51位:カルネージハート (PS)
たとえばこの作品を、「知らない人にも解り易く、かつ一言で簡潔に説明する」としたら…どんな感じになるのかと考えてみた。
そうだな…やっぱ一番簡単なのは「マシンを自分の思い通りにカスタマイズし、そのマシンを使って敵と戦うゲーム」という説明だろうか。
だがソレで、「ふ〜ん、それなら『アーマードコア』みたいなゲームかな?」と思ってくれた人がいたとしたら…それこそまさに狙い通り! (何が?)
ともあれ確かに『AC』も『カルネージ』も、「マシンをカスタマイズして戦うゲーム」という点においては全くの同等だ。だがその本質は、それが全く違う! 何が違うって、そりゃ本作を知ってる人には言わずもがなの話ではあるが。とにかく『AC』ならずとも、普通のロボットゲームってのはマシンのハードウェア…つまり武装や装甲といった部分を改造し、それを「自分で操作して戦う」ものだ。しかし対して本作のコンセプト・かつ最大魅力点というのは、なによりソレが「真逆」なトコロ! なにしろプレイヤーには、マシンを自力で操作することができない。しかしその代わりとして歩行や旋回というマシンの一挙手一投足に至るまで、全てを厳密・緻密にAI制御する「ソフトウェアの開発」に主眼を置いた本作! その独特な面白さは、マジで果てしないぜ!
  50位:かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄 (PS2)
『1』『2』『3』と全てをやった(ただし『3』のみ深くは未プレイ)このシリーズだが、とりあえずその中でも一番のオススメがこの『2』だ!
というかコレをプレイするに至った経緯がまた複雑なモノで。そもそもオレは『1』『2』ともに、それぞれが発売してすぐにプレイしたわけじゃない…というか、実際かなり最近になるまでこのシリーズ自体をプレイしたことが無かったんだ。だけどあるとき「中古屋で安く売ってた」と友人がなんとなく買ってきたSFC版『1』を2人してプレイし…そしてこれまた、2人してメチャクチャハマり込んだわけさ! 1人用、かつノベルゲームである本作だというのに(笑)
ともあれ、それからの行動がまた早かった! 『1』を存分にプレイした後は、これまたすぐに中古屋で『2』を探してきて…。そしてこちらも『1』を凌ぐ勢いでもって、一気にハマったってわけさ!! そして最終的には隠しメッセに至るまで、本作の全てをしゃぶり尽くすに至った。
何よりコレは、さすがプロの作家さんが書いているシナリオというべきか…本筋のシリアス・ミステリーシナリオが面白いというのはもはや当然として、それ以上にサブシナリオの出来栄えがこれでもかってほどサイコーだったトコロに惚れ込んだ! 妄想編やサイキック編なんか最高すぎるぜ(笑)
  49位:ヴァンダルハーツ 失われた古代文明 (PS)
たとえばひとえに「シミュレーションRPG」といっても、その内容や作風ってのは(当然のことながら)各作品で大きく違うものだ。そして、それはもちろんシミュRPGに限らず、どんなジャンルのゲームであっても同じことが言える。「全く同じ2人の人間」が世界に存在することが無いように、それはゲームであっても同じことだ。似ているモノこそあれ、同じゲームなどあり得ない。ゆえに各作品の方向性も、それぞれが、それぞれ個別に違っている。
しかしながら、そんな厳密で堅苦しい理屈じゃなく、広義で「作品の方向性」を分類した場合…特にこの「シミュRPG」ってジャンルは、オレ的に大別して「大きく2種のベクトル」しか無いように思えるんだ! つまりひとつは『FE』のような「難度をウリにしたゲーム」であり…そしてもうひとつが『スパロボ』や、そしてこの『ヴァンダルハーツ』のような「キャラやストーリーをウリにしたゲーム」であると! オレは、そう考えているんだ。
ともあれそんな本作だけに、確かに難易度はけっこう低い。キャラがやられてもデメリットは少ないし。しかしながら当然、逆に言えば初心者でも気軽に楽しめるシミュRPGとして、キャラ魅力も高いしかなり楽しめると思う! クラスチェンジシステムも単純ながら面白く、プレイヤーの個性も出るしな(笑)
Back  Next  Top  Home