4位:テイルズオブデスティニー2 (PS2)
いかに「ベスト10」に入ったからとて、「古今東西、多彩なジャンルからのソフトたちが大集合!!」ってわけにはいかないらしい。『VII』『VI』とFFが2作ランクインしたと思ったら、テイルズはテイルズで『アビス』に続いて『デスティニー2』もランクインっ! ベスト3の大台にはギリギリで入れなかったものの、『D2』のその面白さはオレが保証します! って、オレに保証されても仕方ないか(笑)。
ともかくこのゲーム、一番の特筆ポイントはなんつっても「とんでもなくノリが良い!」という一文に尽きるだろう! どこのノリって、それはもちろんバトルのノリだよ!! 巷では「スピリッツシステムがウザイ」だの「コンボが上手くつながらない」だの色々ブーブー言われてる『D2』の戦闘システムなんだけど、正直アレにには「テイルズNo.1!」とも言える凄まじいノリと潜在能力が内包されているっ! もう、オレなんか完全にあのシステムの虜になったよ!!
そしてそのノリの中核を成しているのが、やはりその「秘奥義システム」である。そして「秘奥義」といったらもちろん、ロニ&ジューダスの存在を忘れてはならない!!
つまりこういうことだ! ロニ×ジューダス×秘奥義=ノリ500%!! 『D2』にはこのような公式が成り立っているのだ!
ロニだけでも、ジューダスだけでも、秘奥義だけでも駄目だった。全ての要素が揃ったからこそ、『D2』の戦闘システムは極限まで昇華されたってこと!
ただ難点は、今も名前が挙がらなかったように主人公であるカイルくん。アイツの秘奥義だけなんだかショボいってことかな(笑)。
ただ秘奥義がショボいといっても、キャラとしてはカイルも好きだ。とはいえプレイ当初はそうではなく、当時『D2』一番の欠点はメインの6人中4人までもが嫌い……というか「どうでもいい」キャラだったという部分にあった。
(ちなみにその4人とはカイル・リアラ・ナナリー・ハロルドのこと)
ただし! 今となってはその4人も皆……特にカイルやハロルドなど当初は思いもしなかったほど好きなキャラになり、これで『D2』には死角も無くなった!
キャラクターの魅力やノリの良さは今も薄れず、今現在でさえ時折無性にプレイしたくなる時があるほど。
そんな時は決まって同じ『D2』ファンの友人と2人、UNKNOWNのマグナディウエスと決闘するためアクアヴェイル迷宮へと向かうのである。
とはいえ、『D2』とはなにもその戦闘システムだけが全てじゃない。他の部分……例えばシナリオなんかもオレはかなり好きだ。
というか単純な話、オレはこういった「真の続編」というモノに相当惹かれるタチなんだよ。
真の続編って、別に偽者の続編があるわけじゃないけど。要するにここでいう「真の続編」とは、前作から「ストーリー上の繋がりがある」タイプの続編のことを指す。
つまりテイルズでいう『D』と『D2』との関係のことね。こういうタイプのソフトは少ないが、オレは相当に好きなんだよな。
ちなみにオレは「真神煉獄刹」を見たいがためだけに、初プレイ開始時から20日後には3周目をクリアしていたことに後から数えて気付いた(笑)。