スーパーケンカ大戦 1回戦

簡易対戦表
東照美V.S.伊藤真司
サクラV.S.幕之内一歩
八樹宗長V.S.奈良重雄
三橋貴志V.S.一条誠
水戸洋平V.S.叶親浩司
矢島透V.S.小林一文字
梧桐勢十郎V.S.グレート巽
相川摩季V.S.塩田鉄人
宮田一郎V.S.蘇我源造
クッパV.S.黒沢
鬼塚英吉V.S.カービィ
亜久津仁V.S.丹波文七
江戸川コナンV.S.半屋工
鷹村守V.S.天使恵
弾間龍二V.S.桜木花道
日比野晴矢V.S.マリオ



1回戦第1試合

東照美 (番長連合) V.S. 伊藤真司 (今日から俺は!!)

たか弐「東は車にはねられても平気だって言うけど、伊藤も根性で耐える防御タイプ…。
でも同じようなタイプだからこそ、東の防御力が抜きんでちゃうね。
相手に殴られまくっても根性で耐えまくる伊藤だけど、耐えるってことは無傷ではないわけだから、車に対抗できる東のが防御面では上だと思われる。
ディフェンスタイプの伊藤真司が防御力で負けてしまっては勝ち目はないかなぁ…って思った」

SAT「東は全体的に伊藤の上位能力を有している感じがします。
メラミとメラゾーマがぶつかっている様な、単純な質量の違いを感じます」

ムランボ「車にはねられる程度にもよりますが、まともにはねられて殆ど無傷なら、防御力は相当なもの。
例えば、車総統という関取のぶちかましを喰らっても耐えられそうなので、もはや常人レベルではない。
二人とも真っ向勝負をモットーにしているようなので、まともな殴り合いになれば、防御力が上の東が勝利かと」

オレ「東の『車にひかれても無事』というのは、交通事故ではなく『最初からぶつけるつもりで運転していた敵』の追突によるものなので、威力はかなりのものでした。
ただし当たり所は良かったと考えられます。なぜなら東も、作中最強クラスの敵のパンチで的確に急所を攻撃されダメージを負っていたので。
ですがそれでも基本のタフネスは圧倒的に伊藤を上回りますから、やはり東の勝利は揺るがないでしょう」

勝者:東照美

1回戦第2試合

サクラ (餓狼伝) V.S. 幕之内一歩 (はじめの一歩)

たか弐「これはサクラが勝つと思う。
一歩はボクシングの中でもフェザー級…つまり体が小さい方なんだよね。
プロレスラーのでかさはヘビー級クラスと考えて…それをあっさりねじ伏せるって言うんだから、一歩はやっぱりかなりキツイ。
体の大きさ=強さじゃないとしたらボクシングもランク分けする必要ないわけだし。
まぁ、サクラが倒した格闘家やプロレスラーがどれくらい強いのかってのは知りたいところだが」

オレ「ええとな…サクラが倒したのは、例えば表の総合格闘技チャンピオンだ。そいつの首を掴んで捻り殺した。ちなみにサクラ自身は裏のチャンプね。
肘や膝の関節をパンチ・キックで攻撃し、プロボクサーのパンチをまともに喰らっても大丈夫なほど頑丈なレスラーを骨折させたりもしたな。
しかも蹴り一発でプロレスラーの足をへし折ったヤツの、本気の蹴りやパンチを喰らっても、大したダメージがないっていう。
…って、詳細に書けば書くほど化け物じゃないかコイツは? いや、原作でも化け物とか怪人って言われていたんだが…。
こりゃ『一歩』に詳しくないオレとしても、サクラ優勢は揺るがん気がするな」

たか弐「なるほど…それを聞くとますます、サクラの圧倒的勝利に終わりそうだ(笑)」

ムランボ「確かに、パンチを喰らっても大したダメージを与えられない…というのはボクサーには不利。
また、サクラはパンチに加え、キック、掴み、なども得意としているようなので、ボクサーである一歩には防御に限界があると思います。
骨折られたら終わりだし…。
というわけで、自分もサクラに一票!」

ナイフ「オレもそう思う。リングで戦い、相手を追い込みながら戦うボクシングスタイルでは、トーナメント的には不向きだ」

キューピー「一歩が『普通のボクサー』である以上、惨敗するのが目に見えているかと」

SAT「一歩の破壊力は知っていますが、あくまでボクサーの中でのハードパンチャーですから、ここまで化け物じみている相手だと勝ち目が無いでしょうね。
というか恐ろしいまでの強さですが、何か弱点とか負傷した場面とかは有ったんですか?
目が見えなくても、これだと負ける要素が全く感じられませんね」

オレ「サクラは、作中でも本当に無敵! という描かれ方をしていて、あるキャラに負けるまでは実際に裏の格闘技界で無敗だったのですが…。
弱点としては、まず聴覚狙いですね。盲目のため聴覚は発達していますが、逆に大きな音で聴覚を狂わされている場合は、防御行動が全くできずダメージを負っていました。
そのため通常状態で攻撃を喰らってダメージが無い…ように見えるのは、相手の攻撃を受ける際にギリギリで何らかの防御・回避行動を取っているからだと思われます。
それこそ盲目ゆえ、感覚が研ぎ澄まされているのでこういった行動が可能なのかと。
また、その他の弱点は、例えば嗅覚。
嗅覚で相手を判断する部分が強いため、強いコロン等を身にまとっていると、相手を上手く認知できない様子です。ただしあくまで不意打ちを数発許すくらいで、すぐに修正可能ですが。
そしてまた、常識では考えられない…常軌を逸した行動に対して油断する部分が弱点といえば弱点でしょうか。
作中では相手の腕を骨折させ余裕を見せていましたが、相手が『骨折した腕を逆向きに曲げ首を絞める』という超変則チョークスリーパーを仕掛けてきたため、防御できず敗北しました。
まぁ、この試合はもう決まりですね(笑)」

勝者:サクラ

1回戦第3試合

八樹宗長 (明稜帝 梧桐勢十郎) V.S. 奈良重雄 (幕張)

SAT「相当八樹が有利だと思います。といっても奈良は酒乱で、酒が入るとビール瓶を手刀で切れるほどパワーアップするのですが…」

オレ「ですが、肝心の酒を標準装備していない…と?」

SAT「ええ。だからどこかに酒瓶でも転がっていない限りは、まず八樹の勝利だと思います。
ただ奈良も逃げ回る身体能力は普段から割りと高いので、持久戦になれば奈良カッターがヒットして、八樹の負傷率も高くなると思われます。
奈良も勝つ為には結構卑怯な戦いも出来る男なので、多少の与ダメージは可能だと思います」

ムランボ「確かに、能力的には奈良が不利ですね〜。
しかし、試合開始直後にジャイアンボイスを発動させると、おそらく八樹は耳をふさがざるを得ないと思われます。
すかさず防御の空いたボディめがけて奈良カッターを投げつけたら、おもしろいことになりそうです。当たれば…の話ですが。
トリッキーな作戦しだいでは奈良の目もありそうです」

たか弐「奈良カッターの速度次第かなって感じではある。
並の速度ならムランボさんの言う展開になったとしても避けそう。
あと、ブーメラン型なら後から回収しないといけないだろうから、それができるのかどうか…。
それに、ジャイアンボイスをずっと発動し続けて戦闘すれば面白いかもね。
可能かどうかが分からんけども」

釘婿「八樹が奈良づくしに耐えられるかもポイントだと思う(笑)」

SAT「奈良づくしってどうなんでしょ(笑)
確かに奈良最強の技ですけど、相手の目前で全裸になって突進しますから木刀相手だと滅多打ちっぽい気もします。
何より下ネタ技だからトーナメントには不向きかと(笑)

次にジャイアンボイスですが、恐らく奈良は普段から音程がおかしいと思います。しかし酒乱と複合する事によって最大の威力を発揮します。
作中最強の塩田さえも圧倒した最大威力は、酒乱時の物でした。
ですからシラフ状態で使用すると効き目が低下すると思います。精々最大時の半分位の効き目かと。
最大時の威力は聴いた瞬間に三半規管にダメージを受けて、まともに立っていられない程でした。
同席した女子は1分程度で気絶、塩田も1曲聞いた頃には気絶しました。
また、歌いながら男子を引き摺っていましたから、歌いながら戦う事も不可能ではないと思います。
予想では有りますが八樹は膝こそ付かないものの、三半規管を揺さぶられて間合いを取り難くはなるかも知れません。

そして奈良カッター。速度的には投げてから目で見てかわせていたので、早くても120kmと言った所でしょうか?
しかし、投げ方によって意図した角度でターンさせて相手を背後から襲うので相手は常に背後を気にしていないといけないので牽制には有利に働くと思います。
また、奈良カッターと同時に相手の死角になる様に尖ったカードを投げ付けて突き刺すと言う戦い方も有ります。
カードはあくまで直線的なので手元に戻ってきたりはしませんが、ブーメランだけが武器と思っている相手にはグッサリ刺さる可能性も高いです。
またナイフと違って厚みも少ないのでポケットに入る分位はストックが有りますので、意外と厄介な武器かもしれません。
奈良ブーメラン自体の威力ですが、後頭部に数mmめり込む程度の威力は有ります。
その代わりに回転自体の鋭利さは鈍いので、タイミングが合えば木刀で打ち落とす事も可能かと思います。
勿論手ではじく事は不可能です。負傷して木刀が握れなくなると思います。手に奈良ブーメランが直撃した場合は、奈良にも勝ちの目が出てくるかも知れません。
意外とこうやって複合させてみると、八樹も苦戦するかもしれませんね」

オレ「なるほど…ではここで、新たなトーナメント定義を作り出す必要がありそうですね。
そもそもどんな対戦カードであろうとも、よほどじゃない限り
『100%、選手Aが勝利する』
なんて結論は導き出せないでしょう。
例えば先程の『サクラV.S.一歩』とて、圧倒的にサクラ優勢という意見が多いとはいえ、やはり人によっては『一歩が勝つ(可能性もある)』と考えるハズです。
そしてそれは、恐らく全ての試合に当てはまるでしょう。『こうやって、こうなれば、こっち(劣勢に見える方)が勝つんじゃないか?』という意見は、あらゆる試合に共通します。
ただ当然、『こっちが勝つかもしれない』『だけどあっちも勝つかもしれない』では、勝敗など求められるハズもありません!!
…ので、今回のトーナメントではあくまで「勝率が高いと思われる方」を勝者として位置付ける方向で行きましょう。
極端なことを言えば、勝率51%と49%(と我々が予想した試合)があれば、『51%』を勝者とする…ということですね。
もっともそんなに拮抗している場合は、勝者も『負傷して次の試合に影響する』ことになるでしょうが。
よってトーナメント定義に追加します!」

≪1-1.勝敗に関する定義≫

・基本的に「両者が戦った際、その勝率が高いと思われる方」を勝者とする。
(極度に運の要素が絡めば、あらゆる選手に勝利可能性が発生するため)

オレ「そして、ここまでをまとめて結論を出しましょう。
まずこの試合は、非常に拮抗しています。
しかし酒が入らないとMAXの力が出せず、パワーや必殺技(ジャイアンボイス)の威力も半減するため、基本能力的には奈良が不利。
ただし奈良には遠距離攻撃が揃っているため、八樹も苦戦すると考えられる。奈良カッターのブーメラン効果による、背後からの攻撃も怖い。
しかし八樹は作中で『15人程度の不良相手に立ちまわり、無傷で全員を叩き伏せた』という活躍をし、全方位攻撃に対する対応力は高いと考えられる。
また遠距離攻撃への対応は、木刀所持によりある程度可能。
上記を総合し、八樹勝利。ただし苦戦により負傷は免れないとする…ということで!」

勝者:八樹宗長 (中傷)

1回戦第4試合

三橋貴志 (今日から俺は!!) V.S. 一条誠 (BOY)

SAT「三橋の戦闘力もかなり高いと思いますが、身体能力的には互角程度、センスや技術的には一条が上回っている感じがします。
三橋の個人との戦い方次第で状況は変わるかと思います。目潰しを使うということですが、その種類と、個人で戦う時の戦法はどういった感じでしょうか?」

オレ「三橋は卑怯戦法の権化のような男ですから、その戦法も卑怯を最大の旨としており…。
たとえばひたすら暴言を吐き、頭に血が昇り易い相手を怒らせ行動を限定させ、その後カウンターを取る…金的を狙う…など、常に悪知恵を働かせている感じです。
目潰しは、作中では人間相手だけでなくパトカーのフロントガラス目掛けてペンキ状のモノを投げつけ、窓を覆い事故らせた経緯もありますね。
その他、周囲の砂を拾って投げつけるような突発的目潰しも使ったりします」

釘婿「それに比べれば、一条は相手が武器を持ってるときにピックを投げて手に刺すけど…。基本は素手だよね」

SAT「作中での一条の戦い方は正統派で、普通に打撃の攻防、隙を突いての投げ、相手の癖を見極めてカウンター等玄人風の戦いをし余り卑怯な戦い方はしません。
武器を持っている相手には遠慮なくピックを投げ付けますので、どの時点で三橋が卑怯者か気付くかですね。
作中でも実際は負けない相手に何度か不意打ちを受けて、苦戦した経験も持ちます。
ですから戦い難い相手では有ると言えるかも知れません。
ただ中学時代の素行不良から、卑怯な行動には多少耐性を持っていると思われます。
目潰しをまともに喰らうとは思えませんが、あらゆる卑怯手段で挑まれ負傷は免れないと思います。
その中でお互いの手駒を出し合い、最後は一条勝利の予想を立てさせて頂きます。
間違いなく次戦では負傷による戦力低下は起こると思います」

オレ「そうですね…ボクサーに対抗できるクラスの格闘センスとタフネスでは、三橋も少々分が悪いでしょう。
それでは、一条の負傷付き勝利ということで!」

勝者:一条誠 (中傷)

1回戦第5試合

水戸洋平 (SLAM DUNK) V.S. 叶親浩司 (幕張)

魔王「叶親の方が優勢ではないかと。
剣道の防具標準装備で防御力は高いでしょうし、正面からでは大した傷を負わせられないのではないでしょうか。
水戸がうまく後ろに回り込めれば形勢は逆転するでしょうが…。
まぁ最終的にどちらが勝つにしろ、無傷ではないと思います」

たか弐「視界の悪さがどう影響するかだな。水戸が突くならそこしかないような気がする。
まぁ、結局叶親浩司が勝つ気はするな。さすがに防具をしているんじゃ、水戸も分が悪いと見える。
お互い無傷ってわけにもいかんだろうけど」

ナイフ「水戸は、素早く後ろに回りこむことさえ難しいように思える。
実際に剣道をしたことがあるわけじゃないけど、普通の高校生である水戸に、剣道歴3年である叶親の背後には回れないかも……」

SAT「水戸は喧嘩自慢である鉄男とも互角の攻防をしましたが、やはり武器ありきの剣道相手だと分が悪いと思います。
今回は防具も着用している事から攻め難さも加わります。まず狙える場所が防具以外の場所と言う事で、小手より上・喉元・下半身・背後と限定を余儀なくされます。
走り回れて障害物も多い市街戦なら十分にやりようも有ると思いますが。普通に激突した場合、間合いの不利・打撃面の限定は戦力に大きく響くでしょう。
背後に回り込むというのも、武道家でない限り、面の視界の狭さを考慮してもあまり現実的ではないと思います。
戦闘の経過としては、水戸が竹刀を掻い潜って防具面以外に何発か当てるものの、竹刀を全て避けるのは不可能。
防具の耐久等も相まって持久戦では圧倒的に不利になり、動きが悪くなった所に致命の一発を貰って戦闘不能。
叶親も何発か喰らった事により、幾らかの負傷をしながら次戦へと言った形で」

サンタ「しかし、ここで疑問があります。それは、水戸が目潰しを使うのかどうかという観点です。
剣道の面をしっかりとかぶっているのなら目を擦るなどが出来ず、目潰しに弱いはずです。
水戸が目潰しが効く距離まで詰めて目潰しを使えば楽勝な気がするのですが……」

オレ「論点となるのは『目潰しの有無』ですね。
しかし水戸は正々堂々派であり、たとえ自分が負けそうになっても目潰しのような戦法は使わないと考えられます。
となれば、叶親も重傷を負わずに勝利でしょうね」

勝者:叶親浩司 (軽傷)

1回戦第6試合

矢島透 (かまいたちの夜2) V.S. 小林一文字 (天使な小生意気)

たか弐「小林の勝ちだろうなぁ。超能力には溜め時間が必要なんでしょ?」

オレ「ああ。原作の描写から想像するに…精神集中に5秒くらいは掛かるっぽい」

たか弐「5秒掛かるとなると…10mの距離を詰めるのは一瞬だろうし。
溜め中は無防備だもんな。溜めている間にやられるだろう。
仮に溜めなかったとこで、ランク1は一般人には楽勝って部類なんだから、超能力なしの矢島透に勝ち目はなし!」

オレ「ふむ…確かにそうだな。だがこの試合で重要になるのは、次の2点だろう。
まずひとつは『選手双方の、互いの能力の無知』という観点。
特に1回戦目は、お互いに何の事前情報も持っていない…ってのを、トーナメント定義に追加しておこう。
つまりこの試合では、小林は矢島のパイロキネシス能力を知らないことになるな。
ただこうなると、小林が矢島の『タメ動作』を見て不審に思いしばらく攻撃するのを躊躇いでもしたら、5秒でパイロキネシスが発動して小林は敗北する。
でも小林が不審に思って攻撃の手を休めるか否かは、どちらとも判断が付かないよな。
だからこの場合は『積極的行動か消極的行動かの二者択一を迫られた場合、積極的行動を取る』ことを定義にしようか」

《2-2-1.戦闘行動に関する定義》

・選手双方は、試合開始に際して「互いの情報(特殊能力など)」に関して無知である。
ただし2回戦目以降はその限りではない。各選手は他の試合を映像で観戦できるものとする。
・積極的行動か消極的行動かの二者択一を迫られた場合、各選手は積極的行動を優先する。
ただし原作で、極端に消極的という描写があるキャラは別である。

たか弐「となればやっぱ、結果は同じかな。
積極行動優先なら、躊躇するにしてもほんの一瞬だろうしさ」

ムランボ「それに透は、恋人の真理がいないと実力を十分に発揮できないんじゃ?」

オレ「今回の場合は、真理がいようといまいと関係ない気もしますが(笑)」

勝者:小林一文字

1回戦第7試合

梧桐勢十郎 (明稜帝 梧桐勢十郎) V.S. グレート巽 (餓狼伝)

オレ「ここで巽の登場か…」

たか弐「『餓狼伝』はバランスブレイカーだな(笑)
まぁそれはさておき、勢十郎は近接では圧倒的に不利だろうと思われる。
となると遠距離から攻撃するしかなくなるんだが、それで決定打を与えられるのかどうかが、勝敗のカギになりそうだな」

オレ「遠距離攻撃か…。でもセージは栓抜きとか凶器攻撃は大好きだけど、特に飛び道具は持ってないんだよな…」

たか弐「となれば、栓抜きを目に当てれるかどうかが問題になりそうだ。
あえて巽に捕まってから近距離で栓抜きってのも考えたけど、それじゃ防がれそうだな。
やっぱ遠くから投げ当てるように頑張るとして、それで当たるのかってことだが、やっぱ当たらないと思われる。
結局遠距離でも決定打がないのであるなら、勢十郎はジリ貧だろう。ただ、お互いめちゃ疲れそうな戦いになるかもな」

SAT「梧桐の鍛え込み方も半端じゃないと思いますが、ここまでの力と頑丈さがある巽が相手だと削り合いで押し負けると思います。
その代わりに避ける型の選手でもないので、次戦で動きを悪くさせる程度の傷は負わせると思います。
ただ問題は、栓抜きの使い方です。躊躇無く目や耳を狙えるなら、組み付かれた時にそれで大ダメージを与える事も不可能ではないかと」

オレ「確かに、そうですね…。
セージが栓抜きで『眼球を狙う』などの行動をすれば、巽も大きな負傷をする可能性はあります。
しかし外道と呼ばれるセージとはいえ、相手に後遺症が残るような冷酷な攻撃はしないと考えられます。
よって巽は無傷…もしくは軽傷程度で済むでしょうね。いや…プロレスラーのタフネスからして、軽傷にもならないでしょうか」

勝者:グレート巽

1回戦第8試合

相川摩季 (エアマスター) V.S. 塩田鉄人 (幕張)

たか弐「塩田は攻守ともにもの凄いものがあるため、ただの打撃では大きなダメージは与えられないかも。
ただ、摩季の技…エアカットターミネーターが決まれば話は変わってくるな」

オレ「エアカットは肉体的ダメージを与えるっつーより、脳震盪系の攻撃だからな」

たか弐「さすがに、脳ミソだけは鍛えようがないだろうし。
摩季がスピードで翻弄して技を決められるか、それを塩田が捕まえるかがキーになりそうかな」

オレ「ああ。塩田は『鉄人』と呼ばれているくらいのタフネス自慢だが、それに相性良いのが摩季の『エアカット』だな。
問題は、塩田にこのような絶技さえも防げるような能力があるか…という部分だろうが…」

ナイフ「そもそも、空気の流れで相手の動きが読める相川の方が有利じゃないか。
激突ならともかく、ヒット&アウェイを繰り返せば相川に軍配のような」

兄者「相川は、相手が技術戦や乱打戦で戦う人間でないのならば、打撃吸収からのカウンターを高確率で決めるスキルがあります。
打撃一発で決めてくる相手には相性がよく、空気を使った先読みも含めて打撃戦はおそらく勝つと思います。
しかし、エアマスターの黒星…もしくは苦戦が関節技・投げ技に多い事を考えると、相手が掴んだ場合かなり危険になりますね」

オレ「確かに摩季は『バックジャンプによる打撃吸収』によりタフネスの低さを補っていますし、持ち前のバランス感覚によるカウンターの威力も凄まじい…。そう言う意味では、塩田に対して有利だと自分も考えます。しかし兄者さんが仰るように、合気道使いの皆口に一度は敗北したり…といった経緯のある摩季ですから、掴み技に弱いという部分…その観点は今回のバトルにおいてかなり重要でしょう!」

ムランボ「でも試合空間が何もない平地であると考えると、摩季自慢の空中戦にはもっていけないですね。
やはり、みなさんご指摘されてるように、摩季のスピードの一点がポイントだと思います。
塩田のタフさを考慮すると、ヒット&アウェイでは決定的なダメージを与えられないと思うので、エアカットターミネーターを決める一瞬の隙を見いだせるかどうかだと思います。
やはり、どちらも無傷というわけにはいかないでしょうねぇ」

オレ「塩田のパワーか摩季のスピードか…」

釘婿「摩季の空中殺法は、『刃牙』の天内悠と同じで常人では反撃も不可能だと思う。
格闘ゲームキャラみたいに、対空技がないと撃墜不可…もしくは、浮遊能力か空中殺法必須のような。掴むとしたら花山クラスの握力がないと無理。
実際、レスラーでもコーナー上からのボディプレスを掴める人いないし。
それでいて相川摩季のスピードのある攻撃は至難だと思うよ。花山理論でいけば重力+速度=攻撃力みたいな(笑)」

SAT「相川の黒星がついた相手は組み打ち系との事ですが、どういった形で組み合えたんでしょうか?
飛び回る上に凄い速度の相手を捕まえた状況と言うのが想像つき難いんです。持久戦で速度が落ちた所を掴まれたとかいう形でしょうか?」
それを考えると、ターミネーターは回避不可能と言うほど早い技でもないんでしょうか?」

オレ「そうですね…まず摩季が苦戦した『組み打ち系』ですが、これは摩季が『あえて接近戦を挑もう』とする特殊な状態だったりしたこともあったのですが…。
ただし摩季の『唯一の敗北』と言える勝負においては、相手が『合気道の達人』だったときでした。彼女…つまり皆口は相手の身体に触れるだけで即座に投げ、そして地面への叩きつけに持っていけるほどの技量と能力を有しており、摩季は牽制で撃ったジャブさえ捌かれる状況に苦戦しました。更に、皆口は貫手の名手でもありましたし。
ただそんな達人相手でも『エアカット』は捌かれることなく決まったので、その攻撃速度は相当なもの…少なくとも、達人クラスでも反応不可能なレベルだと思われます。そして、その試合でカットが決まったにも関わらず摩季が勝利できなかったのは、相手が合気の原理か何かで『カットの威力を逃がした』ためでした。そうじゃなければ、勝負は摩季の勝利で終わっていたでしょうね」

釘婿「あと、摩季の敗北は真のエアマスター覚醒前だったしね」

オレ「あ…そういえば、そうでしたね!
今回のトーナメントは、基本的に『原作の最終形態』が選手の元なので、摩季は『真のエアマスター』状態での参戦になり…。
すると、組み技に対する抵抗力も相当に増大しているでしょう」

SAT「真のエアマスターとは?」

オレ「『真のエアマスター』として覚醒した摩季は、風の流れを五感全てで感じ取る能力が身に付き、全身の超人的なバランス感覚とも相まって『壁や天井を走る』ことさえ可能になります。
その脚力から繰り出されるダッシュ飛び蹴りは、速度と威力により、体重100キロをゆうに超える大男…格闘の達人でさえ反応できずノーガード状態で吹っ飛ばせるほどでした」

SAT「なるほど…。塩田も全体的能力は化け物に近い部類に入りますが、今回は流石に相手が超人過ぎますね。
塩田はどんな相手にも対応可能な万能性が有りますが、基本は打撃ですから投げが達人級と言う事も無いんです。よって掴みで戦うのは無謀な話で基本打撃戦になりますね。
あとは二人の戦力バランスを考えると、力は塩田が上回っている印象を持ちますが、速度にかなりの開きを感じます。
恐らく塩田が1発当てる間に5発は貰いそうです。相川の回避能力は神掛かっている感じですし、塩田がどうにか当てた1発も、相当な威力減衰を受けると思います。
あとは先に塩田が根を上げて、動きが鈍った所にターミネーターで決着でしょうか。 持久戦と言うほど長引きはしないと思います。
相川は、軽傷程度で勝利しそうですね」

オレ「今回は完全に『化け物対決』となったことで、かなり考察が大変でしたが…。SATさんの述べた結論を、ここでは採用するべきでしょうね。
パワーとスピードは『同等の価値を持つ』とは良く言われますが、しかし今回ばかりはスピードに多大な差が発生したことにより、摩季が有利ではないかとは自分の意見でもあります。
某赤い人も言っていましたしね。『当たらなければ、どうということはない』と(笑)
ただ今回は、相性の問題がかなり大きかったですね…。
塩田が打撃&パワータイプだというのが重要でした。これが掴み&スピードタイプだったら、どうなっていたことか…」

勝者:相川摩季 (軽傷)

1回戦第9試合

宮田一郎 (はじめの一歩) V.S. 蘇我源造 (天使な小生意気)

たか弐「難しいな…コレ。
意外にも素早い敵を得意としている源造と、素早い動きで翻弄するタイプの宮田は噛み合わせが悪い。
ただ、宮田は一流のプロボクサー。源造が相手にしているのは主にアマチュアボクサー…プロとアマでは実力に違いがありすぎる。
源造が倒したっていう、『残像拳を使った相手』の実力はどれくらいのもんなのか…がかなり重要だな! というわけで教えてケロ」

オレ「了解だ。残像拳使いについてだな? ただこれは、実はなかなか説明するのが難しい。
というのもソイツは、要するに『アマチュアボクサーに無傷で勝てる』『アマチュアボクサーの攻撃に反応して避けられる』くらいのヤツなんだが…。
逆に言えば『プロボクサーに対してどのくらいの動きが可能か?』は作品中に明記されていない。あくまでアマ相手の立ち回りが描写されているだけでな。
ただバットを持った不良数人を相手に無傷で勝てるくらいの実力があり、前述の通り『残像拳』が使える…要するにかなりの熟達者だと思ってくれれば良い。
ま、恐らくは『アマ<そいつ<プロ』って感じだろうな」

たか弐「うむ。やっぱ実力差はかなりあるようだな。
得意か苦手かってのは、やっぱり似たような実力でこそ影響してくる点だしな。
宮田が相手に動きを止められることもなく完勝すると思う」

キューピー「いくら素早い相手を得意としていても、宮田の速さにはついていけないと思います。特攻かけてもかわされるし、カウンターで潰される気がしますね」

エアトス「蘇我さんの攻撃が当たらなければ勝ちようがないよね…。
相手がアマチュアならまだわからないけど、一流の宮田さんに対してはどう見ても勝ち目がない気がする…」

SAT「相性的には蘇我の付け入る隙も有りそうですが、あくまでアマチュアボクサーが基準になっている能力構成ですので、プロトップクラスの宮田には効果がかなり下がりそうです。
『呼吸読み』で数発攻撃を当てることはできても、あとは逆に宮田にカウンターを合わせられて撃沈、宮田軽傷で勝利といった所かと」

たか弐「やっぱ素人とプロではパンチ力が相当に違うと思うから、数発ではさすがにダメージはないような気がする」

オレ「そうだな…ボクサーに1,2発程度殴っただけでは、いくら源造のパンチ力でも軽傷にすらならずか。なっても次戦までには回復するだろうな」

勝者:宮田一郎

1回戦第10試合

クッパ (スーパーマリオ) V.S. 黒沢 (最強伝説黒沢)

たか弐「黒沢不利だろうね。
クッパの炎はマリオが走るくらい…そんで乱射可能って点から、それだけやってりゃクッパは勝てると思うよ。
人間が走るくらいの速度の物を、常人が避け続けつつ近寄るのはなかなか大変だと思う。しかも黒沢は中年太り…これは近づく前にスタミナ切れしそうだな(笑)
というわけでクッパの完勝!」

SAT「『ブラザーズ』仕様のクッパなら何とかなりそうな感じもしましたが、甲羅タックルや炎の連続発射を考えて勝てませんねこれは(笑)
仮に近づけてもジャンプ衝撃波で削り負けそうです」

オレ「クッパも、長年の月日で随分とパワーアップしたようで(笑)
これじゃ、中年の黒沢には荷が重いでしょう…」

まんまる「黒沢自身が、並の人物よりスピードが遅いのでしたら勝つことは相当厳しいと思います。
スピードが並以上なら炎を出してる最中に回避しつつ近寄ればダメージを与えられると思うのですが…足が遅いのは致命的な感じです!」

勝者:クッパ

1回戦第11試合

鬼塚英吉 (湘南純愛組) V.S. カービィ (星のカービィ)

オレ「カービィは何もコピーしていない状態として、その攻撃手段は基本的に『吐き出しによる星型エネルギー砲』だけですね。その射程は…2mくらいでしょうか」

まんまる「そうですね…。ゲーム画面の左から右まで届くので、射程は結構ありそうな気がします」

オレ「確かに画面の端からは端まで飛ぶのですが、しかしカービィの体長が『20cm』というのがネックなんですよ(笑)
画面の横幅が、大体カービィの10倍くらい(スーパーデラックスの場合)とすれば、20cm×10で2m……と考えてみました」

まんまる「なるほど…」

キューピー「英吉とカービィが対峙してるのを考えると、英吉のやる気が削がれそうな…ってのは置いといて、変則的でしかも短時間なら飛べるカービィの相手は難しい気がします。
身長的にも低くて攻撃しにくいだろうし、長期戦でカービィが勝つかと。ただしカービィにも多少はダメージはあるでしょう」

オレ「確かに飛行能力は厄介ですし、小さいためパワー不足の感もあるカービィながら、吐き出しによる星型エネルギーの破壊力は高い…戦艦の主砲をぶっ壊す威力ですからね。
英吉が『まだ常識的な力』しか持っていないならば、敗北もやむなしでしょうか?
もしかしたら、重要なのは『試合の後』かもしれません。
もしカービィが英吉を倒したら、カービィは英吉を『吸い込んで、コピー』することが可能…それによって、カービィの2回戦以降の戦術が変更されます。
ただしこれは、英吉に『コピーできるだけの、特出した特殊能力』があった場合の話で、それが無ければ『スカ』になりますが(笑)
ここらへんは、どうでしょうか? もっとも、まだカービィ勝利が決まったわけではないですが…」

キューピー「そうですね…カービィの特殊能力に成りえるようなものは無いと思います。
英吉は『とにかくメチャクチャ強い』って感じのキャラで、必殺技的なものはありませんから」

たか弐「ちょっと待って! 今考えたんだけど…。
確かに、飛行可能なカービィが鬼塚の1〜2m上を飛び続ければダメージは受けないけど…。
ただ、問題点として、カービィの星型エネルギー弾は連射ができないよね。
それにちょっと思うんだけど、どうやって星型エネルギーの『元』を吸い込むんだろう?
石でもブロックでもいいけど、吸い込んでいる間は完全に無防備やん?

それにカービィにとって安全地帯があるとは思えないし、空を飛んだとしても、人が走る速度に比べて随分遅いわけだから、よほど高く飛ばない限り見失うことはないだろう。
もし吸い込んでいる間に蹴っ飛ばされたら…って考えるとな……。
まぁ、カービィが鬼塚が見失うほどの高さまで飛んで、鬼塚からかなり遠いところでエネルギーの元を吸い込む。
エネルギーの元を吸い込んでしまうと身体が重くなって飛べないために、歩いて近寄るしかない。
歩いて近寄るならば鬼塚が気付くだろう。
で、鬼塚は星型エネルギー弾を避けることは可能だと思う…個人的には。
で、また見失うとこまで…って流れになるんだが。

この場合は、鬼塚がカービィを見失った場合に闇雲に探すのかってことになるんだけど、もし探すなら避ける体力が減って…結局カービィ勝ちになる。
逆に、もし探さずにカービィが攻撃に来るまで待つという手段を取った場合は体力を消費するのはむしろカービィの方だろう。
そうなると、鬼塚が勝ってしまうような気がする。
いくらカービィとはいえ…肺呼吸している以上は体力が減れば吸い込み力も減ってそもそもエネルギー弾を撃てなくなるだろうし。
で、疲れたとこを鬼塚が踏み潰しておしまいと…」

オレ「なるほど…いや、スゲェ的を射ていると思う。こりゃ、ちょっと考え直さないとな…。
まずカービィの星型エネルギーが無限に連射できるんならカービィの無傷完勝だが、実際は『吸い込み』という予備動作が無いとエネルギーが放てないのはたか弐の言う通り。
しかも吸い込んでる間は1秒程度とはいえ完全に無防備だし、走る速度は人間程度かそれ以下、飛行速度はメチャクチャ遅いカービィじゃ鬼塚を振り切るのは無理だよな…。
んで、となれば同じくたか弐の言う通り、高高度に飛んで鬼塚から姿を隠した後に何かを吸い込む…という手段を取るしかないが、やはり吸い込むと身体が重くなって飛行は不可能。
結局近付いてエネルギーを吐くしか手は無くなり、ソレをかわされるとなれば無限ループの完成になる。
まぁ、これを『かわせるかどうか』はひとまず置いとくとして…。
さて、重要なのは『鬼塚が待つか、闇雲に探すか』の2択だが…これこそアレだ! さっき決めた定義が、役に立つんじゃないか!?
つまりは『積極的行動優先の定理』だよ!
この定義によって、鬼塚は『探す』方を選ぶことになるハズだ。 もちろん、鬼塚が原作で『あからさまに消極タイプ』なら話は別になるが…これは違うよな?」

たか弐「うん。それはないと思う」

SAT「自分も、たか弐さんの意見を聞いて少し想像していた状況と違う感じがしてきました。
地球とほぼ同じ環境の星ですから、岩のような物は沢山有って弾薬には困らないだろうと思いましたが、エネルギーを溜めずに飛べないなら負傷の可能性はぐんと高まりますね。
カービィは飛行しながらの攻撃、要は空中戦は可能なんでしょうか? それと戦闘している星に建造物は有るんでしょうか?
建造物が有るなら高い位置に足を止めて鬼塚の位置を見ながら、吸い込み→攻撃の流れも不可能じゃないのかなと思いましたので」

オレ「カービィの空中戦に関してですが、空中においては『ふよふよと漂う』のがせいぜい…というか飛んでいる最中は身体の中に空気をいっぱいに頬張り、風船のように膨らんだ状態ですから、とても攻撃はできません。ただし空中で息を吐き出せば、そのまま落下するものの、その間に関しては身体の自由を取り戻せます。ただし原作ではそうやって敵を倒す描写はありません。つまり何もコピーしていない状態のカービィは、エネルギー砲以外に攻撃手段を持たないわけです。
ただし原作でそういう描写はなくとも、あまりに不自然な『不可能説』を採用するのは違和感がありますので…これを定義しましょうか」

≪2-3.作品内描写に関する定義≫

・「原作で描写されていなくとも、明らかに可能であると仮定できる行動」 に関しては「できる」と判断する。
例えば原作内では「パンチ」以外に描写が無いキャラでも、場合によっては「やろうと思えばキックもできる」と考えるものとする。

オレ「この定義を元にすれば、空中から落下しながらの飛び蹴り等はカービィも使用できるハズです。
しかし元々が20cmしかない生物ですから、威力も『その程度』でしょうね…筋力が人間より発達しているという描写は、特にありませんので…。
…っと、思えば原作内のミニゲームにおいては『パンチで星を割る』なんて馬鹿力を発揮しているカービィなんですが、それは明らかなギャグ描写と考えられるので考察対象から除きます。
どうせですから、これも定義に加筆しておきましょう」

≪2-3.作品内描写に関する定義≫

・明らかなギャグ描写と誇張描写は、考察対象から除く。

オレ「するとパンチ・キックで攻撃しても鬼塚に満足なダメージを与えられないカービィは、自然の成り行きとして『星型エネルギー』に頼ることになりますね。
さて、次に建造物についてですが、戦闘フィールドは『地球と同等、しかし動物(人間含む)はいない』ですから、どこかに建造物はあるでしょう。
ただ、場所に関しては厳密に決まっていないので、それが試合開始場所からどのくらい近くにあるのかは定義されていません。
…ということで、これも定義しましょうか(笑)
我々に身近な場所がいいので、戦闘開始場所は日本のどこか…。
そして『初期位置は平地』というのは既に定義されているので、日本にある平地、もっと欲張れば近くに海があると後々便利そうですね。
どこか、そういう場所の候補は無いでしょうかね?」

たか弐「日本国内だとそうは無いような気がするな。海沿いは港町が発達しているだろうしさ。
平地といっても、オレ的にはかなり広いもんを想像していたしね。『幽遊白書』の魔界みたいな感じのもの。今後の戦いを踏まえてっていうのもあるけど。
ていうかまぁ…根本的な話にはなるが、人間がいないのに建造物があるのは変だとは思った(笑)」

オレ「なるほど…まぁ確かに、言われてみればそうか。
オレは『人間とか動物がいない以外は、完全に地球と同じモノ』を想像してたから、じゃあ建物もあるか…と疑問を持たず考えていたが、実際はソレだと違和感もあるな。
じゃあ、まずはこうしよう」

《1-2-2.試合場に関する定義》

・試合場は、2008年現在の地球と同等の大きさ・環境を持った惑星である。ただし他の動物(人間含む)と人工物は存在しない。

オレ「んで選手の初期配置に関しては、建物が無くなってサッパリとした『関東平野』ってことにしとこうか。これなら海沿いにもシフトできるし」

《1-2-3.戦闘開始時に関する定義》

・対戦する両選手は地上の草原、両者の体長を足して3倍(人間同士なら約10m)離れた位置に立っている。
具体的には日本の関東平野(ただし人工物はない)を初期位置とする。

オレ「魔界ほど起伏には富んじゃいないが、まぁこんなもんだろう。
建物はないが山とか湖は残ってるし、標準的なバトル環境としては申し分あるまい」

キューピー「ここまでを簡単にまとめてみると…。
吸い込み&吐き出ししか主戦力が無いなら、鬼塚が勝つかもしれませんね。あの星型エネルギーってカービィの走る速度、つまり人間の走る速度くらいじゃないですか?
そうであれば鬼塚ならかわせると思います。で、カービィが逃げるより前にK.O.できるかと」

オレ「そうですね…ただしそれは、SATさんの述べた『高い位置から様子を見ながらの攻撃』が無理だと仮定した場合ですが…。
ではこうしましょう。一気にまとめに入りますよ!
まず建造物が有るなら、高い位置に足を止めて鬼塚の位置を見ながら、エネルギー砲で攻撃することでカービィ勝利という可能性もあります。しかし今さっき『試合場には建造物が無い』と定義したため、この戦法を取ることは不可能ですね。ただしそうであっても、高い木か何かの上から様子を伺いつつ、同様の戦法を採ることは可能と考えられます。
しかし対戦者のうち戦力の劣る方が、常にこんな消極的・引き気味な戦い方をしていたんじゃ、逆に平等ではないでしょう。なにしろ鬼塚は『積極的行動優先の定理』により、逃げるカービィを探し回る行動を要求され、無為に体力を浪費してしまうんですから。
よって、新たに以下の定義を定めましょう」

《2-2-1.戦闘行動に関する定義》

・原作内で明らかに消極・隠密・逃走型戦闘スタイルであると認められるキャラを除き、逃走して相手の様子を見ながらの非積極的戦闘行動を採ってはならない。
また性格が積極か消極か判断が付かないキャラは、全て「積極」として扱う。

オレ「これにより、カービィ…特に主人公であり積極性も高いと思われるカービィは、前述のような『明らかに消極的な戦法』を採ってはならないことになります。ヒット&アウェイ程度なら可能ですが、それもカービィには難しいでしょう。そもそも体長20cmしかないカービィのダッシュ力は、人間に匹敵するかどうかも解りませんし…。
ということで、ここまでを総合し、鬼塚の勝利としましょう! いやぁ、長かったですね(笑)」

勝者:鬼塚英吉

1回戦第12試合

亜久津仁 (テニスの王子様) V.S. 丹波文七 (餓狼伝)

妹君「どう考えても亜久津が不利のように思えます。というか、普通に敵わないような(笑)
確かに亜久津は『喧嘩の実力は全国区』と言われ経験も多く、何よりその身体能力は特筆すべきものがありますが、二人の『防御』に目をつけると、その差は歴然ではないかと。
いくら亜久津が喧嘩に強かろうと、やはり中学三年生。
プロレスラーの蹴りを頭部に喰らっても大したダメージが無いような人間を相手にしたら…勝算は見込めないような(笑)」

オレ「確かに自分も、この試合は亜久津にとってかなり厳しいと思います。
亜久津は中学生ながら高校生クラス…あるいはそれ以上の戦闘力を有していますが、しかし相手は歴戦の格闘家であり、現在は『昔取ったキネヅカ』である空手術と喧嘩殺法が頼りの亜久津には少々荷が重いかなと…」

妹君「あ、でも『素早さ』に目をつければまた少し変わってくるかもしれませんね。
まぁ、それでも『全ての攻撃を避け、なおかつ相手がダウンするまで攻撃を加え続ける』のは、亜久津の身体能力を持ってしても不可能に等しいように思いますが…」

たか弐「ほぼ妹君さんと同意見。内なる獣が出ることもなく終わるでしょ」

キューピー「皆さんの意見に概ね同意です。
亜久津はドライブAで吹っ飛ぶ程度ですからね…防御力には難があり、自慢の反応速度・柔軟性も近距離になると生かしにくい気が。
ていうか『餓狼伝』強すぎません?(笑)」

オレ「バランスブレイカー餓狼伝ですから(笑)」

イボンヌ「プロ相手にでも太刀打ちできる丹波さん相手では,中3の亜久津には無理な気がします。
亜久津に素早さがあったとしても,上にもあるように,それを防御されてしまえば…。
これはゲームの話なのですが、比嘉中の木手と亜久津が空手の試合をするシーンがありまして…。結果は引き分けでした。所詮は中3かと…」

オレ「そんなシーンがあったのですか(笑) …でもそれは、かなり面白い情報かもしれません!
原作以外の情報なので、根本部分には影響しませんが、結果を補足する重要なアドバイスになります。ありがとうございます!!」

たか弐「まぁ、素早さもそこまで圧倒的ではないのなら、やっぱり丹波の勝ちじゃないかな。
ケガするにしたって軽症以下。次に影響はないだろう」

勝者:丹波文七

1回戦第13試合

江戸川コナン (名探偵コナン) V.S. 半屋工 (明稜帝 梧桐勢十郎)

ムランボ「半屋の性格をよく知りたいですね。例えば、子供相手でも最初から手加減無しなのか…など。
コナンは、子供の姿であることを最大限生かして卑怯技…つまり『ワザと、か弱い少年にみせる』を使うので(笑)
それで、相手が油断するかどうかで戦況も変わってくると思います。油断すれば、うまく麻酔針を打ち込めるかもしれません」

オレ「なるほど…確かにその点は重要ですね。
特に1回戦となれば、コナンの秘密道具について対戦相手の半屋も情報を持っていないので、油断をするか否かが重要な観点になります。
ただ、このトーナメントは『勝負の場』である以上、相手が小学生の子供(に見える)でも、とりあえず半屋くんも『戦おう』とはするでしょう。
しかし『不良』を地で行く半屋くんとはいえ、根は真面目で、義理に熱い性格をしています。すなわち、やはり油断はゼロじゃないでしょうね。
女性に弱いという一面も持っていて…ぶっきらぼうですが、冷酷というわけではないんですよ。
さて、これで勝敗がどう転ぶかが問題ですが…」

ムランボ「なるほど。
コナンは知っているので、ナツキさんの助言を参考に、コナンがやりそうな作戦を考えてみました。
まず試合開始直後に、ボール射出ベルトからサッカーボールを出し半屋に蹴りつける…が、これはワザと外す。
そこで『あれれ〜、外しちゃった〜』と言ってみる(笑)
半屋に『なんだ、所詮子供騙しか…』と思わせ、警戒心が緩んだらしめたもの。
半屋がゆっくり歩いて近づいてくる間に、コナンは後ろ手にそっと腕時計のふたを開き、十分引きつけたうえで麻酔針を発射!
…という具合です。ちょっと出来過ぎですかね。まあ、どのみち初戦にしか使えない作戦です」

オレ「なるほど…確かにその作戦はイチオシですね(笑)
初戦ということで、あるいはそのブラフ(ボールをわざと外す)をしないでも、麻酔銃を当てられる可能性さえ皆無じゃないでしょう。
問題はムランボさんの言うように初戦限定テクということですが、麻酔を使わずコナンが勝利するのも難しいので、これは致し方なしでしょうか」

キューピー「そういえばコナンのスケボーは無しですか?
推定時速60Kmで、小回りの利くあれはなかなかに便利な道具だと思うのですが」

オレ「ええとですね、自分はアニメしか観ていないんで、原作の状況を色々調べてみたところ…。
どうやらマンガでのスケボー使用回数は僅か一度きり、更には最後は大破した…とのことなので、『原作重視』である本トーナメントでは使用不可という判断にしましょう。
アニメと原作じゃ、アイテムの活躍具合もだいぶ異なるようです(笑)」

たか弐「さっきの作戦を使わないでもさ、半屋くんは近距離攻撃しかできないから、戦闘開始直後ダッシュで近づくと思うんだよね。
で、おそらくコナンも麻酔銃の準備をしつつ、近づくんじゃないかと思われる。
そこで半屋のパンチをかわして、その隙に麻酔銃発射→命中で終わりじゃない?」

オレ「ふむ…たか弐はそこで『半屋のパンチをコナンがかわして麻酔銃』で決着と言ってるが、しかし元空手家の半屋パンチをそう簡単にかわせるだろうか?
コナンも今や小学生だからな…運動神経的にも、そこが少し疑問なんだが。コナンは体重18kgしかないらしいし…パンチで一撃必殺の可能性もあるんじゃないか?」

魔王「ところでさっきの戦術予想では、コナンが最初の一撃をワザと外す展開になっていますが、これとは別の展開も予想できます。
まずサッカーボールを出し、シューズで威力を強化。すかさずボールを蹴って半屋に当てる。
半屋がどの程度のタフさを持っているのかわかりませんが、キック力増強シューズは威力を最大にするとサッカーゴールのネットを突き破るほどの威力を持っているので、顔に当てた場合気絶。 他の場所に当たっても、衝撃で吹き飛び、何が起こったのか理解する前に麻酔針で戦闘不能になるかと。
しかし、これはコナンが最初の一撃を当てられるかどうかにかかっているため、外した…もしくは避けられた場合は、逆に相手が本気になり劣勢を強いられるのではないでしょうか」

キューピー「摩王さんの意見に近いですが…しかしこの試合に限っては、麻酔銃の必要は無いと思いますね。
開始時の両者の距離がおよそ9m。そしてコナンのキック力増強シューズは、加減をしなかった場合の破壊力が計り知れません。
初使用時、彼はサッカーボールでネットを突き破ったうえ校庭の樹(それなりのサイズ)をへし折るという離れ業をやってのけました。
しかもその時の威力は『中』。まともに受ければ、常人なら間違いなく首の骨が折れます。
小学生がボールを蹴ってきても半屋は大きく避けないでしょうから、まず当たりそうです。よって一撃でカタがつくかと」

オレ「なるほど…確かに、その威力は半端ないですね。というか殺人ボールじゃないですかソレじゃ(笑)
そんなパワーなら、ボールの速度も相当なもの…もはや常人じゃなくとも容易に反応できるものじゃなく、そして反応できず直撃したら、いかに元空手家の半屋でも失神は必須…。
これは、新たな考察が可能になりそうです。しかも1回戦で、切り札の『麻酔銃』を見せずに済むのは大きいです!」

たか弐「そっか…サッカーボールってそんなに強烈だったんだ。
てかサッカーボールで木をへし折るって…モロに人に当たったら死ぬな…。
でもって、速度も相当のもんであろう…その威力だと、プロのサッカー選手よりも断然キック力あるし。
これは麻酔銃なしでも勝てそうだね」

オレ「となれば…こりゃ、コナンは無傷で1回戦突破だな」

勝者:江戸川コナン

1回戦第14試合

鷹村守 (はじめの一歩) V.S. 天使恵 (天使な小生意気)

たか弐「また『小生意気』V.S.『はじめの一歩』やん(笑)
これだと、やっぱ前の試合(宮田一郎V.S.蘇我源造)が参考になるのではと思う。
プロ対アマでは大分違うだろうし、鷹村は世界チャンプで作品中でも最強クラスの1人だからねぇ…。
まぁ恵にしても、回避能力が尋常ではないから、避けることはある程度可能だと思われる。
ただ、鷹村が恵の外見で油断していたとしても、厳しい闘いにはなるかな。やっぱパワーがないから決定打を与えるのは難しいだろうしさ。
というわけで鷹村の勝ち。たぶん問題なく勝てると思う」

SAT「天使の回避能力もかなり高そうですので、序盤は天使が翻弄しそうです。
しかし、鷹村の野獣の様な圧力と豪腕を長時間避け続けるのは精神体力共に相当辛そうです。
よって後半のスタミナ勝負で差がついて、致命打を喰らいそうですね」

キューピー「美女と野獣…もとい野獣と野獣の戦いですね。
ケンカスタイルががっぷり噛み合いそうです。そうなるとパワーの差で鷹村が勝つかと。多少はダメージもありますかね?」

釘婿「鷹村は強いよ! かなり!
スピードでも、軽量級のスピードスタークラスの宮田でさえ、スパーリングでパンチを当てることは出来なかったというエピソード持ち。
スタミナも、ボクシングは確か3分15Rだから、30分以上戦うことが可能。パンチについてだが破壊力はもちろんスキがない…基本に忠実だね。
素人のテレフォンパンチ(大振り)は、実際アマチュア選手にさえ当たらないのが現実レベルだから」

オレ「鷹村の人気ぶりに嫉妬! …ってくらい、彼は強いみたいですね。
パワーもあってテクニックもあって、更にスピードも軽量級並み…とは、もはや『刃牙』の世界の住人みたいです(笑)
これはもう、この試合は勝負アリですかね」

勝者:鷹村守

1回戦第15試合

弾間龍二 (湘南純愛組) V.S. 桜木花道 (SLAM DUNK)

たか弐「2人とも直情タイプみたいだから、単純に殴り合いになりそうだな(笑)
こうなってくると、おそらく花道の勝ちではないかと思われる。正直なところ花道の運動神経は全国でみてもすごいレベルだからね。それにタフネスもすごいし。
まぁ、花道は多少のケガをしつつも勝ち進むのでは」

SAT「どちらも体力的にかなり突出していて、泥試合になりそうです。
それでもスポーツマンとして鍛えている花道が、有利に戦いを運びそうです。
乱戦の末最後の体力は花道の方が優れていた、といった試合になりそうですね。
しかし互いにボロボロで、花道も大幅戦力ダウンしそうですが」

オレ「そうですね…ただし、オレには気になる部分があるんです。
花道は確かにスタミナに秀でていますが、弾間は『族の1つや2つなら、2人だけで潰せるようなタフネス』を持っているんですよね。
弾間が潰したのは個人ではなく、なんといっても族です。いくら花道でも、例えば流川と2人で族を潰せるかどうか? と考えると…。
ただし、これだと間接的評価になってしまいますが」

キューピー「しかし身体能力は花道が上では? 花道は防御を考えなさそうなので、弾間のカウンターを数発はもらいそうですが…力押しで勝てるでしょう」

オレ「ふうむ…『湘南純愛組』をじかに知っているキューピーさんでも、花道優勢と考えますか。
先程も述べた通り、弾間の『2人で族を潰せるだけの戦闘力』を考えると、いくら体力馬鹿の花道でも厳しそうと考えたのですが…花道には格闘技の経験等もないので。
弾間は集団相手の戦闘は得意でも、1対1ではそれほどでもない…ということですか?」

キューピー「族を潰したといっても、族が50人いれば45人は下っ端ですからねえ。というか花道の身体能力は常軌を逸していますから…もはやアスリートのレベルじゃないです。
何より花道には『スピード』があるんですよね。1対1において、これは非常に大きなアドバンテージだと思います」

オレ「なるほど…確かに花道の身体能力は『異常』なレベルですが…」

釘婿「弾間ですが、結構辛口意見が多いので弁護。
湘南に転校してくる前に、ボクシング経験ありだったはず。あと、元高校生ボクシングチャンプだった用心棒も倒している。
花道が格闘経験者とやってるシーンがないから微妙に解らん部分もあるけど…オトンが倒れた時に絡んできた不良グループがつれてきた人数を考えると、弾間と結構いい勝負だと思う。
弾間(暴力テク・スタミナ)V.S.花道(スピード・スタミナ)という勝負になるね。
ただ言える事は、花道に格闘技スキルがないこと。封神風に言うと天然道士」

オレ「おお! 自分1人が『花道不利じゃ?』と考えていたところに、釘婿さんの援護射撃があって非常に助かりました(笑)
更に弾間の新たな情報は…非常に有益ですよソレ!! 元・格闘技経験者であり、また元チャンプを倒しているという履歴はかなり重要な要素です。
そして花道は格闘技経験がないという部分も加味すれば、たとえスピードに勝っていても、弾間のが有利だと自分も思います。
ここは、もう少し詰めてみる必要がありそうですね」

ナイフ「ボクシングチャンプを撃破か…。
自身もボクシング能力を持っておきながらこれほどの強さを持つならば、花道が俊敏でも、そして仮に高校生チャンプほど早いとしても、花道不利かと思われる」

たか弐「なるほど…素人と経験者って言うのは思いのほか実力差があるよね。やっぱ殴ったり避けたりするのも、技術は関係あるだろうし。
で、何が言いたいのかといえば、ボクシングのチャンピオンを破った弾間は相当な実力者であると。いくら花道が強いっていっても、やっぱ格闘技は素人だしなぁ…。
だから、弾間が勝つと思われる。ただ、ダメージは次の試合にも残る程度は喰らうと思う。
さっきと言ってること全然違うけど(笑)」

オレ「そうだな…それじゃ、ここで新たな定義を用意することにしようか」

≪2-3.作品内描写に関する定義≫

・原作の描写から、「ほぼ可能であると思われる」ことは「可能」と判断する。
「可能か不可能か、判断がつかない」ことに関しては「不可能」と判断する。

オレ「すなわち格闘技経験の無い花道が『格闘技経験者に確実に勝てる』とは言い切れず『勝つか負けるか判断がつかない』ため、この場合は『負ける』と判断しよう。
それに、確かに花道もアスリートのレベルを超える身体能力を有してはいるが、そういう意味じゃ弾間も負けてはいないだろう。
ただし弾間もバトルを通して、けっこうなダメージを負うことにはなるだろうな」

勝者:弾間龍二 (中傷)

1回戦第16試合

日比野晴矢 (BOY) V.S. マリオ (スーパーマリオ)

たか弐「マリオ不利かな。やっぱスピード差が結構あるようだし。
マリオの技はモーションがでかそうだから、あっさり避けられそうだしな。 それに、マリオのパンチやキックが効くとは思えん。晴矢はボクサーのパンチにも耐えるっていうけど、マリオのパンチはボクサーより弱いだろうし。
晴矢は体力もかなりありそうだし、攻撃・防御・速度もマリオよか一枚上手かなぁって思うな」

SAT「結構予想難しいですね。かなり接戦になりそうな気がします。
日比野も結構超人レベルだし、ウォッカファイヤーという炎の飛び道具も有るので、マリオ相手でも引けを取らないとは思います。
マリオのジャンプ攻撃やスピン攻撃にカウンターを取れるかどうか…ですかね。
目視出来る速度なら、着地点で前もって金属バットのフルスイングをするとか、突っ込んでくるスピンにファイヤーで攻撃するとか。
ともかくマリオの踏み付けやスピンアタックが目視可能な速度かどうか、そこの情報が欲しい所ですかね。
接近戦(地上戦)の能力なら日比野が多少上回っている感じがします」

まんまる「マリオのジャンプによる浮遊時間は結構長く、超スピードを持つ日比野なら余裕でかわせることかと思います。
スピンアタックの攻撃範囲は狭いものの回転速度はかなり速く、ぎりぎり目視できるぐらいのスピードなので、カウンター技としては重宝しそうですね。
だけど近距離・中距離の技を持つ日比野は、近距離戦にて一度スピンアタックを喰らえば、あとは中距離戦に持ち込むと思うんです。
それでマリオは中距離技がないため一方的に攻撃されて敗北…でしょうか」

オレ「なるほど…そうなると、踏みつけ攻撃は当たらない率が濃厚でしょうね。
対してスピンアタックはけっこう厄介ですが、中距離戦も可能な日比野に対する決定打にはならず…と。
つまり中距離からウォッカファイヤーを放つだけでも日比野のバトルアドバンテージは相当で…結果、日比野の受けるダメージも殆ど無いでしょうね」

勝者:日比野晴矢

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