20位:烈海王 (グラップラー刃牙 シリーズ)

「『黄河は水たまりを叱りはしない』ということわざがあるがわたしの考えは違う」
「キサマ等の居る場所は既に――我々が2000年前に通過した場所だッッッ!!!」
「私は一向に構わんッ!!」
「キサマは……キサマは中国武術を嘗めたッッッ!!!」

曰く、魔拳・烈海王! 中国四千年の歴史をその身に体現する男がここに見参だ!! いやはや本当に好きなんですよ、烈さん。
さて烈さんの第一の魅力といったら、やっぱり「ヘタれない」ところだとオレは思う! そもそも『刃牙』というマンガは、治外法権の超危険領域なんだ。 最強オーラを身にまとった無敵の巨人が実は今世紀最大の噛ませ犬だったり(ガー○ン)、ついさっきまで主人公と激戦を演じていた戦士が数日後には見事に喰われていたり(ガ○ア)、安全という言葉など存在しないテリトリーだ。
でも烈さんの類まれなるオーラといったらば、そんな圧力などものともしない! 『刃牙』中盤からの参戦とはいえ、ついに『BAKI』のラストまでヘタレることなく乗り切ったのだ! その強さの描写、自尊心MAXなその性格、そして台詞……。どれをとっても憧れますって! いやマジで!!

  19位:ゼロス・ワイルダー (テイルズオブシンフォニア) ILLUST1 ILLUST2

「俺さまの本気……見せてやるよ! 喰らいな! シャイニング・バインド!!」
「だせぇ……死に方だぜ……」
「ロイドは『お前』。ジーニアスは『ガキ』」
「……そんなふうに周りがはれ物触るみたいにすると……。もっと落ち込むんだよ。ボケが」

男はカッコ良く、女は可愛く。ゲームやマンガにおいてはそれが「全ての基本」であり、ゆえにそんなキャラなど星の数ほど存在する。すなわちあるキャラ――この場合は男――に対して「カッコ良い」などという言葉を用いたところで、そこに如何ほどの価値があるのかは疑問だろう。
でも、ゼロス。コイツのカッコ良さというのは、そこから頭ひとつが抜きん出ているとオレは真に思うんだよ。もちろんゼロスが「カッコ良さのトップ」だなどと大それたことを言うつもりは無い。だけどコイツはカッコイイんだ! マジでカッコイイんだ!!
やっぱり、キーとなるのは「性格のギャップ」だろうな。二枚目半どころか完全三枚目というのがゼロスの身上(?)だというのに、奥底に秘められたそのカッコ良さといったらない! 三枚目にして二枚目という、その究極系がゼロスなんだ。へらへらしてる中で心に闇を秘めてる、ってのがな……。
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