57位:スクールランブル (C)
タイトルだけは知っていたし、それに時折チラリとアニメで観たりもした。だけどそれでも実際にマンガを読んでみるまで、この作品が「どんな作品」なのかは全く判らなかったし、想像もできなかった。というかマンガを読み始めてからでさえ、最初の1巻2巻を読んだ限りでは「スクランの雰囲気」を手中にするまでには至らず…。オレとしても色々と戸惑いを抱きながら、半ば惰性のような感じでこの作品と付き合っていたもんだ(笑)
だがしかし、読み進めていくうちにその気持ちも一変! 最初は「作品の雰囲気が一点に定まってないから、どう楽しんだら良いものか…」と複雑な心境でいたんだが、今になってみるとその「雰囲気ユラユラ」な作風というのがまた『スクラン』の大きな魅力点じゃないか!? …と、逆に思えてきたんだよ!!
基本は学園モノ・かつ王道ラブコメを突っ走っているような本作だが、決してその枠に留まらないのがナイスポイントだ! 例えば延々と同じようなラブコメを見せられたら、オレは案外食傷気味になっちまうタイプなんだが…だけども『スクラン』ってのはその点において、まさに「オレ向き」な作品だった!
各回ごとに方向性や雰囲気が逐一異なってくるため、つまりは飽きずに楽しめる! ヒロインの天満ちゃんは…あまり好みじゃなかったりもするが(笑)
56位:新機動戦記ガンダムW (A)
オレは『ガンダム』シリーズに関して、人より多くの作品を観てきたわけじゃない…というか、アニメファンとしてはかなり少ない方だろうと思う。
なにしろ、きちんと観たのはせいぜいが5,6作。今や20作以上を数えるシリーズの中では4分の1に過ぎず、これでは俗に「ガンオタ」と呼ばれる方々と比べれば見劣りするのも止む無しといったところだが(笑) ともかくそんなオレが「初めてハマったガンダム」というのが…実はコレだったりする。
そもそもオレがこの作品を知るに至ったのは、今は昔…「オレが初めてプレイしたスパロボ」でもある『スパロボF』をプレイしたことが原因だったり。
しかし当時ロボットアニメに疎かったオレは、全部で20を超える参戦作品のうち『エヴァ』と『トップをねらえ!』(OVA版)くらいしかきちんと観ていなかった・知らなかったという凄惨たる状況だった。しかし運命の流れってのは、妙な奇縁があるモンだ。なまじ「お気に入りの作品」が存在しなかったがため、オレはこのゲームに登場した「自分の知らない作品の機体やキャラ」に対しても積極的に興味を持つようになり…そしてその結果として最も興味を持ったのがこの『ガンダムW』であり、今じゃ全話を視聴しこれほどの好き作品にもなっているのだから! ちなみにキャラよりも、MSの造型のが好き。
55位:ラーゼフォン (A)
コレもまた、上記『ガンダムW』と同じく『スパロボ』繋がりの作品だったりする。しかし上記が「スパロボによってこの作品を知った」というモノであることに対し、『ラーゼフォン』の場合はその「順序」が逆なんだ。つまりは当時最新作として発表された『スパロボMX』に本作が参戦することを知ったオレは、もともと『MX』を買う予定でもあったため、ゲームをより楽しむためにも「事前に色んな(ゲームに登場する)作品を観ておく」ことが不可欠だと考えた。そしてオレはその考え通り、『MX』発売までの間に5作ほどのアニメを連続視聴したんだが…その中のひとつというのが、コレだったわけだよ!
しかし当初はそのように「発売するゲームのための予習」なんていう軽い気持ち・かつ不純な(?)面持ちで視聴を始めた本作なれど、観ていくうちにその気持ちも大いに変化させられた! というか最初の5話を過ぎたあたりからは、もう『MX』のことなど思考から消去(笑) 単純にひとつのアニメ作品として、オレはこの『ラーゼフォン』に没入することになった。なによりその幻想的・かつ難解ながら魅力的なストーリーが、オレの琴線を強く刺激したんだ!!
特に朝比奈が命を落とすことになった「第19楽章 ブルーフレンド」。悲劇の極みとも言えるあの話には、本気で涙したものだ…。