33位:エンジェルハート (C)
単行本1巻にも書かれていた通り、コレは『シティハン』(以下CH)の続編じゃなくてあくまで「パラレルワールド」だからな(笑) だからオレも、その言葉をそのまま受ける形で、コレを『CH』と別個の作品として読もうとしていた。とはいえ当初は、さすがに自分の心を完全に律することはできず、そのため本作を読みながらもやっぱり「CHのイメージ」が脳内に付きまとって離れなかった時期もあったのだが…。だけども、今ではこんな感じで!
ともかく最初は「やっぱり、後に作られた『AH』が『CH』のオマケ」という思いで読んでいたため、作品に対する好き度も「C>A」だったものだ。だけど読み進めるうちに、いつしか『AH』独自の魅力というか、つまり『CH』という有名作品の印象に引っ張られることがない単一の魅力というモノにどんどん気付いてきたんだよ! その結果として、今では58位の『CH』に対して『AH』が33位というわけだ!!
ともかく『CH』の作風が、ギャグとシリアスの二刀流だったことに対し…本作はギャグを抑えた代わりにシリアス色が強く、更にはバトル描写と共に人間心理の描き込みに力を入れているように感じた。そしてその作風が、オレの琴線を強く刺激したんだ。
32位:LIAR GAME (C)
最近ドラマでもやっていたらしいが…ドラマに興味が無いオレは、ソレが「マンガ原作作品」であることさえも知らなかった(笑) そんなオレではあるが、人から「面白いよ」と薦められたことを契機としてようやく本作の存在を知り、最初は「なんとなく」という気持ちで読み始めたのだが……。
ともかくこれが、本当に…本当に面白かった! 人から薦められたものであっても、ソレが好みじゃなかったら社交辞令で「面白い」と言うことは好きじゃないオレだけに、コレは間違いなくオレの本心だ。未だ4巻しか発売されていない本作ながら、それでも「もう少しでトップ30に入る!」ってくらいにハマり込んだわけで…。たとえば「最近読んだから、必要以上に好きだと思い込んでいる」とか、もはやそんなレベルじゃない!
そもそも未完・かつ1桁巻数しか発売されていないマンガ作品の中では、嘘偽り無く「現時点で1番好き」なのが『ライアーゲーム』なのだから!!
ともかくオレが頭脳戦・知略戦を主とする作品を好きになったのは、恐らく『スパイラル』『デスノート』という2つの作品を読み、ハマったのが最初の原因だと思う。だがその2作が終了を迎えた今…オレはまさに、本作にこそ「未来を賭けて」いるわけだ! …って、ちょっと言い方が大袈裟だったか(笑)
31位:ふたつのスピカ (C)
友人Mックンが大絶賛しており、「お前も読んでみろ、面白いから!」と、現在発売されている最新巻までを一気に貸してくれたのが始まりだ。そしてオレもその気迫に押され、それじゃあと読み始めたわけなんだが…。いやはや、これはなんつーか…「本当にメチャクチャ面白かった」んだよ!!
というかコレは、本当に新人のマンガ家さんが描いた作品…というか「描ける」作品なのか!? そりゃ「新人だからつまらない」というのが定理だとは思わないし、初連載が大ヒット! なんてことも珍しいわけじゃないが…。ここで言ってるのは、面白い面白くないとかそういうハナシじゃなくて!!
なんつーか、この作品は「間の取り方」や「カットの割り方」といった部分が相当に卓越していると思うんだよ! そりゃオレは素人だから、技術についてどうこう言えるわけじゃない。ただあくまで一読者として、オレはそれらの描き方に惹かれている己を意識したんだ!
だが当然、コマ割りが凄けりゃマンガは面白い…なんてワケもない! 言うまでも無いが、もちろんストーリーの面白さは前提としての話だぞ!
そりゃ、燃える展開・萌える展開があるわけじゃない。だが本作は「雰囲気を読むマンガ」だと心から思う! 世界観の魅力が半端じゃないんだ!!