92位:鳴海 歩 (スパイラル 〜推理の絆〜)
「させてみな」
「――二度と、こんなことしねーからな」
前ページの96位には、兄貴のキヨタカさんが悠々と控えている。そしてオレは、自信を持って言えることがある。
「もし仮にキヨタカさんの出番が他のメンバーくらいあったなら、確実に歩より好きになっていた!」と。
そう、これは歩の褒め言葉じゃない。だけど逆に言うならそんな不幸で微妙な歩くんも、コツコツと頑張ればこれくらい良いキャラになれるってこと!
そうとも! 地味主人公の鑑というようなコイツでも、第1話からず〜っと(現実時間で)何年間も見てれば愛着も湧くってことなのさ!
91位:玄奘三蔵 (幻想魔伝 最遊記)
「仏に会えば仏を殺せ。祖に会えば祖を殺せ」
「誰かのために死んでたまるか。残された誰かの痛みがわかるから」
あるキャラをカッコイイと思うとき、その「カッコイイ」はどの部分に対して抱く感情だろうか。
見た目? 動き? 台詞? 要素など無限にあるし、その全てを総合してカッコイイというのも普通だろう。オレだって大概はそうだ。
で、この三蔵! コイツはなんといっても、その「カッコ良さ」がある部分に特化しているんだ!! すなわち「生き方」と「考え方」!!
単純な暴力の権化じゃない。三蔵は妖怪を殺すが、彼は「殺す理由」をきちんと持っている、考えている。だから殺す。……カッコイイよな。
90位:トロワ・バートン (新機動戦記ガンダムW)
「こちらの戦力を把握する前に、行動を起こすべきではなかったな」
「ガンダムを見た者を、決して生かして帰すわけにはいかない」
ええと、とりあえず伏線回収?(笑) 忘れている人or気になる人は、201位を参照のほどお願いします!
それはそうと、『ウイング』勢ではNo.1の好きキャラ・トロワ。説明不要のような気もするが、このトロワは「本名不詳」のトロワです。
ヒイロが(一応)クールなだけに、同じクールキャラであるトロワには最初「個性が希薄」というイメージしか持っていなかった。それがどうだ!?
シュール&ウィットな台詞が満載で、活躍も多い! デスサイズを粉砕するシーンなんかは、デュオの「デスサイズ〜〜!!」という叫びとセットでかなり好き!!
89位:ローズレッド・ストラウス (ヴァンパイア 十字界)
「ま、いけるだろうな」
「ああそれ嘘。内臓潰れてても無理すれば動けるんだな」
『ヴァンパイア十字界』というこのマンガ、オレは好きだ。好きは好きでいいのだが、ひとつ問題がある。なんだかキャラが少ない、と。
いや確かに、言うほど少ないわけじゃない。ただ基本的にストラウスを中心として回っている物語のため、他キャラに愛着が湧きにくい。蓮火や森島も好きではあるけど、出番の少なさがネックになっているんだ。
そこで登場するのがこの男、ストラウス! 主人公が注目される作品なれば、主人公を好きになれば良いだけの話なのさ! 性格がすんごくナイスッス!!