第7位は、『スパイラル』よりカノン君!! もともと同作品の大ファンなオレとはいえ、カノン君以前のランクインは53位の理緒が最後。
そう考えると、自分がいかにカノン君びいきかってことが良くわかりますね(笑)。
なんせオレにしては珍しく、第一印象から一気に惚れ込んだくらいのお人ですから! オレは長い間見ていくことにより「段々とキャラへ愛着を形成していく」のが普通なんだけど、カノン君の場合は違ったってことさ!
「良い死を」の台詞と共にアイズへ刃を突き立てた時から、いやそれ以前アイズの回想に初登場した時から、オレはカノン君に惹かれていたんだ。
さてカノン君の魅力といったら、まずはその二重人格っぷりが筆頭だろう!
表はにこやか好青年、裏はご存知ガン・ウィズ・ウィング!! 表裏のギャップがあるキャラなど多数知っているとはいえ、カノン君のそれは本当に素敵!
「表がアレだから、裏になった時カッコイイ」とか、「裏がアレだから、表が微笑ましい」とかそんなんじゃなくて……。
要するにどっちの顔も十二分に素敵だからこそ、カノン君はこの順位にいるんだ。
なんといっても、似合うアイテムが「ぬいぐるみ」と「銃」だなんてなんとも素晴らしいでないの!!
表と裏がどちらも素敵。とはいえ、「どちらか」と問われたらオレはやっぱり「裏」を取る。
翼ある銃に形容されるその姿、極限の身体能力、戦闘反射という潜在意識……。それら全てが見るものを魅せつける。
カノン君の笑顔も確かに魅力ではあるけど、凛々しく引き締まり、ただそれでもどこか悲しみを帯びた彼の表情には心に響くモノがあるんだ。
そして……カノン君を語るにあたって外せないのが、彼の死に関する事柄であろう。
オレは確かにカノン君のファンだ。だから彼の死は文句無しに悲しかった。でも……それ以上にオレは何かを感じ取りたいんだ。
作品や作者さんに対し「カノン君を殺さないで!」と叫ぶことは誰にでもできる。でもオレは事実を、まずは事実として受け止めたい。
そうしてから、歩と同じくカノン君の死に何かしらの「意味」を感じ取るんだ。それが、カノン君に対する追悼にもなるのだから。