30位:エキサイトバイク64 (64)
「レースゲーム」と言われたら、オレはまずあのソフトを思い浮かべる。(あの、というのは次ページの28位に出てくるソフトのことなので、すぐにわかる)
もっともこれまでも何本かレースゲームをランクさせてはきたのだが、ともかくオレにとっての「レースゲームの代表」といったらアレなんだよ。
ただそうやってひとつのソフトに固執するということはすなわち、他のレースゲームにあまり面白いソフトを見つけられなかったということ。さらに発展して言うならオレは元来そこまでレースゲームが好きではなく、ゆえに新たなゲームをあえて発掘しようとは思わなかったんだ。
ただ……世の中には、そんな「○○というジャンルは嫌い」とか「苦手」だとかいう意識などものの見事に吹き飛ばすようなソフトが必ず存在する。
オレにとってのそれ……つまりレースが特に好きでもないオレでも心底ハマれたレースゲーム、それがこれだっ!!
もともとは友人がFC版の同名ソフトにハマったのがきっかけで、だから当初はノリで64版も買ってきた。しかし運命とはこのこと。皆が皆、面白いほどこのゲームにのめり込んでいったんだ!
まず、レースゲームをクソゲー化させる要員のひとつである「オーバーパワーな攻撃アイテム」などが存在しないところが要評価点。それでいてただコースを走るというのではなく、レースにして「血で血を洗う」ようなバトルが可能というのが最高に面白い!
転ばしては転ばされ、踏み殺しては踏み殺され……叫び声がこだまするレースの様相はまさにデスゲーム! 操作感覚も新鮮で面白かったしな。
29位:第2次スーパーロボット大戦α (PS2)
今となっては恥ずかしいのだが、当時オレはこのゲームのことを馬鹿にしてた。なにせ『α』の次に『α外伝』で、そん次には『第2次α』でしょ? なんか安っちいアニメの続編を見ているようで、どうにも気に喰わなかったんだ。しかも、『α』も『α外伝』もプレイ済みだったっていうのにな、オレ(笑)。
ただしいざ自分でやってみると、オレはそれまで抱いていた食わず嫌いの思い込みなど途端に忘れてしまった! スパロボファンの魂を『α』にて植え付けられたオレだけど、『第2次α』はその芽を更に成長させた。親子(?)二代にも渡って、オレにとって忘れられないソフトになったんだ!
そもそもアレだ……。「スパロボというのはその登場作品で面白さの8割が決まる」というのはオレの持論だけど、このソフトに限ってはその公式も当てはまってはいないんだ。
なにせこれだけ好きなソフトだというのに、そこまで思い入れ深い登場作品があったわけではないのだから。
つまりオレが好きなのは、「登場作品」という外っつらだけではなくゲームの中身そのものだったというわけさ!!
なんといってもこのゲームは、その主人公システムが最高すぎて! 4人の主人公に4機のオリジナルロボットがあり、それだけではなくオリジナルのパートナーにオリジナルの敵……つまりは4人でそれぞれオリジナルのストーリーが展開されるというのが素敵すぎるっ!!
しかも変形・合体・コンビ・一匹狼と4人がそれぞれ異なるコンセプトを持っていて、各々キャラ立ちがきちんとしているというのもイイ! おかげでオレはスパロボで初めての4周クリアを経験し、最終的にはそれぞれで2回ずつ……8週にまで及んだほど。
9週目の初期資金なんて6500万でしたよ(笑)。