14位:ナルセス・ピローニ (サガフロンティア2)
「ようだ、ではない。豊富なのだ。取り分が半分なら乗ろう」
「それじゃあな、ウィル。実を言うとな、私は寒いのが嫌いなんだ」
「タイクーンとか呼ばれて相当いい気になっているな。来い、ウィル。私が根性を叩き直してやる」
「一人で! 無謀な事をすれば勇気の証明だと思っているのか、ガキめ」
なんというか、「毒舌キャラ」ってのは普通勝ち気な女の子とかに多いんじゃないのか!? しかもツンデレという二重奏だし(笑)。ともかくナルセスさんのイカすところといえば、何は無くともその毒舌っぷり! そしてベテラン術師っぷり! 更にはつっけんどんな様でいて、その実面倒見が良いっぷりだ!!
序盤のウィルパーティーにおけるナルセスさんは、やっぱ色んな意味で冒険の要だった。経験豊富なベテランヴィジランツとして、嫌味で自信に満ちた言動を交えつつもウィルたちを影からサポートしてくれる。それは微笑ましくもあり、そして頼もしくもあった。
「これで最後だ」と言いながらグラン・ヴァレ踏破を手伝ってくれたり、天狗になったウィルを咎めようとしたり。血気盛んで喧嘩っ早い性格が基本なんだけど、仲間に対しては何かと気にかけて手助けしてくれる。
そんなナルセスさんはやっぱ素敵だ! 正直めっちゃカッコイイです!!
13位:ラウ・ル・クルーゼ (機動戦士ガンダムSEED)
「私のではない! これが人の夢、人の望み、人の業ッ!!!」
「君の歌は好きだったがね……。だが世界は歌のように優しくはない!!!」
「この憎しみの眼と心と、引き金を引く指しか持たぬ者たちの世界で!! 何を信じる、何故信じる!?」
「知らぬさ! 所詮人は己の知る事しか知らぬ!!!」
この人はホント……ヤバイ! ヤバイほどイカす! ヤバイほどナイス! あの超ハイテンション&マシンガントークのレベルは既に人外の領域に達している!
つーか正直……。「クルーゼ」という個人ただ一人のチカラによって、『SEED』という作品全体の面白さが3割ほど底上げされたってくらいにまで思ってるからさ、オレは!!
クルーゼがプロヴィデンスを駆り暴れ回るあの最終決戦が無かったら、オレは『SEED』をここまで好きになってねえから!!
とにかく、それまでの振りというか作品の流れがマズかった。敵軍の隊長という位置付けながら、ガンダムパイロットではないため出番に乏しかった序〜中盤。
主な活躍場所は戦艦内だけに留まって司令塔の役目を担っていたため、イメージ的には確実に「参謀タイプ」と化していたこの人。
それが最後にアレだよ、アレ!! 攻撃する時もされる時も、撃っても撃たれても、更には吹き飛び中でも止まることなく喋り続けるあのお姿! 最高だッ!!