ひとつのミスが命を奪う、ダンジョン探索の緊張感……。
超絶難度のダンジョンをクリアした瞬間の、あの達成感……。
『トルネコ』あるいは『シレン』をも含めた不思議のダンジョンシリーズにはそういった、
このゲーム独特とも言える特殊な面白さがあるのだと思う。
そしてそれは、製作者側が「コレ!!」とひとつに定めているものではない。
100人のプレイヤーがいれば、100通りのハマリどころがある。
そしてまさしくそういった部分こそが、このゲームの面白さの所以なのだろう。
前置きが長かったが……要するにオレがこのゲームに感じている一番の面白さというのが、
まさしく「合成システム」だということである。
様々な武具を各地から収集し、合成し、段々と理想のアイテムを「完成」させていくあの感覚……。
それが、オレのゲーマー魂を刺激したのだろう。
ゆえに、そのキーとなるこのアイテムには、
「お世話になった」などという言葉では言い表せないほどの愛着がある。
素材となる武具だけを5個も10個もキープして、
この壺の入手を今か今かと待ち望んだものだよ……。