オレは「ゲーマー」を名乗っているだけに、やはり「ゲーム」が人生における主軸になっているのは間違いない。
だが「GAC」(=ゲーム・アニメ・マンガ)という造語を生み出し愛用していることからも解る通り、「ゲーム」の他にも2つ、オレには好きなモノがある。
言うまでもなく、それは「アニメ」と「マンガ」であるわけだ。
というわけで今回は、そのうちの一方…「アニメ」について、それとオレとの関わりを話していこう。
そもそも人の趣味には、所持量の制限などない。ゆえに「自分が何個の趣味を持つか」という部分は、それこそ個人差が強く、また個人個人の性格・趣味に対する考え方に拠る部分であると考えられる。ただ「1つ」の趣味に人生の全てを賭ける人間もいれば、オレのように「3つ」くらいという人もいる。あるいは多趣味と呼ばれる人の場合、10個20個の趣味を持つということもあるだろう。ただしそこには「適正な数」があるわけじゃないので、どうしようとまったくの自由だ。
ただ念頭に置くべきは、人の人生は有限であり、例えば1日の時間は万人共通で24時間ということだ。(ジャック・ハンマーは1日30時間らしい)
ゆえに人それぞれに「自由時間」の量的な差異こそあれ、仮にそれを1日5時間とした場合、趣味が1個なら5時間全てをソレに充てられることに対して趣味が10個なら単純計算で1個30分だ。その点で「趣味の数」と「ひとつあたりの熱中度」が、反比例の関係にあるというのは定理として間違いないだろう。
閑話休題。ともあれオレにとって「アニメ」というのは「マンガ」と並び人生で2番目の趣味…であると同時に、そもそもオレの「人生三大趣味」のひとつであるだけに、やはりそれに対する愛着や思い入れは深い。だが珍しいのは、オレは幼い頃からのゲーマーであっただけに、逆にアニメに親しんできたのは意外にも最近(といっても10歳前後の頃だが)の話だということだろう。
そもそも幼い(小学生時代の)子どもにとって一番の娯楽は「テレビアニメ」である、とはよく言われる話だ。ゲームもマンガも確かに人気はあるが、基本的にある程度の資金が必要不可欠な遊びであり、新しいソフトやマンガ単行本を次々買い漁ったり…というのは小遣いの少ない小学生には無理な相談。結果的にゲームソフトは、誕生日やクリスマスに親から買ってもらった僅か数作しか手元になく、マンガに至っては学校でジャンプの回し読みが精々といった状況。そのため金も掛からず、毎日様々な作品が放映されるテレビアニメは、子どもにとって何よりの娯楽となるわけだ。
だがオレの場合、以前にも話した通り、物心ついた頃には家にゲームがあった。そして自分で小遣いを出して買うだけじゃなく、もともと両親が持っていたソフトもあるために、当時からプレイするソフトに事欠きはしなかった。特に『DQ』の1〜4や『FF』の1〜3など、FC時代の主要ソフトは全て網羅されており、わざわざ自分で購入する必要もなかった。そんなこんなでオレは、幼少時「わざわざアニメを観る必要」自体がなかったわけだ。
うむ。なんだか前置きだけで大幅に容量を食ってしまったので、さっさと結論に入ろう。
要するに、そんなオレがアニメファンになったのは「ある3つの作品」の影響が少なからずあったからだ。
「その3作がなければ、オレはアニメファンにならなかった!」とまでは言わないが、しかしある意味ではそれに近い…そんな3作がオレにはある。
1.オレが「アニメって…面白っ!」って思わされた作品 → 小学生時代に観た『スレイヤーズ』。
2.オレが「アニメって…深い!」って思わされた作品 → 中学生時代に観た『エヴァ』。
3.オレが「アニメって…最高だ!」って思わされた作品 → 高校生時代に観た『ナデシコ』。
結局この3作は、別にオレの「今現在好きなアニメ・トップ3」ではないんだが…。
それでも、この3作を観たことでオレが「アニメファン」の道を着実に歩み始めたことは間違いない。
人間、ちょっとした出来事(オレの場合は、たった3作のアニメを視聴したこと)が、その後の人生に多大なる影響を与えることもある…ってことだろう。
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