6位:ガイ・セシル (テイルズオブジアビス) ILLUST
GGG…じゃ勇者王か(笑) よって正確に表記するなら、ガイラルディア・ガラン・ガルディオス!! 第6位は『TOA』より、ガイ様華麗に参上だ!
トップ10の中においても、唯一無二のナイス・ガイ。「素でキザな男」をこれでもかってほどに体現したガイの凄いところは、何よりそのキザっぷりが本当に「自然」なところだ! 別の言い方をすれば、「キザっぷりがネタにならないところ」…という感じだろうか。
要するに、普通は無理なんだよ! あれだけ歯の浮くような台詞を口走ろうものなら、ゲーム内において…そしてゲームをやってるプレイヤーからさえもツッコまれたり冷やかされたりネタにされたりするものだろう? そして、むしろそれが「普通の対応」だとさえオレは思う。
だけど、ガイに関してはその隙が無いッ! あれほどまでにキザな台詞を、あれほどまでにサラッと自然に口にされちゃあ…もはやツッコミの余地無し!!
例えばジューダスなんかの雰囲気が「カッコ良さの追求系」だと位置付けるならば…。ガイのそれは、まさに「自然なカッコ良さ」!
自分のキャラを演じたり作ったりする素振りを全く見せず、それでいて本当にカッコイイ。それこそが、ガイの最大魅力点だとオレは思うッ!!
しかしながら…上記を「最大魅力点」と位置付けつつも、ガイにはもうひとつ、これまた凄まじいまでに大きな魅力があるだろう!?
「カッコ良さ」と並ぶ、アイツのもうひとつの魅力。それは何より、アイツが本当に…本当の本当に「イイ奴」だったということだ!!
冗談じゃなくテイルズ史上No.1とさえ思えるほどのスーパーイイ奴っぷりは、しかしイヤミにはならず、完璧ともいえるバランスを保っている。
特に前半はルークがアレだっただけに、むしろガイの方が主役に見えたほど! いや違うな…アレだけ「イイ奴」を地で行く主役ってのも逆に異様だから、やっぱり主人公にはルークのが似合ってたか(笑) しかしそんなジョークがあながちジョークにならないってくらい、ガイの男前ぶりは卓越している。
「仇の息子」であり、本来は憎むべき対象であるハズのルーク。だけどガイはそんなルークを誰よりも信じ、他の皆がアイツを見限ったときでさえ、いつ戻るかさえ定かではない…というか戻ってくるかどうかさえも判らないルークをガイは待ち続けた。
もちろん、両者のしこりは皆無ではなかった。だけど最終的には、お互いがお互いを心から信じ信頼し合うようになった2人。
ああ、これが真の親友ってモンなんだろうなぁ…なんてしみじみと感じ入るほどで、ルークとガイの関係っていうのはホントに見ていて心地良い!
さて…「カッコ良さ」「イイ奴」という2つのファクターだけでも十分かもしれないが、もうひとつオマケとしてバトル時のガイについても触れておこう。
というのも、戦闘時のガイもまた相当な魅力を誇っていると思うから! 何より今回は「パワー系のルーク」に対する「スピード系のガイ」という差別化が計られているだけに、移動速度・剣速ともに素早いガイは華麗な闘いだって自由自在。そのため5周プレイした『アビス』におけるオレの操作キャラは、最初の頃こそルークだったものの、3,4,5周目に至ってはずっとガイで(笑) やっぱりコレも、好きキャラであるがゆえ…ってヤツだな!