8位:テニスの王子様 スマッシュヒット! シリーズ (PS2)
注意書きにも記した通り、「シリーズ」というのは『SH』『SH2』『最強チームを結成せよ』の3部作(単純に『テニス1』『2』『3』とも略す)のことを指しているのであしからず。
ともかく今述べた3作品は、そのどれもがオレら仲間内にとって非常に思い入れの深いモノなんだ。
「どれか1作……」というのならまだしも、特定のシリーズ全てに等しく思い入れがあるというのも珍しいのではなかろうか。しかも皆が。
しかしながらこういったゲームには、大小様々な罠が待ち構えている。まずは例に漏れず「キャラゲー=クソゲー」の罠。続けて「キャラバランス最凶」の罠。最後に「キャラバランスどころかゲームシステム自体が最悪」の罠。 原作ありのファン狙いゲームというモノには、常にそういった罠の数々を覚悟しなくてはならない。 そんなこと、何度も身をもって経験しているオレたち老舗のゲーマーにとっちゃ常識のようなモンだ。
そしてこの『テニス』シリーズ、何を隠そう上記の罠の全てを兼ね備えていたりする。原作に忠実にした結果か、明らかな卑怯キャラがそれこそ大量に存在し、下手をすると試合は返球不可能な問答無用必殺技の応酬になるというゲンナリレベル。
それだけでもう吐血モノなんだが、実はこのゲーム、それでいてそれらの罠の多くを努力と根性で回避可能という素晴らしい設計が成されているのだっ!!
禁止キャラや技を制限し、育成モードで能力の差を少なくし……。そういった数々の苦労を超えた末に、オレたちは発見した。確かにこのゲームはキャラバランスの崩壊したアホゲーではあるが、その実根底にある試合のシステム・面白さだけは半端じゃないっていう事実をさ!!
自分たちの独力でゲームバランスを調整してからは、オレたち全員がハマり込むのにそう時間は必要無かった。
『1』『2』『3』合わせて、もうどれだけの試合をしたかわからない。ただ確実に言えることは、少なく見積もっても各500試合ずつはやってるだろうってこと! なにせ初代の『1』が2003年に発売されてから、2006年現在まで……。
そう、最新作の『3』などは、なんと今現在でさえローテーションの一角として普通にプレイしているほどなんだ。シリーズモノであるとはいえ、まさに3年越しの長寿ソフトである!!
オレたちは、長い付き合いとゲーマー人生の中で、これまで「多人数同時プレイによるメンバー内マジハマリソフト」というモノを4本見出している。簡潔に言えば「多人数ゲーの四天王」ってヤツかな。それらはどれも、時として1ヶ月間そのソフト以外プレイしないなどといった極端な様相までも表してきた。
ひとつは『トレバト』! ひとつは『スマDX』! ひとつは『ゴールデンアイ64』! そして最後のひとつがこの『テニス』シリーズだっ!!
そしてそんな中でも、順位を見てもらえばわかる通り僅差とはいえ『テニス』がそのトップに立っていることにお気付きでしょうか?
すなわちこのゲームは、オレが今までにプレイしてきた「多人数対戦ゲーム」のトップ1だってことですよ!!
運悪く4人集まらない時でも、最低2人いれば、そんな時のために作っておいた「ダブル最強真田」とか相手のダブルスで楽しめるしね(笑)。