さて、あまり頭を使う書き物ばかりだと(書いてるオレも、読んでる皆さんも)疲れるということで、今回の話題は気軽なモノだ。
「まえがき」でも述べた通り、今回の企画は「言葉の意味・定義」を考えていくような…言わば堅苦しい書き物ばかりになってしまうことを避けるため、途中に「気軽な書き物」を逐一挿入していく手法を採ることにしている。具体的には「堅い:気軽」を「2:1」の割合で執筆する予定で、また本企画は全30話構想のため「堅い=20話」「気軽=10話」ということになる。
閑話休題。ともかく今回のような「気軽な書き物」は「○○とオレ」というタイトルで統一し、「○○」と「オレ自身」との(これまでの人生における)関わりについて簡単に触れていく。言うなれば、オレの身の上話だとでも思ってくれ。
ということで「○○とオレ」シリーズ第1回は、最初ということで基本となる「ゲーム」とオレとの関わりを述べることにする。
さて。オレは「ゲーマー」を名乗ることが多いだけに、基本的に「GAC」とひとまとめにしている「ゲーム・アニメ・マンガ」の中でも、最も強い愛着を抱いているのがこの「ゲーム」だ。そしてゲームとオレとの付き合いは、今から約20年前…オレが4歳の頃まで遡る。
そもそもオレの家は、母親がコンピュータープログラマー関連の職種に就いていることも影響し、両親共にゲームを大きな趣味とする一家だった。そして父も母もオレが生まれる以前…インベーダーゲームの時代から今現在までゲームを趣味として続けているため、すなわち年期はオレよりも長い。というよりオレの年齢以上の年期なのだから、どう足掻いても物理的に超えることはできないが(笑)
ともかくそんなわけで、オレが物心付いた頃には既に「ファミコン」が家にあり、両親のプレイをオレも興味深そうに眺めていた(両親談)という。そして最近でも「ゲーム脳」が一大ムーブメントを巻き起こしたように、当時から既に「ゲームの(子どもに対する)悪影響論」は世論のひとつとして存在したが、もともと自分達がソレで遊んでいた両親だけにゲームに対する理解もあり、そのためオレも早くからゲームに触れさせてもらった。(もっとも当然、時間に限度等はあったわけだが)
そんなオレが初めて、自分の手でコントローラーを握った(握る許しを得た)のが4歳の折だったわけだ。記念すべき「生まれて初めてプレイしたゲーム」は平々凡々な『スーパーマリオブラザーズ』(FC)だったが、幼いなりにゲームへの「興味力」と「熱意」は高かったようで、4歳の時点で何日も練習を重ね、ワープなしで8-4クリアまでは漕ぎ付けた(2周目は無理だったらしい)。
今では「何分でクリアした」となるところを、『マリブラ』のようなゲームであるにも関わらず「何日も練習した末にクリアした」というあたり、我ながら月日の流れを実感するというかなんというか。ともあれソレが、ゲームとオレとの初邂逅であった。
そして時は流れて、小学生時代。今から思い返すと、あの当時が「最もゲーム時間が長かった時期」だと痛感する。
なにしろ当時は、「平日5時間・休日10時間」を最低ノルマとしており、どんなに忙しい日であっても頑なにソレを順守していた。対して今現在…大学生になってからといえば、「平日5時間・休日10時間」が最低どころかそれが「平均」になっているほど。つまりその差は歴然というものだ。
小学生時代の夏休みなど、更に顕著だった。
「朝6時に起床→(食事等を除き)夜12時まで18時間ぶっ通しでゲーム→就寝→朝6時に起床…」
というルーチンワークを律儀に(?)毎日繰り返し、「眼鏡を外すのは寝るときだけ」というか、もはや「コントローラーを放すのは寝るときだけ」状態(笑)
現在は休みの日でも「最低コレだけはやっておく必要がある」という「枷」ができてしまい、当時のような生活は不可能になったが…。
だが人間、本当にヒマ(=自由)だった場合、欲望のままに「好きなこと以外まったく行なわなくなる」という事実が良く解る。
すなわちオレのゲーマーとしての礎は、この頃に形成されたのである。
そして、それが今日のオレにまで影響を及ぼしているかと思うと、また特別な感慨が沸くものだ。
ともあれひとまずの結論としては……「若いっていいなぁ」ってことで宜しいでしょうか(笑)
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