5位:ファイナルファンタジーVI (SFC)

トップ10に入ってからのラインナップを見ると、ひとつ面白いことに気付く。10位から6位まで「PS」「PS」「PS2」「PS2」「PS2」と、とにかくプレステだらけなんだ。 もっとも、ランクインしているソフトの総数自体全体的にPS寄りだろうから、これもそう異質なことじゃないけどさ。
ただ見ての通り、5位にランクしたこのソフトは紛れも無く「SFCソフト」だ。しかも移植版こそ出ているものの、リメイクはされていないという純粋なSFCソフト。 やっぱゲームの良し悪しに、グラフィックやら大金かけたムービーやら、そういった要素は必ずしも必要じゃないってことの表われかな。

オレが今までプレイしてきた本筋のFFシリーズは11作。そのうち6作はランク外。残る5作品のうち『V』『VII』『IX』『X』の4本は既に登場。
すなわち! このソフトこそ、紛うこと無き「FFNo.1」ソフトであるのだッ! 一応比較してみるとDQトップの『V』が13位なので、10位近く離れているんだな。
まあ他ソフトのことはいい。とにかくオレは心底このゲームが好きなんだ! マジに「惚れ込んでる」って感じでさ!

何が良いって、そんなのひとつに絞れるハズもない。ここまで好きさが高騰しちまうと、とてもじゃないが「どこかひとつ」になんて選べない。 かといって全部を羅列しちまうと、それはそれで酷いことになりそうで怖い。
だって「オープニング」「キャラ」「シナリオ」「システム」「音楽」「バトル」「アイテム」「イベント」「世界観」「エンディング」……とか書かれても困るっしょ!?
しかもそれが冗談じゃなくて本心だというところが、事態を悪化させてるというか何というか。

まあとにかく、やっぱり『VI』に関して一番好きなところは総勢14人にも及ぶ「大勢のパーティーキャラ」の存在だ。 性格や装備はもちろん各人ともにオリジナルアビリティをも所有する個性的なキャラクターたちはとんでもない魅力だが、普通のRPGじゃいくらキャラ数だけが多くても持て余してしまうだろう。 しかし『VI』の場合パーティー分割のマルチダンジョンを多数設けることにより、この欠点を克服! そのシステムを最大限に活かしたラストダンジョンの構造とボリュームなど、もうそれだけで感動のレベルだ!!

そしてもうひとつ絶対に押さえておきたいのは、その「音楽面」であるっ! 『FFVI』の音楽はFF史上……というかオレ的にはゲーム史上においても1,2を争うほどの素晴らしさだと思っている!! エンディング曲もそうなのだが、ボス曲や特殊ボス曲(アルテマウェポン戦など)、そして何より崩壊前・後のフィールド曲がヤバイほど素敵で!! シーンを加味しない、純粋な「音楽」だけであそこまで感動させられるなんてっ……!!

オレが「心の底から純粋にこのゲームが好きなんだ」ということを表わす事例としてわかり易いのが、オレはこのゲームにおいて特に「やり込み」などをしていないってことだろう。 「やり込んだから好き」「長くプレイしたから好き」ではなく「純粋に好き」。それがオレにとっての『FFVI』なんだ。

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