5位:SIREN (PS2)

たとえばアクション格闘の『スマデラ』やFPSの『ゴールデンアイ』など、そりゃアクション要素の強いゲームならトップ10にもランクインしてきた。だけども実は、そのジャンル自体が完全な「アクション」であるゲームを探してみると、実際のところオレのランキングには少なかったりする。いや、累計プレイ数だったらけっこうあるし、全体にチラホラとランクインしてはいるのだが、少なくとも「上位には全然無い」んだよ(笑)
なにしろ「本作以前のアクションゲーム」ということでオレのランキングを検索してみると、実際ソレは40位まで遡らなければならず…しかも40位に位置するそのソフトというのが、本作の続編である『SIREN2』なのだから笑えるというか(笑) (ちなみに別シリーズだと43位の『ペルシャ』が次点)
まぁ本作だって普通の「アクション」じゃなくて「アクションホラー」という分類なんじゃ? と言われればそうかもしれない…とは思うが、結局ここで話したジャンル分類も公式HP等できちんと調べたわけじゃなく、オレが今勝手に定義しただけだからな(笑) そこはテキトーに行こうじゃないか!

ともかくオレ的アクションゲームの2トップを張る本シリーズであり、しかも本作…初代『SIREN』は見ての通りトップ5にも食い込んでいるゲームだ。つまり言うまでも無く、オレにとって「超好き」な作品であることは間違いない。だがオレのような「コアなファン」こそ多く獲得している本作とはいえ、やはりコレは万人向けのゲーム・人に軽々しく薦められるゲームじゃない…ってことは強く実感するな。

とはいえそういう部分…つまり王道ではなくあえて邪道を歩むことで獲得した魅力…とでも言うか? そりゃ(万人向けじゃないがゆえ)魅力を解ってくれる人間が少ないってのは、金を稼ぐ商品として、そして製作者サイドとしては嬉しくないのかもしれない。だけどもそれはあくまで製作側の心境であって、究極的にはオレ達ユーザーに関係のない話だからな(笑) むしろ人間の心境として、「多くの人間が無価値と思うものに価値を見出すこと(俗に言う「自分だけが応援している」感覚)」による心地良さってのは確かにあるもんだ。自己満足で矮小な独占欲…と言い換えられるかもしれないが(笑)

ともかく本作といえば、まずは例の「二大ポイント」について話しておくのが基本というものだろうか。もっとも二大ポイントってのはつまり、略さず言うなら「二大取っ付きにくいポイント」であるわけだが(笑) まぁ要するにソレは、「恐怖」と「難度」という2点なんだ。
そもそも「ホラーゲーム」というモノは、それだけで「怖いから絶対プレイしない!」という人もいるくらいだし、他に比べてユーザー層が限られるジャンルだ。しかし本作にはそれに留まらず、ヌルゲーマーなら裸足で逃げ出すようなとびっきりの難易度までもが用意されていて! しかも極めつけは、それでいて難度設定が存在せず、言うなれば「初期状態でベリーハード」のようなユーザーを突き放した仕様なのだ! そりゃ、万人向けじゃないわな(笑)

だが「恐怖」と「難度」にさえ耐性があれば…だ。そうであれば、その人にとって本作は、まさに超絶なる魅力を持った最高のゲームだと断言できるッ!
キャラ魅力、群像劇としてのシナリオ魅力、アクションゲームとしてのステージクリア魅力…! 全てが爆発的な面白さを有す『SIREN』は…素敵だ。

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