39位:フルメタル・パニック! The Second Raid (A)
アニメ版『フルメタ』の最終章がここに登場! …って、別にまだ「最終章」と決まったわけじゃないのか? まぁ少なくとも、現時点での最終章ってヤツだ。
しかし初代『フルメタ』と第2作『ふもっふ』の作風が大きく異なっていたことと同様に、この『TSR』も同じシリーズとはいえ、また前2作と雰囲気の差異が大きい作品だった! そもそもアニメを視聴し雰囲気の違いに気付く…という以前に、前提として「R-15指定」だった本作だ。もちろん前2作には年齢制限など無かったわけで、それだけでも『TSR』がある意味で「特殊な作品」だって事実が解るだろうと思う。
ともかくオレ個人としては『ふもっふ』も十分に好き(そもそも66位にランクしてる)とはいえ、やはり「100%コメディ」ってのもそれはそれでパンチ力に欠けてしまうものだと思う。もっともその点『TSR』は「100%シリアス」に近いわけで、こっちはこっちで極端と言えなくもないが…。
しかしながら前作で十分「学園コメディ」の面白さは堪能したので、本作がシリアス路線を貫いたことで双方の魅力を感じることができたのも事実だ。全体の話数は少ないものの、ハードな雰囲気であるため「それくらいでちょうど良い」ようにも感じられるしな。やっぱり好きなアニメだぜ!
  38位:ハヤテのごとく! (C)
連載しているのは少年誌(サンデー)なので分類的には「少年マンガ」だが、雰囲気としては少女マンガに近い気もする本作。かといって一筋縄で評することができるシンプルな少女マンガではなく、これまた特殊な雰囲気を内包した作品…といったところか? ともかくコレは、かなり好きな作品なんだ。
ちなみに『MAJOR』『ARMS』『うえき』『烈火』など…ジャンプほどじゃないがそこそこ読んできたサンデー作品の中で、オレが現在一番好きなのも本作だったりする。新しい(連載中の)作品ながらそれだけ好きだってことで、オレにとってもやはり特別な思いを抱いている作品でもあるわけだ。
ともあれ、この『ハヤテ』。昨今流行の「メイドモノ」ではなく「バトラー(執事)モノ」とでも言うか…。「お嬢様に仕える執事」を主役に据えたマンガということで、(特に少年誌連載としては)珍しいタイプの作品ではないだろうか。とはいえその面白さは本物で、当然ながら男が読んでも十分以上に楽しめる! …というかもともと少年マンガだし、人気投票のトップも女性のヒナギクさんだしで、やっぱり読者数も男の方が多いんだろうが(笑)
随所に他作のパロディを配置するところや、ギャグを基調としたシリアスストーリーを展開するのもオレ好みの作風。最近の大ヒットってヤツです!
  37位:MADLAX (A)
美少女ガンアクションシリーズ第2作。『NOIR』の次で、『エル・カザド』の前だ。しかし3部作と言いつつ、3作それぞれの作風が大きく違う本シリーズだけに、この『MADLAX』も独特の魅力が迸る作品だった! オレはDVDで全話を視聴することになったんだが、アニメを1日5話以上連続で観ると若干疲れてしまうオレながらも、本作は全26話を3日もかからず観終えてしまった! これはオレにとってもなかなか異例の記録であったりする。
(余談だがアニメ好きのオレながら、なぜ5話程度で疲れを覚えるのかは不明。しかしゲームなら5時間10時間の連続プレイを何の苦も無くできることを考えると、恐らく自分の意思で指を動かし続けるゲームに対し、「ただ画面を眺め続ける」行動を2時間も続けると肉体が飽きてしまうからだろう)
ともかく本作は、前作『NOIR』よりも「ガンアクション」という部分の自己主張を抑えた代わりに、「深みのあるストーリー」に主眼を置いた作品だ。専門用語の乱発により、気合を入れて観ないことには話の概略を理解することさえも難しいが…だがそういった作品こそ、もともと難解作品を好むオレにとっては望むところだった! ただサブに好きキャラが固まってしまった分、メインのマドラックス&マーガレットを好きになれなかったという難点もアリ(笑)
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