「ファイナルファンタジーということ。」
それをキャッチコピーとした『IX』のCMには、心底感動できるものがあった。

『FFIX』……それこそ、「FF」というエッセンスの集大成とも形容できるソフトである。

オープニングからエンディングまで、とにかく「これがFFだ!」という感じ。
もちろんそういった「決め付け」「懐古趣味」には、常に批判的な意見が存在するだろう。
ただオレは、オープニング……バクーとのバトルの際にあの戦闘テーマが流れただけで…… すなわちあのイントロを聴いただけで、こう全身に「ぶわっ!」と来るものがあったよ……。

エンディングも秀逸だが、ベストシーンはやはり魔の森を脱出するところ。
「ブランクの兄貴ィィィ!!」と叫びたくなるよな、あそこは……。

あえて難点を挙げるとすれば、ラスボス……すなわち「永遠の闇」が、とにかく意味不明なトコか。
何が意味不明って…… いかにラスボスとはいえ、あそこまで唐突に登場するヤツってのもそうはいないだろうってこと。

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