第9位は、『TOE』より主人公のリッド!! ある作品の男性主人公としては、堂々の総合No.1だ!! (逆を言えば、女性主人公にはまだ上がいる)
そもそもオレは「主人公」やら「ヒロイン」やらといった属性がなんだか苦手だったりするんだ。
程度の差こそあれ、きっと万人受けするようなキャラ設定が性に合わないんだろうな。
リッド以前の主人公となると、25位のシン(SEED)にまでさかのぼらなきゃいけないことからもそれが分かる。
でもリッド! コイツは……コイツにはそんな苦手意識など微塵も感じはしなかった!! そのカッコ良さのレベルが半端じゃなさすぎてさ!!
何がカッコイイって、まず筆頭はそのリッド節だよ!! 寝たり食べたり空を眺めたりが趣味で、やる気も希薄で、日々是平和が一番、ってなリッド。
特に序盤はそのイメージが顕著だし、半ばファラやメルディに巻き込まれる形で旅を「させられてる」リッドはホントに主人公? という感じだった。
でも、それが悪いってんでもなくて! そこがまた、リッドの大いなる魅力なんだよ!!
しかしながら! その「天性のやる気ナッシングさ」だけに留まらないのがこのリッドなんだ!!
確かにリッドは、確固たる自分の「信念」というモノは持っていないかもしれない。日々を平和に暮らしたいという気持ちが信念だと言うならそうかもしれないが、それはイマイチ受動的な信念だろう。
他の主人公には付き物の「熱さ」や「正義感」に、コイツはそう溢れているわけじゃないんだ。
しかし最終的にリッドは、世界のために危険な闘いの旅路を選択することになる。でも、それはリッドが正義の味方だからじゃない。
自分の、そして大切な仲間たちの平和を、未来を守る。そのために自分ができることをやる。できるからやる。リッドは、きっとそう考えていたんだと思う。
「俺の手で世界を守るんだーっ!!」という熱さが嫌いなわけじゃない。でもオレは、リッドにそれ以上の圧倒的なカッコ良さを感じたんだよ。
それと同時に、戦闘時の強さもこれまた光って! テイルズは最新作『アビス』まで全8作がリリースされているが、そこに登場する8人の主人公たちの中でも特出して光ってるのがリッドの強さだ!!
技の総数はもとより、なにせ極光術ですよ極光術! 強すぎでかつカッコ良すぎだ!!
秘奥義の「はしり」ということでもメチャクチャ印象深いしさ! 「龍虎……滅牙斬ッ!!!」とか、なんであんなにカッコ良いんだ!!?