20位:花山 薫
「まだやるかい」
刃牙戦、克己戦、スペック戦と……この人が関わる闘いというものは、どれもこれもが名バウトになる。
「男が惚れる漢の喧嘩」っていうフレーズ……。いや、まさにその通りだと思う。言葉も出ないような激しいバトルを、花山さんはいつも見せてくれた。
ただし、そんな花山さんも20位。『刃牙』ファン全体の平均値から考えれば、これはかなり低めの順位だろうと思うが。
  19位:鎬 ミ昇
「だが今のわたしは烈海王にだって勝てる!!!」
確かにアナタは強くなったが、さすがにこれは言いすぎだろ!! 勇次郎に挑戦しようとした兄貴がいたかと思えば、あの兄にして弟ありだ。
むしろ自分を負かした渋川先生でなく、またトーナメント優勝・準優勝の範馬兄弟でもなく、なぜに比較対象が烈さんなの? それだけ畏怖したのか?
ともかく負けは多い(勝ってない)が、なぜかヘタレというイメージは無いミ昇。それゆえ噛ませ犬には使われ易いのだが……。
  18位:愚地 克巳
「この試合のキャッチ・コピーを知ってるかい、烈海王君。核兵器VS竹ヤリ……」
オレの持っている単行本ではちゃんと「核」です。ある意味「格」の方が良かったんですけどね。
それはともかく、このシーンにおける克巳からは、加藤じゃないが「か……ッ、勝てるぜ大将!!!」というほどのオーラを感じられたよ。
そしてだからこそ、烈さんによるワンパンノックアウトが印象的すぎてたまらない。克巳が最も輝いたシーンがあそことか言ったら怒られるかな?
  17位:ガイア
「わたしがその気になれば全ての競技の世界記録を塗り変えることだって可能なのだよ………」
『刃牙』で強かったキャラは、『BAKI』において再登場するとヘタレるという法則がある。そんな中、このガイアは稀有なキャラだろう。
昔も十分強敵であったにも関わらず、『BAKI』でもその強さ・魅力は失われていない。まあ、「あそこでガイアかよ!!」という驚きはあったけどな。
ところで、オーガと並び称されるという設定は痛かった。あの鬼親父と下手に関わったキャラの末路がどうなるか、考えずともわかるだろうよ……。
  16位:マウント斗羽
「しかし30年間殴られ続けたこの身体!! 打撃では決して倒れん!!」
オレは、別にプロレスファンじゃあない。しかしながら、この人の魅力というのは震えるほどに感じられたよ。
もう、とにかく格好良すぎ!! そして強え!! 刃牙とこの人とのバトルは、地下闘技場編を代表するにふさわしい闘いであったと思う。
試合終了後、「10年前の斗羽さんなら最後のチョップで首をヘシ折っていたハズだ」と言った刃牙の台詞が心に強く焼き付いている。
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