9位:ゴールデンアイ 007 (64)

ちなみに映画版(原作)のタイトルは『007 ゴールデンアイ』だ。これはきっと、テストに出るタイプのヒッカケ問題であることだろう(笑)
ともかく第9位は本作『ゴールデンアイ』! GCじゃなくて64の『ゴールデンアイ』! 64ソフトのトップであると同時に、FPSのトップでもあるんだ!!
特に後者は重要だ。なにしろFPSといったら、多人数ゲームが大好きなオレ達の中でも、ジャンルとして相当に慣れ親しんできたものだ。本作と同様の『007』シリーズもしかり、『パーフェクトダーク』や『メダルオブオナー』もしかり…これまで時間を忘れて没入してきたFPSの本数も、数えてみればけっこうな分量になった。しかしそんな猛者共の中でもオレ達が最もハマり込み、最も時間を費やし、最もやり込んだゲーム。それが本作なのだから!!

というわけで、全面ハードクリアや全お楽しみモード網羅といった基本的なやり込みはもちろん行なったものの、単純に「対戦に費やした時間」がオレらの熱中振りを如実に物語っているだろう。オレもこれまでの人生で計6作しか経験していない「1000時間超えソフト」のひとつでもあるし、当然ながらFPSでは破格のプレイ時間だ。次点の『パーフェクトダーク』でさえ500時間なので、その差は歴然も歴然。さすがにそれだけやれば、腕前もそこそこのモノになったと自負できるレベルにはなったと思うぞ(笑)

ともかくオレ達がこれほど本作に惚れ込んだのは、やはりコレがオレにとって、そしてオレ達全員にとっても「ほぼ初体験のFPS」だったことにも所以するのだろう。そりゃ今になって冷静に眺めてみれば、『ゴールデンアイ』のシステムはあらゆる意味で「荒削り」だったことが解る。続編『パーフェクトダーク』と比較した場合、もはや「(システム的に)勝っている部分が見つからない」というくらい差がある…と言えてしまうくらいだ。『ゴールデンアイ』で培ったノウハウを元にして制作されたのが『パーフェクトダーク』なのだから、そりゃ当然と言えば当然だが、そうやって冷静に比較評論できてしまう自分が悲しい気もする。だが結論として『パーフェクトダーク』はオレの31位であり、そして本作は9位なのだから! やはりそこには機械的な数値では測ることができない「心からの愛着」があるという話なんだろう。

ともあれ「毎日のようにやっていた」という言葉が誇張ではなくそのまま当てはまるほど、本作にハマり込んでいたオレ達。そしてそれは、やはり本作に費やした時間のほぼ全て…9割以上を「4人対戦」に充てていたという事実にも直結する。確かに本作はミッションも十分に大好きだ…が、オレ達が対戦に投じた熱意を考えれば、もはやその「大好きなミッション」ですらも「オマケ」に感じられるほどなんだから!!

大きなダンボールで画面の中央に仕切りを作り、相手の画面を見えなくしてから2対2のタッグ戦を行なう…例の「ダンボールプレイ」を初めて思い立ち、実際実行に移したのも本作が原因。今ではFPSをプレイする際の恒例になっていることを考えれば、やはり本作の効能は大きかったと言える。
ちなみに常々使用するのにボロっちぃダンボールじゃ締まらない(しかも使いにくい)から、今はめぐさん(林原さん)の特大パネルを使ってます(笑)

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