「もう上官とか関係ねぇよ」
「健康優良日本男児をなめんなよ! 神風見せてやるよ!!」
「逆切れのが強ぇんだよ!」

この他にも、永井の台詞として特筆したいものに「了!」というものがある。
字幕を付けていないと意味のわかりかねる台詞ではあるが、オレたち仲間内では(なぜか)この台詞にハマったのだ。 ちょっと前までなんて、何か言われて「わかった」という意味を返すときには常に「了!」と言っていたものさ。

オレ的なイメージでは、一樹よりもコイツのが『サイレン』の主人公には似合っている気がする。
それに永井の場合、前作の主人公である恭也と少しキャラがかぶっている気もするな。まあ、だからこそ逆に主人公ではないのだろうが。

ともかくその正義感とカルシウム不足とが災いしたのか、死して屍人となるよりも、むしろシリーズ中の誰よりも壮絶なエンディングを迎えることになった永井。
せめて第二のSDKとして、闇人王国(仮)で頑張って生きてくださいと言うことしかできない……。
結論から言うと、その如何ともしがたい「普通」っぽさがコイツの魅力ってことだな。
その普通さが、コイツにとっては仇になったと。