第四話:構える構える構える斬るで無拍子

Back  Next  Top  Home

【今回の登場人物】

オレ:『サガフロ』は『2』しかやってない。が、その『2』の大ファンである。

フクタ:『サガフロ』は『1』からのファン。アルカイザーにハマっていた。

チン:『サガ』シリーズはそこまで好きなタイプじゃなかったが、『サガフロ2』にはハマっていた。

  ――― ■■■ ―――



オレ「『サガフロ2』といったらさ…」

フクタ「サルゴン!」

オレ「だよな(笑)」

フクタ「というか、アイツは意味わかんないよ」

オレ「わかんねーよな」

フクタ「初台詞が、《サルゴンです、よろしく》とか。なんだオマエは!」

オレ「そもそも最初見たときゃ、アイツは名前の無いただの村人Aかと思ってた(笑)」

フクタ「地味なんだよ! だけど台詞はインパクト抜群」

オレ「サルゴンです、よろしく」

フクタ「ネズミが紛れ込んだようだな…すぐに始末します!」

オレ「会話の時間は終わった! さぁ行動の時だ!!」

フクタ「メチャクチャカッコイイじゃん!」

オレ「アイツはマジでヤバイね。オレが『サガフロ2』で一番好きなのはナルセスさんだけど、正直一番印象に残ってんのはサルゴンだ」

フクタ「おれは一番印象に残ってるのがサルゴンで、一番好きなのもサルゴンだ」

オレ「知ってるよ(笑)」

フクタ「ナルセスさんは次点」

オレ「それも知ってる」

チン「おいお前ら、コーディーはどうしたんだよ!?」

オレ「いやコーディーは好きだけど、ナルセスさんには敵わない」

フクタ「サルゴンにも敵わない」

チン「お前ら酷いよ! かなえよ!」

オレ「チンはコーディーのファンだっけ」

チン「当然」

オレ「ラベールは?」

チン「誰それ? 本名ミシェーラなんて俺は知らないよ」

オレ「知ってんじゃん(笑)」

チン「でもコーディーってさ…生き残っても、その後にあんま出番ないよね」

オレ「うん。特に氷のメガリスに行った後は」

チン「だけどさ、後半ウィルの家にリッチが帰ってきたとき…」

オレ「いるよね、台所んトコに」

チン「嬉しかったぜ(笑)」

オレ「まぁな(笑)」

フクタ「というか、コーディーがビアンカなら」

オレ「いや、それ以上は言うな。言わねぇでも解る」



  ―― ◆ ――



オレ「つーかサルゴンって、なぜか閃くんだよね。レア技」

チン「マジで?」

オレ「一番ヤバかったのはアレだ。《エーデルリッター》で、スライムまみれの部屋あるじゃん?」

チン「うん」

オレ「あそこでフクタが、スライム相手にサルゴンでデュエル仕掛けたらさ……」

フクタ「一戦目の最初にカムイ閃いた」

チン「マジかよ!」

オレ「そんで調子に乗って色々試してたら、次のバトルで無拍子閃いた」

フクタ「次のバトルでマキ割りトルネード閃いた」

チン「なんで斧使ってんだよ!」

フクタ「いや、なんとなく使ってみた。そしたら閃いた」

オレ「意味わかんないだろ?」

チン「意味わかんねぇ(笑)」

オレ「そもそもサルゴンって、そんなに資質あったっけ?」

フクタ「いや、確か武器だと剣だけ」

オレ「だよな? …だから、もっと意味わかんねぇ(笑)」

フクタ「そういや資質といえば、ディアナがヤバイね。一番ヤバイ」

オレ「ああ(笑) なんか知らねーけど、武器の資質が3個あるんだよな」

チン「それって凄いの?」

フクタ「スゲェ。他にいねぇ。いたとしても1人くらいだった気がする」

オレ「その1人が誰だかは忘れたけど、少なくともギュス様やナイツ一族じゃない。ディアナだけの特権」

チン「それはヤベェ(笑)」

オレ「というかディアナって、職業ナニ?」

フクタ「村人でしょ」

オレ「だよな(笑) それであの資質…さすがはジニーちゃんの母親だよ」



  ―― ◆ ――



フクタ「あと意味わかんないのが、アレだよ。サルゴンのテーマ」

オレ「むしろ、アレが一番意味わかんない気もする」

チン「そんなのあったっけ?」

オレ「いや、公式には無い。オレとフクタが2人で勝手に決めた(笑)」

チン「なんだよそれ!」

フクタ「いや、でもアレは完璧だよ。完璧にサルゴンのテーマだ!」

オレ「ヤバイね。調べたときは感動した」

チン「どういうこと?」

オレ「『サガフロ2』って、バトルテーマが4個あるじゃん?」

チン「うん」

オレ「そんで何も考えずにやってたらさ、時代とか主人公ごとに4つに分かれてると思うじゃん。年代が進むと新しいバトルテーマになる…みたいな」

チン「まぁ、そう思うけど」

フクタ「だけどなんか知らんけど、その法則に当てはまらない曲があった」

オレ「ジニーちゃんのシナリオのクセに、4番目のバトルテーマじゃなかったりして」

チン「4番目ってのが、最後のメガリスとかで流れるヤツだよな?」

オレ「うん、あのノリが良いヤツね。というかアレが、オレ達が言ってるサルゴンのテーマだ」

チン「なんで?」

フクタ「あのバトルテーマが流れるシナリオを調べて、その共通点を探してみたんだよ」

オレ「で、とりあえず年代別じゃなかった。主人公別でもなかった」

フクタ「唯一の共通点が、全てのシナリオにサルゴンが出てたことだ!」

チン「なんだよソレ!(笑)」

オレ「いや、マジだから」

チン「絶対なんかおかしいだろ!」

オレ「いや、マジだから。昔の記憶だけど、でもマジだから」

フクタ「とにかくサルゴンはヤバイってことだよ」

オレ「あまりにもヤバイから、オレとフクタで《サルゴンに一番似合う武器は何か?》って議論で超白熱したくらいだから」

チン「お前ら、どんな議論やってんだよ!」

オレ「そしたら、圧倒的に一番人気になったのがファイアブランドだった」

チン「それ無理だろ!」

フクタ「いや、無理じゃない」

チン「え?」

オレ「『サガフロ2』にゃ、ファイアブランドと同じ形状の隠し武器がある。ヴァレリアハートだ!」

チン「え?」

フクタ「ペッグ倒すと、超低確率で手に入る剣」

オレ「で、形状がファイアブランドと全く同じ」

チン「……でも、それをサルゴンに装備できんの? 時代的に」

フクタ「まず古戦場で戦いまくってヴァレリア取って、そのあと戻ってエーデルリッターやって装備させる。そんでビデオに録画すれば終わり」

チン「録画すんのかよ!」

オレ・フクタ「当たり前じゃねーか!!」

チン「………」



  ―― ◆ ――



オレ「そういや、ウィルもヤバイね。ナルセスさんのアレで」

フクタ「超好戦的!」

チン「おい、今度は何の話だよ!」

オレ「いや、ウィルがタイクーンとか呼ばれて調子に乗っているな? って場面あるじゃん」

チン「ええと……」

フクタ「いつものすかした態度は何ですか? …ってトコだよ!」

オレ「いつものナルセスさんみたいに、放っておいてくれればいいんですよ。…ってトコだよ!」

チン「なんとなくわかるような……」

オレ「まぁともかく、あそこでナルセスさんがウィルを挑発すんじゃん」

フクタ「来い、ウィル。私が根性を叩き直してやる!」

オレ「…で、そのあとタイラーさんが仲裁するから、2人がぶつかることはないんだけど……」

フクタ「あのシーンで一瞬だけ、ウィルが詰め寄ってるんだよね。ナルセスさんに」

オレ「ズイッと(笑)」

フクタ「来い、ウィル! …って言われて、ホントに行こうとした」

チン「そんなの覚えてねぇよ!」

フクタ「常識だろ!」

オレ「常識だろ!」

チン「………」

フクタ「でもあそこでタイラーさんが止めなかったら、焼殺で吹っ飛んでたよね」

オレ「どっちが?」

フクタ「もちろんウィルが」

オレ「だよな(笑)」



  ―― ◆ ――



オレ「そういやヴァレリア取るのに、どれくらいかかったんだっけ?」

フクタ「忘れた。けど、おれは早かったよ。せいぜい3日くらいだから」




――オレとフクタは当然だが、実はチンも「死せる賢者のウィル1人撃破」くらいはこなしていたり。

Back  Next  Top  Home