39位:ドラゴンクエストVI 幻の大地 (SFC)
実際のところ、多くの面から見て『DQVI』は「普通」なんだ。
ストーリーも普通だし、グラフィックも普通。音楽は「今までのDQっぽくない!」という意味では普通じゃないが、その思いを加味した上で判断すればそのデキも普通。
まあ、どれも個人の主観で変動する部分なんだけどな。要は、オレ個人の印象としては全体的に「普通」だったと。
でもひとつだけ……。たったひとつだけ、このゲームには心底魅せられたポイントがある。それはもちろん、あの素晴らしき職業システムだっっ!!
確かに、冷めた目で見りゃあのシステムだって全然「普通」だろう。戦闘を重ねることで一般の「レベル」とは別の「職業レベル」を上げ、職業ごとに固有の技を覚える。うん、普通だ。
しかし! 初めてあのシステムを目にしたオレは、まさに一目惚れというほど一気にハマり込んでしまった! オレの趣向と完全シンクロってくらいに!!
そんなんだからコレは『DQ』シリーズの中で、間違いなくオレの最長プレイ時間を記録してるだろう。珍しく2周くらいしかやっていないというのに……。
38位:MOTHER3 (GBA)
オレは『マザー』シリーズというこのRPGの大ファンだ。面白い言い方をすれば、その信望者だと言ってもいい。そして特にオレは『2』のファンであり、ネタバレになるがここより上位にそのソフトはある。
だからこそ『3』に対してオレは期待と共に、僅かながらも「不安」という感情を抱いていたんだ。
つまらなかったらどうしよう……。期待を裏切られたらどうしよう……。何より「マザー」でなくなっていたらどうしよう……と。
そして、これは確かに『2』を超える好きゲームにはならなかったものの……。つまらなくもなかったし、期待を裏切られもしなかったし、そして「マザー」でなくなってもいなかった! オレは、それが心底嬉しかったんだ!!
今までには無い、ダークで悲しみに満ちたプロローグ。今までには無い、カエルでのセーブ。今までには無い、新たなシステムの数々。
しかしそれらを目の当たりにしてさえ、オレはこのゲームを「マザーっぽくない」などとは微塵も感じなかった! とても変わっていて、全然変わっていなかったんだ!
ただしそこはGBAの難点か、もう少しボリュームが欲しかったなと思ってしまう。あと、ラスト近くがちょっと急ぎ足という感じだったしな。
37位:聖剣伝説2 (SFC)
オレはそこそこ年期を積んだゲーマーだから、様々なジャンルにおいて「○○なら××」のような自分なりのイメージを漠然と抱いてたりする。
例えば「RPGといったらマザー」であったり、「ホラーといったらSIREN」であったり。世間一般の常識とはちょっとズレていても、自分なりの価値観ってヤツを持ってるんだよ。
もっとも、それは「自分の中のベスト○○」という意味とは必ずしも一致しないわけだが。あくまで「○○の代表」ってことね。
長い前口上はここまでにして、とりあえずこのソフトこそ、オレん中の「アクションRPG」の代表なんだ。正確には「聖剣シリーズ」が、かな。
更に言うなら、オレ個人の提唱する「アクションRPGの最重要要素」といったらすなわち、「多人数でプレイ可」という一点に尽きるんだ!!
だってそうだろ!? この意見にゃ賛同できない人だって多くいるとは思うけど、普通に一人で楽しみたいなら普通に「普通のRPG」をやればいいわけで。
アクションRPGをやるからには、皆でワイワイやるってのが真の目的であり魅力なんだと……そう思いませんか!? だから『聖剣2』は好きなんだよ!!
ただこのソフトは「アクションRPG」の代表であると同時に……オレの中では「史上最大のバグゲー」の代表だったりもするんだ(笑)。