーンは、2度観て2度泣いたくらいだ……。

  29位:げんしけん (C)

ついさっきランクインした『スピカ』(31位)と同じく、友人Mックンから薦められたマンガがコレ。そしてこの順位を見ての通り、また相当にハマったんだ!!
そりゃアイツの鑑識眼を舐めていたワケじゃないが、これだけ面白い作品を続けて見せてくれたことで、やはり見直したという部分も大きいな(笑)
ともかく全巻一気に借りたため、あれよあれよとオレも一気に読み進め、そして2周目も一気に読み進め…と、我ながらかなり没入した状態だった。
なによりも意外だったのは…それまで本作の概要について小耳に挟んだイメージと、実際読んでみたイメージとでは、その実かなり印象が違ったということだ! そしてその部分は確かに「意外」であったと同時に、本作における多大なる「魅力」にもなっていたのである!!

ともかく本作に対し、実際読む前に抱いていたオレのイメージ…そして同時に本作の対外的な触込みは、やはり「オタクマンガ」というモノだった思う。それはもちろんコレが「オタク向けのマンガ」というニュアンスではなく、単純明快に「オタクを描いたマンガ」である…という意味ね(笑)
もちろんある意味では…というか表面的には、そのイメージ(オタクマンガ)も間違ってはいない。確かに本作は、オタクの日常(?)を描いた作品だ。
だがMックンの言葉を借りるとするならば、コレは本当に「空気を描けている」作品だと強く思うわけさ! 「雰囲気の見せ方」が秀逸すぎるッ!!

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