7位:テイルズオブデスティニー (PS/PS2)

さてさて。オレ的なテイルズトップ3…その2作目がここに登場だ! といってもコレは、オレの「DQトップ3」が遥か昔から『3』『4』『5』の3作に絞り込まれていたのと同じように、「長年不動の地位だった、不動のトップ3」ってわけじゃなかったりする。要するに本作は、最近になって株価が急上昇し、一気にこの順位まで上り詰めたという稀有なゲームなんだ! しかもその「急上昇具合」ってのが、また半端じゃないから凄いんだよ!!
なにしろコレは「発売してから時を経ていくごとに、段々と好きになってきた」とか、「少し前まではテイルズ第4位だったけど、最近になってトップ3に昇格した」とか、その程度のランクアップ…要するにそういった「平々凡々な上昇」とはワケが違う。というのも実際にデータとして、去年…すなわち2006年にオレが制作したゲームランキングが手元にあるんだが、当時の『D』のランクを聞いて驚くべし。それはなんと、テイルズ本筋8作(当時は『T』の発売前)中7番手…トップ3どころか下から2つ目という位置であり、更にはランクインこそしていたものの、その順位はベスト10には遠く及ばぬ44位というものだった。 しかしあれから400日も経たぬ僅かな期間のうちに…本作は7位という凄まじい順位へと変貌を遂げたのであるッ!!

さて、ではここで問題です。ここ1年間にオレの心に訪れた、本作をこの順位まで押し上げることになった事件とは一体何でしょうか?
…って、こりゃクイズにすりゃならなかったか。テイルズに興味が無いという人ならともかく、そうじゃない人にとっては自明の理というモノだったな。
つまりだ。確かにオレは、PSの『旧D』時代から本作が嫌いなソフトじゃなかったものの…しかし何よりリメイク版の『新D』だよ! あの『新D』に対してこれでもか! ってほどに惚れ込み、没入の限りを尽くしたからこそ、本作は一気にこの順位まで昇ってきたというわけだ!!

そしてオレが本作に惚れた最大最高の部分とは、やはりそのバトルシステム! 例のエアリアル&CCシステムに心から惹かれたというのが、本作に対してオレが「好き」だと思う気持ちの8割強を占めていると言っても過言ではない!! それほど顕著に、あのシステムには魂が奪われたんだ。
もちろん本作に関して、リメイクに伴い変更されたシナリオやキャラ描写(主としてリオンのツンデレ化)に対し、様々な批判があるのは知っている。当然本作の大ファンだというオレにしたって、その全てを手放しで賞賛しているわけじゃない。…そして確かに、人間ってのは何かを褒めるよりも、斜に構えた批判を行なう方が簡単だし気分が良いのだと思う。だからこそ「確かにバトルシステムは良い『けど』、シナリオが云々…」という言葉を放つのだろう。だがそれを、こう言い替えることはできまいか? 「確かにシナリオ変更はイヤだった『けど』、バトルシステムは面白かった」と!!

ともかくそれだけの愛着がある本作。そのためコラボ料理やコレクター図鑑のコンプといった基本的なやり込みも、もちろん行なった。
だがそれ以上に、オレがあまりやらない「自己満足系のやり込み」(=データに残らないやり込み)を成したということでも、相当に思い入れ深い。
難易度カオス&時間停止禁止による全敵ディフィニットコンプや、カオス・ノーセーブ・ノーアイテム・メンバー2人によるアルカナクリアなど…。
まさに「記録には残らないが、記憶には残る」というプレイは今も思い出に新しい。もっとも後者なんかは、キッチリとビデオにも撮ってあるが(笑)

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