2位:ファイナルファンタジーVI (SFC)
さてさて、前置きも無しで第2位はコチラだ! なにはともあれ『FF6』…本作こそが、オレにとっての銀メダルゲームであるわけさ!!
しかし9位まではともかくとして…8位がGC、7〜4位がPS2、3位がPSで2位が本作(SFC)だなんて、どんどん歴史を遡っているのは気のせいか(笑)
ううむむ、オレは元来懐古趣味に興味が無い人間だと思っていたが、この結果を見る限り実はそうでもない…のかもしれない。なにしろ本作なんて、PSに移植されたりもしたゲームだが、オレが触れたのは唯一SFC時代の「原作一本」だからな(笑) だがそんなのは、もはや関係ない。なぜなら10年以上前に発売された本作に対し、オレが心の底から惚れ込んでいるのは紛れも無い事実なのだから!!
そもそも今でこそ2位だが…というか「今においても2位」ってのはそれだけで凄いわけだが、ともかく数年前のランキングでは総合1位を張ったことさえある本作だ。当然その愛着も生半可なモノじゃない。自分がこのゲームをどれだけ好きか、それを表現する言葉すら容易に見つからないほどに。
確かに本作には、美麗なムービーなど無い。豪華声優陣による音声も無い。そりゃ客観的に比較すれば、昨今のRPGと比べて「勝っている部分」を探す方が難しい…ようにも見えるかもしれない。だがその話は、そもそも前提からして間違っているんだ。なぜなら作品についてその良し悪しを考える際、もはや「客観視」など無意味にも等しい! すなわち「主観視点」こそが最も重要な前提条件であることは、今更言うまでも無いだろう。
ゆえにオレは、オレ自身の主観のもと心から叫ぼうじゃないか。オレが本作をいかに好きか、そして本作がいかに素晴らしいゲームかを!!
しかしながら「好きなトコ」を箇条書きで挙げようとするなら、確実に湯水の如く溢れ出てしまうことが予想される本作。そしてこれは誇張じゃなく、大真面目に言っているわけで。そりゃ「オマエの2位なんだから当然だろ」と言われりゃ確かにその通りかもしれんが、ある意味「そういう問題じゃない」とも思える。なぜなら順位が高いゲームとて、それは無条件に「全てが好き」なゲームであるわけじゃない。むしろ「不満点も確かにあるけど、それを遥かに凌駕するほど好きなポイントがある!」って場合の方が標準的とさえ思えるくらいだ。もちろんそれはオレの考えではあるが、ともあれ少なくともオレ的には、本作が「全ての要素が満遍なく好きなRPGである」というだけで相当に特別なんだ…ってことは解ってもらえたと思う。
そして「全てが好き」というその「全て」とは、大きく「シナリオ」やら「システム」やらといった…そういう抽象的なハナシじゃないってのがまた凄い。
つまり、例を挙げれば「オープニングというワンシーンの出来栄え」にすら、ひたすら惚れ込んでいるオレがいるわけで…。いやはや、「恋は盲目」とはよく言ったもの。まさに言葉通りの意味で「全てが好き」を体現した本作には、やはり果てしない魂の揺らぎを覚えずにはいられない!
だが最後に…盲目でもいい、盲目でもいいからコレだけは言わせてくれ! 確かに「たかがスーファミ」と思う人はいるかもしれんが、本作が有す「音楽」と「エンディング」という2つの要素だけは、昨今の超大作RPGにさえ「決して勝るとも劣らないモノである」とオレは心から断言したいッ!!