4位:実況パワフルプロ野球11 (PS2)
ここで『11』を挙げたのは、あくまで「このシリーズで一番ハマった(時間を費やした)ソフトが本作だから」というだけが理由であり…実際この順位に在るのは『パワプロ11』という単一ソフトではなく、むしろ「パワプロシリーズそのもの」であると捉えて欲しい。
そりゃ確かに、他のゲームはそれがシリーズモノであっても(例外こそあれ)基本的に「1作1ランク」で通してきたこのランキングだ。だからこそ、この『パワプロ』はやっぱり特別なゲームであり…同時に「1作」ではなく「シリーズ全体」として一気にランクしたため、絶対的な「愛着値」も高くなり、それが原因となってここまで凄まじい順位になった…という部分は確かにあるんだと思う。
だけども当然ながら…そんな単純な理由だけで、4位になるなんて馬鹿な話があるわきゃない! そりゃ「シリーズ合同ランク」ということで1,2ランクは順位が伸びたのかもしれんが、少なくとも元々がトップ10に入るレベルの超好き作品であることは間違いないぞ!!
ちなみに本シリーズを合同ランクにした理由は「まえがき」でも述べたが、簡単に言えば「作品毎の変化がサクセス等を除いて希薄であり甲乙付け難い」ってのと、「そもそもシリーズのソフト数が多すぎて、いちいち個別にランクさせようとすると順位を浪費する」という2点が大きな理由になっている。
まぁ細かい理屈はこれくらいにして…ともかくオレは、この『パワプロ』シリーズが本当に大好きなんだ。だがもうひとつ、大きな…そして恐らく珍しい事実として、こういうモノがあるんだ。つまりオレは『パワプロ』が好きでも、「野球というスポーツはそこまで好きじゃない」ってことなんだよ!!
いや…それは確かに「嫌い」とは言わない。野球は嫌いなのに、『パワプロ』なら好きってことはない。ただ言うまでもなくオレはインドア派の人間で、たとえどれだけ好きなスポーツであってもせいぜいが「観て楽しむ」レベル。とはいえヒイキにしているプロ球団も特に無いし、野球中継もイヤじゃないけどゲームやアニメを止めてまで観たいものでもない…と。要するに、結局はオレにとって「その程度」なんだ。
だからオレが本作を好きなのは、決して「野球が好きだから」じゃない。そして正直、「そういうヤツ」はなかなかいないんじゃないかとも思うんだ。なにしろ「普段はあまりゲームをやらないのに、野球ファンがゆえに毎年パワプロだけは買ってやり込む」などという人だって生み出すほどの凄まじいゲーム…それが本作だ。逆に言えば、野球ファンじゃなかったら興味が無いゲーム…それが本作だというイメージは確かにあるのかもしれない。
だけどオレにとっては、そもそも野球が云々じゃないんだ。純粋に「対戦ゲームとしての本作のデキ」に、心から惚れているというだけなんだよ!!
それにオレ…というかオレ達の場合、『パワプロ』ファンなら誰もが憧れるという「例のアレ」を現実に実行したという点でも愛着が深い。
例えば、各自がサクセス選手のみで1つのチームを作成し、それを持ち寄って対戦やCPU任せの高速ペナントを行なう…という遊び方は一般的だ。
だがオレ達の場合、6人が集まりペナント140試合を「全て人間操作で行なう」という「リアルペナント」をやってたからな。夏休みを丸々潰してさ(笑)