30位:彼氏彼女の事情 (C)
このランキング唯一の少女マンガにして、オレが読破した唯一の少女マンガ。それがこの作品『カレカノ』だ。
振り返ってみると相当長い間連載していた当作品だけど、あれよあれよといううちに、結局オレも全巻読み通してしまった。
軽いものから重いものまで大小様々なテーマが用意してあって、それらが作品全体に数多く散りばめてあるのがいい感じ。
それによって、同じようなエピソードが続いてダレたり飽きたりすることもなく、じっくりと読み込んでいけたんだ。
ちなみに、GAINAX制作のアニメ版もかなり好き。あの独特すぎる作風は、ツボにハマるとすんごく心地良いんだよ。
29位:とっても! ラッキーマン (C)
相当にフザけていることは間違いない。ストーリーだって、これでもかというほどに単純だという感は否めない。
しかしこのマンガ、なんだかとってもノリがいい! 少なくともオレは、そのノリにかなり魅せられているんだよ!!
どこがイイって、まず挙げられるのは何より背中の手書き文字!
作者のセンスが最大限に発揮されたあの「お遊びスペース」は、自分が年を取るごとに面白さがわかってきて、なんだか相当「趣がある」んだよ。
しかし一度でもこのマンガを読んじまうと、「ガモウひろし=大場つぐみ」なんていう説を信じることなんて完全に不可能になるよな……。
28位:BLEACH (C)
「ジャンプ」で今現在熱いマンガといったら、とりあえずいくつかの候補があるとはいえ、やっぱこの『ブリーチ』もその一角を占めることになるだろう。
ジャンルとしてはいたって正統派(?)な格闘マンガといえるのだろうが、正統だけあって「単純に面白い」というのが感想だ。
オレとしては、特にソウル・ソサエティ編に入ってからの展開が好き。圧倒的な力を持つ護廷十三隊と一護たちの、息つく間もない激しい対決。
その構図がかなりカッコ良くて、それからすぐにオレはこのマンガのファンになった。
ただ、それも王道格闘マンガの宿命か。一護の見せた超サイヤ人ばりのウルトラパワーアップには、やっぱり少し苦笑したな。
27位:冥王計画ゼオライマー (A)
全2時間という短編OVA作品とはいえ、『ゼオライマー』という作品のインパクトはまさに群を抜いていた。
もともとは『スパロボMX』の予習という意味合いでなんとなく見てみたこのアニメなんだけど、いやはや、見てみるとかなりの「激作」だったな。
可哀想を通り越して、「哀れ」とも言えるマサトと、台詞回しがイカしすぎなマサキ。まずは、その対比からしてかなり秀逸だ。
加えて物凄い展開の速さ、全て一発で消し飛んでいく敵機体、ゼオライマーのあまりの強さ、綺麗にまとめたようでいて実はそうでもないラスト……。
どこをとってもなんだか素敵! メチャクチャだけど、なんかイイ!! ともかくオレとしては、この作品がこれからも『スパロボ』の常連でいてくれることを祈るばかりです(笑)。