1位:MOTHER2 ギーグの逆襲 (SFC)
トップ10に突入してから、PS・PS2・64・GCという4機種のソフトはすぐに登場したが、SFCは2位の『FF6』で初登場だったわけだ。
だが結局オレのトップゲームである本作も、同じくSFCソフトということで! そりゃ1,2位がどちらもそうだからって一概に定義できるわけじゃないが、やはりオレにとって機種の新旧・ゲームの新旧という要素はそこまで重要じゃないらしい。
ちなみに本作もGBAでリメイクされたりしたが、(一応GBA版もプレイしたものの)コレも『FF6』と同じくSFC版による愛着が殆ど全てと言って良い。
ともかくオレは20年少々の人生において、300ソフト…あるいは数え方を変えれば500強のソフトをプレイしてきた。そしてこれが一時的なものであれ、その500ソフトのトップ…すなわち「現時点において、コレより上のソフトは自分の中に1作たりとも存在しない」という境地に在る本作は、我ながら本当に好きなんだと確かに実感できる。そしてそれは「信奉」というより、むしろ「郷愁」という言葉で表現できるんだと思う。
そう…本作はいつプレイしても、なぜか懐かしい気持ちがするんだ。それは2周目3周目だからってことじゃない。初めてプレイしたときでさえも、オレは本作に不思議なノスタルジアを感ぜずにはいられなかった。「ゲーム自体の雰囲気に心がシンクロする感覚」とでも表現すれば良いのだろうか…。
とりあえず本作の魅力を具体的に挙げさせてもらえば、まず大きな特徴はその「グラフィック」と「音楽」というポイントだろう! といっても、オレが本作に「最も惹かれているポイント」がそこだって意味じゃない。しかしながら、まず最初に言っておきたいのがその点に関してなんだ!
というのも、本作はやはり「どうしようもなくSFCソフト」だからさ。ゆえに本作を知らない人、あるいは話には聞いていても実際にプレイしたことがない人にとっては、オレがここでどんなに「本作は最高だ! 面白い!!」と評したところで眉唾モノだろう。なによりここで挙げた「グラフィック」「音楽」という2点など、特にハードのスペックと直結する部分であり、「どんなに良くても、結局はSFCレベルだろ?」と感じる人も多いと思う。
だけど、そうじゃないんだ。そりゃSFCである本作と、PS2のフルポリゴンRPGを比べた場合、確かにグラフィックの「技術が凄い」のは後者だろうな。同様にして「リアルに見える」のも後者だろうし、「金と手間がかかっている」のも後者だと思う。そういう意味じゃ、勝っているのは後者だろう。
だがそれは、究極的に「どちらが素晴らしいグラフィックか?」という問いに答えるには必要十分な要素じゃないってこと! ゆえにオレはオレの主観をもってこう叫ぶわけだ。『マザー2』のグラフィックは、昨今の超美麗なグラフィックに比べても、決して劣るものではない…と!!
そして当然、音楽に関してはもっと顕著だ。極論を言うなら、「オーケストラの壮大な音楽と、SFCの音源」を比べたとき、前者が無条件に優れているというのは誰が決めたんだ? という話。正直オレは、自らのトップ3に悠々入るほどに、本作の音楽にも心から惚れているんだよ!!
まぁ、そんなわけで。スペックに大きく影響する上記の要素でさえ、そんな感じなんだから…。そのシナリオ面については、もはや語る必要もない(笑)