10位:ファイナルファンタジーVII (PS)
現在『エヴァ』がリメイク効果により、世間で人気再絶頂状態であるように…本作も『CC』効果によって現在フィーバー中ってトコだろうか。
まぁいずれにせよ、オレはまだ『CC』を買っても触ってもいないからな(笑) つまり単純に、本作単体の思い入れ「のみ」によるランクインってわけだ!
ともあれ150位から順々に、1作1作着実にランキングを記してきた今回の企画だが…。いやはや、とうとうトップ10に突入したんだよなぁ……。
書き始めた頃から既に2ヶ月近くが経っていることを鑑みると、やはり感慨深いものがあったりなかったりするな(笑)
さて、ともかくこの作品。総合のトップ10であると同時に『FF』シリーズの中でも1,2を争う大好きゲームでもあり、PS以降の作品では文句無しに一番時間を費やし、周回を重ね、やり込みを成して…ともかく随一の愛着があるRPGだ。好きな部分を挙げるにしても、とても一点に絞ることなどできず…やはり「総合的に好き」などという安っぽい言葉でしか表現できないレベル。とはいえトップ10より上のソフトは全部が「総合的に好き」みたいなモンなので、いくらなんでもそんな表現で済ますわけにゃいくまい。どの部分も好きで選抜するのも一苦労だが、まぁボチボチと書いていこうか。
さて…まずオレが本作に惚れたのは、やはり本作におけるキャラやシナリオの魅力が高かったためだろう。PSのスペックを活かしたストーリー構成とも言うべきか、キャラ一人一人の心理面や背景まできっちりと描き切った物語には心惹かれた。しかもそれは逆に、本作は「PS初代作」であるため制作側も慣れていない部分があったのか…そのため『8』や『10』のように「ストーリーに凄まじく気合を入れている」風でもなかったんだ。もちろんこれには個人差があり、そりゃ濃厚なストーリーの方が好きだという人もいるだろう。だが少なくともオレにとっては、『7』が有す「あのストーリーバランス」こそが相当に心地良かったわけで! RPGとしての(バトルやシステムの)面白さを邪魔せず、テンポを悪くしないレベルで最大級のシナリオ魅力。それを、オレは本作から強く感じ取った。簡潔に言えば「クドくは無いが、心に残る」という感じだろうか。
そしてまた、もうひとつ。本作には決して逃すことができないポイントが存在するだろう! それすなわち、『7』が誇る至高のカスタマイズシステム…つまりはあの「マテリアシステム」に他ならない! そうとも…オレは本作の様々な部分が好きとはいえ、やはり「それだけ」ではある程度のランクまでは来るかもしれないが、トップ10にまで切り込むような超が付く好きゲームにはなり得ない。頭に「超」を付けるには、それこそ「超」が付くほど惚れ込んだ一大部分がゲームの中に存在することが絶対条件だろう。そして本作に関してはソレが「マテリア」だったということなんだ!!
『5』のジョブシステムと共に、「FF屈指のナイスシステム二大巨頭」として心に焼き付いているマテリアシステム。オレは初めて『7』に触れた頃から、既にその虜になっていた。難解ではない、解り易くシンプルなシステムながら奥は深く、プレイヤーごとの個性も大きく影響するトコロは秀逸の一言!
結局はマスターマテリアに集約してしまうが、そこはまぁご愛嬌だ(笑) オレも最後にゃ、マスターマテリアを20個以上作ったもんだしな……。