2位:グラップラー刃牙 シリーズ (C)

初代『グラップラー刃牙』、第2部である『BAKI』、そして現在も連載中である『範馬刃牙』……。
始まったのが1991年だから、約15年間続いている。ついでに言えば、全シリーズを合計すると約80巻続いている。
シリーズごとに分けてあるから気付きにくいが、実は2006年現在において、『刃牙』の巻数は『ワンピース』と『ナルト』を合計した巻数よりも多いのである。 ……ああ、オレは本棚に全巻並べて置いてあるから気付いたんだ(笑)。
ともあれそんな『刃牙』シリーズが、堂々2位に堂々登場だ!

さてと……まず第一に、このマンガの何処がどんな風に面白いかって? まあ当然ながら、そこから話していくのが常道ではあるな。 だけども実際このマンガは、「面白い」から「面白い」んだ、としか言えないと思うんだよ。
元々このマンガは、多分に、というか完全に、「頭で読むマンガ」という位置からはかけ離れている存在だ。「頭で読む」のではなく心で、というか「感性で読む」マンガなんだよ。 もちろんそこには「元々格闘技が好き」とか「バトルマンガが好き」とか、そういった感情が皆無というワケじゃない。 だけどそんな「趣向」とか「好み」とかそんな言葉以前に、『刃牙』はヒトの心へ直接「イメージ」を流し込んでくるんだよ!

だからこそ。そう、だからこそ、このマンガは万人受けする作品ではないだろう。『刃牙』の放つオーラと個人個人の感性。 その二つが一致しない限り、人は本気でこのマンガに「ハマる」ことなどできないからだ。
もちろん、それは逆にこうも言えるだろうな。自分と『刃牙』との波長が完全に合致すれば、人は心の底からそれに没入できると。 そしてオレは、それができた人間なんだと。安直に言えばそういうことなんだよ。

オレ自身も愛読させてもらっている『刃牙』シリーズ等の感想サイト「だったらイケるぜ!」様において、こんなフレーズがあったんだ。
「最近おもうのだが、『範馬刃牙』という漫画のジャンルはなんだ?
格闘………かな? ギャグ漫画………かもしれない。単独ジャンル『板垣恵介』かな、やっぱり。

このフレーズを初めて目にしたとき、オレは思ったよ。「まさに、それだッッ!!」ってさ。 『範馬刃牙』、ひいては『刃牙』シリーズ全てを表すのに、これほど的確な言葉もあるまいとオレは思う! (とらさん、引用失礼致します!!)
つまりだ。オレは……いや、オレたちは『刃牙』というマンガのファンであると同時に、板垣恵介の大ファン・信望者でもあるというわけだ。 これはもう言い切っちゃってもいいのだが、「『刃牙』は好きだが板垣恵介は嫌い」なんて人間が、この世に存在するとはとても思えない。
究極のバトルマンガであり、究極のギャグマンガであり、そして究極の「板垣マンガ」である『刃牙』。ああ……やっぱり、最高だな……。

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