16位:ファイナルファンタジーIX (PS)
「ファイナルファンタジーであること」……『IX』のCMのキャッチコピーとして使われたそのフレーズは、今もオレの心に響いている。
原点回帰という言葉の意味をそのままに、FFのFFたる魅力を最高に深く描き出してくれたのがこの『IX』。
「FFっぽさの代表ソフト」としては『V』を挙げるオレながら、この『IX』もある意味では「別次元」だ。とにかく素敵すぎるよ、何から何まで。
「このゲームの好きなトコは?」と問われたとき、「全部」と答えるのはそりゃ簡単だ。だけどその言葉が「本心」じゃなくてはいけないとなると、言うのがそれほど難しい単語もない。
いや確かにこの『IX』にだって、嫌いなトコ・気になるトコが皆無ってわけじゃないさ。だけどそういう部分を全部無視して「好きなトコ・全部」と言い切りたくなるようなオーラを、このゲームは放っているんだ。
まあ「全部が好き」ってことだけで終わらせちゃ、オレが『FFIX』に対して抱いている想いも伝わらないか。だからここでは個別に見ていこう。
まずはシステム! ジョブシステムをオマージュしたような魔石システムは、単純ながら「単純に楽しい!」 育てる楽しみ、選ぶ楽しみのバランスが秀逸!
次にシナリオ! オレ的には「全体の流れ」より個々のシーンにこそ注目したい! 魔の森脱出時とか、マダイン・サリでの会話とか、エンディングとかさ!
そして最後に特筆すべきは、やはりその音楽面だっ! イントロを聴いただけで感動できるバトルテーマ! エンディングを経ることで更に深みを増すフィールドテーマ!
「国境の南ゲート」など、ただの通過点でさえも手を抜かないその素晴らしきミュージックたち!! 惚れるぜマジでっ!
15位:テイルズオブエターニア (PS)
オレはテイルズシリーズの本筋8作を大まかに3つの年代で分類し、そのうち『P』『D』『E』を「前期テイルズ」と位置付けている。これはもちろん、ここまでがPS以前のソフトであることに起因しているわけだが。
ただ見てもらえば判る通り、『P』と『D』の2作はとっくにランキングに登場している。44位と60位。決して低い順位じゃないけど、こことは随分離れているよな。
ともかくオレが言いたいのは、つまりこのソフト……『エターニア』の単純な凄さだ! PS時代のテイルズでありながら、15位という大上位! 流石すぎる!!
さてさて。『エターニア』のグッドポイントを問われたとき、オレはまずこう答える。「その雰囲気が最高だ」と。雰囲気ってのは例えば「ストーリーの雰囲気」だったり「キャラクターの雰囲気」だったりするわけだが、それだけだったら単純に「シナリオが好き」の一言で済む。
ここであえて「雰囲気」という言葉を用いたその理由……それは、何より作品全体に一貫して流れているその「世界観」がとてもフィーリングナイスだからだ!!
とはいえ、シナリオだけでなくシステムもグッドだからこそのこの順位だ。ともかくここでは、『TOE』のオレ的素敵ポインツを3点挙げてみよう!
まずはやっぱり「キャラ」! キールやメルディはかなり好きだし、そして何よりリッドがカッコ良すぎるッ!! アイツにゃ男でも惚れるって!!
第2点は「秘奥義」! テイルズ初の秘奥義システム導入となった今作品。しかしながらそのカッコ良さはどれも異常だ! 龍虎滅牙斬とかヤバイって!!
そして最後に「極光術」! セイファートの試練も感動だったし、更には「ただの必殺技」に留まらないのが素敵! ラストバトルには本気で感動しましたよ!