9位:アーロン (ファイナルファンタジーX)

第9位に登場するは、かの有名な『FF10』より…伝説のガード・アーロンさんだ! そしてここまでの順位に位置しているくらいなのだから当然…というわけでもないが、ともかくこの人はFFシリーズの中でオレが一番好きなキャラ(余談だが、DQのトップは143位のホイミン)であり、同時にトップ10内において「最大の渋さ(オレ診断)」を誇る人でもある。つまり逆に言えば、ここより上位には「アーロンさん以上に渋い系のキャラ」は出てこないということ! これはランキングの上位を予想しようとした場合ちょっとしたヒントになる(もっとも予想したところで何を得するわけでもない)と共に、渋キャラファンの方にとっては期待外れな結果になってしまうことに対する、オレなりの僅かな心配りでもあるわけだ。
要するにここで断りを入れておくことによって、例えばゼンガー少佐(渋キャラの代表?)の大ファンなんかが無為な期待を持たずに済むだろう(笑)

ともかく、ベスト300の中にも20人近くがランクしており、好きキャラも多いFFシリーズながら…オレのアーロンさんへの好き度はまた特別というか格別!
「男でも感じるカッコ良さ」というモノは確かに存在するが、その魅力にここまで溢れたキャラというのもそうそういない!
そして何より…オレにとってアーロンさんは、本当に特別な思い入れのあるキャラだった。というのも大きな前提として、オレはそもそも『FF10』というゲームが「あまり好きではなかった」という事実があるからなんだ。 そりゃもちろん、これはオレの個人的な考えの話になるのだが…元来RPGに関してシステム部分を重要視するオレにとって、『10』はやっぱり好ましいタイプのゲームじゃなかったからである。

そして今現在に至ってさえ、「『10』のシステム面はあまり好きじゃない」という気持ちに変化は無い。だけどオレには、プレイ当時と比べて大きく変化した心持ちがひとつだけある。それはそう…「『10』というゲーム自体」に対する根本の想いが、「苦手」から「好き」へとシフトしていることなんだ!!
んでもって、ここまで御託を並べ立てたならば…もはやその理由を、あえて語る必要も無しッ! だがその上で本当に「あえて」言うとすれば、こういう理屈になる。すなわち「アーロンさんがいたからこそ、オレはこのゲームを嫌いとは言えなくなった」と! その言葉が全く誇張とは言えないくらいに、オレはアーロンさんに惚れ込んでいるというわけだ!!

アーロンさんの台詞と物腰から放たれる魅力には物語の序盤から引き込まれ、また終盤に向かうに従って更々に深みが増していった…というところ!!
あの人の凄まじいカッコ良さには本当に見惚れ、特に後半など彼と(もうひとりの好きキャラである)ティーダの2人以外には注目さえしていなかったという感じなんだ! アーロンさんは、まさに「カッコイイ中年」を体現しまくったキャラであろう!!

「さあどうする! 今こそ決断する時だ! 死んで楽になるか、生きて悲しみと戦うか! 自分の心で感じたままに、物語を動かす時だ!」 …と。
あの台詞とシーンに対しては、感動の武者震いがマジで止まらなかったほどだ。オレも、よっぽどに好きってことなんだろうな(笑)

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