60位:テイルズオブファンタジア (PS)
オレは紛れも無くテイルズシリーズのファンだ。だからネタバレにはなるが(笑)、これまでに発売された(外伝を除く)本筋のテイルズ全8作は全てランクインさせている。
それで何が言いたいかというと……すなわち、その中で一番初めに登場したこのソフトこそ、シリーズ中では「最下位」だってことだ。
でも、オレはそれをネガティブなイメージで言いたいんじゃない。その本意はつまり、「シリーズ中では最下位のこのソフトでさえ、全体で見たらトップ60に入るんだ!」っていうこと!
『ファンタジア』というゲームは、元はSFC。オレがプレイしたのはPS版のみとはいえ、これがテイルズ第1作であることは間違いない。
確かにシステム面もバトル面も、今と比べれば荒削りと言わざるを得ないだろう。だけど基本部分は既に「テイルズスタンス」で固まっており、その完成度は高レベル!
ただ昔を懐かしんでいるわけではなく、単純にひとつのソフトとして良作だ!!
ただ6人しかいないメンバー中4人を選ぶため、あの頃は苦手だった「魔術師系」を絶対使わなくちゃいけなかったのが辛かった。今は慣れたが。
59位:鉄拳3 (PS)
それまで『ストII』など2D格闘しかプレイしたことのなかったオレにとって、この『鉄拳』シリーズの存在は衝撃だった。
ただオレの場合、単純に「映像が凄い」とかの衝撃ではなく……ゲーム的な意味で、2Dとは明らかに違うシステムそのものに驚いたんだ。
仲間内にはゲーセン族も何人かいるが、基本的にオレらはハウス・プレイヤーだ。だからというわけじゃないがこのソフトは内輪でも大流行し、皆の主要な本キャラ(キング、ファラン、ポール、オーガ……)の使用回数は各2000ほどにも達したほど。
ともかくこのソフトに対するハマり具合から、オレは自身の趣向が「2D格闘<3D格闘」だということに気付かされたよ。
またオレたちは多いときだと8人とか集まってチーム戦をやったりしていたため、メジャーなキャラ以外にも様々な「○○使い」を拝むことができた。
例えばDちゃんはゴン使いだったし、F志はTRUEオーが使い、F田に至ってはボスコノ使いだった。だから逆に、ポールとか普通のキャラを使う方が浮いてたりもしてな(笑)。
当のオレはというと、木人に大ハマリだったし。
58位:ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 (PS2)
オレが前作『DQVII』を最後にプレイしたのは、一体いつのことだったか……。ともかくあれから数年が経ち、世間を知らず「『DQ』と『FF』の2つがRPGの王者だ〜〜!」なんて無邪気に叫んでいた当時のオレは姿を消した。
オレも一応成長し、『DQ』というブランド名だけで騙されることもなくなった。これは批判的な意味でなく、新しいソフトに取り組むときの姿勢の話ね。
ともかくそんなオレだから、この『DQVIII』をプレイし始めた頃は少し斜に構えていたのだろう。「ようし、オレがこの有名ソフトをレビューしてやる!」くらいの気持ちで。
でも、そんなオレの思いとは裏腹……。正直このゲームがあれほどのデキだとは驚かされた!!
広大なフィールドを駆け回る気持ちの良い感覚。英断であったろう職業システムの廃止。特に後者――職業システムは、もはや近年「DQの顔」とも言える代物だった。それゆえ『VII』では暴走し、2作目(IIIも数えれば3作目)にして既にマンネリ化の一歩を踏み出していた。
だがその呪縛を取り払い、新たなシステムを再構築したのは流石ドラクエ!! 全体の雰囲気も良く、惜しむらくはラスト近くの早足具合だけだ!