スーパーケンカ大戦 決勝
サクラ (餓狼伝) V.S. 丹波文七 (餓狼伝)
オレ「さてと…いよいよ決勝戦だ! 皆の意見を統合して、勝敗を決めていこうぜ!」
SAT「今更ですが、日比野惜しかったな〜。『餓狼伝』の一角に風穴を開ける事をちょっぴり期待していましたが(笑)
ともかくこの決勝ですが…戦力分析以前に、歴然とした負傷の差が有りますからね。
おまけにサクラは戦力も一騎当千。残念ながらワンサイドゲームですね。
サクラはクジ運にも恵まれましたね。1回戦で『餓狼伝』の面子やクッパとぶつかっていたら、ここまでほぼ無傷とはいかなかったでしょうね」
エアトス「原作知らない俺から見ても、丹波の負傷レベルが尋常じゃないからサクラの勝ちだと思う」
魔王「丹波が勝つ可能性としては、あきらかな負傷にサクラが油断するぐらいしかありませんね。
それがなかったとしたら、サクラの勝ちが妥当でしょう」
ナイフ「サクラ楽勝で決まりかな。結局、最後まで打ち崩せず…か」
オレ「なんだこりゃ、もはや決まりか…。こんなんが決勝で良いのかって感じなんだが(笑)」
桂けい「今回の試合は、皆さんの意見と同じサクラの勝利と思います。
しかし、もしも下の条件を満たしていれば丹波の勝ちもありうると思います。
『サクラは盲目のため、丹波の内なる獣+虎王を見ていない』
(感覚でどういった技か知ることができたならこの条件はムリ)
2人とも接近戦型なので、開始すぐに接近戦となる。開始時すでに重傷を負っている丹波は接近戦でダメージ蓄積後、内なる獣が発動する。
しかしサクラは内なる獣を見ていない(知らない)ため、倒したと思った相手が急に立ち上がり、反撃するという行動に油断。防御できぬまま丹波の虎王でK.O.…ということもありうるかと」
オレ「な、なんと…! いや、それはかなりの盲点でした!!
『サクラは盲目なので、他の試合を映像で確認できない』
『ゆえにサクラは、丹波の技の正体が解らない』
『しかも、サクラには油断という弱点がある』
以上3点がガッチリと噛み合い、確かに『丹波の負けで確定』という雰囲気ではなくなってきました…!
これは、もう少し詰めていく必要があるかもしれません…!!」
たか弐「桂さんの指摘は確かに盲点だったな。人数多いと、こういうことが多くなるからおもしろいね!
ただ、丹波のケガの状態がかなり酷いだろうから、ちゃんと虎王が決まるのか…ってことが唯一の疑問点かな。
虎王は一応掴み技だよね。ケガの影響で、途中で外されちゃう可能性が高いとオレは思った。
というわけで予想はサクラの勝ち!」
オレ「『もうサクラの勝ちで決まりだろ!』という雰囲気の中、桂さんの冷静な指摘はかなり最高だった(笑)
同時に、集団心理の恐ろしさも味わった気がするぜ…。
ともかく丹波は『一度戦闘不能』になったくらいだから、もはや肉体的にはギリギリだろう。
だから理性のタガを外しても、虎王が確定で決まるわけではないと思う。ただ、それこそ理性が無くなっているから、肉体の痛みが感じない…のかもしれん。
ここはもう少し詰める必要がありそうだ」
カエレ「丹波の方は結構負傷しているのでサクラの方が勝ちかな? とは思います。
ただ丹波はプロレスラーの蹴りを頭部に喰らっても大したダメージが無い…というくらいのタフネス自慢であるという話で、この点からすると、私もサクラがストレートに『勝った!!』とはならない気がします」
ムランボ「作品を知らない僕にとって、『内なる獣』は最後まで楽しませてくれます。
例えば、内なる獣は敗れたことがあるのかどうか、というのも興味深いです。
意識を失っていても発動することを考えると、敗れる=死?
もしくは、サクラが丹波の両手両足を折り、行動不能にできればサクラ勝利かな…と思いました。
はたして、スーパーアーマー状態の丹波をどう沈黙させるか…。サクラ楽勝…とはいかないような気もしてきました(笑)」
オレ「実は『内なる獣』という能力…。
丹波は『餓狼伝』の主役なのですが、しかし散々引っ張った挙げ句『ここぞ!』という場面で発動させた能力が『内なる獣』なので、原作中での使用は現在まで『わずか1回きり』なんですよ! そしてその1回では当然勝利しましたから、未だ無敗なんです(笑)
ですがムランボさんの予想通り、『内なる獣』状態で敗れることは、ある意味で死に直結するとも言えます。ただしこの能力は『意識が無くても戦う』というより『意識を無くしても、一度だけパワーアップして復活する(=意識を取り戻す)能力』という意味合いが強いため、そこが重要でしょうか?
もっともムランボさんの言う通り、『行動不能』まで持っていければサクラの勝利でしょうが。
でもムランボさんも『楽勝』とは思わないとはいえ、やっぱりサクラ優勢派ですか?(笑)」
ムランボ「いや、意識を取り戻すというのは大きいかもしれませんね。
その状態で攻撃・防御・スピードが跳ね上がるとなると、虎王を狙わなくてもヒットアンドアウェイでサクラのスタミナを削れるかな…とか思ったり。
一方、内なる獣状態の丹波はスタミナ切れなさそうですし、骨折さえ気をつければ有利な展開もあるかもです」
SAT「内なる獣に関することは、私も少し疑問に思っていた事がありますね。
今回は初めから重傷ですが、いきなりの発動はあるんでしょうか?
それよりも傷が全く癒えていない状態で、短期間に体に物凄く負担の掛かる技を連続使用が出来るのかと言う事ですね。
幾ら潜在能力が発揮されたとは言っても、筋肉等の細胞はぎりぎりの活動を強いられていると思います。僅かの期間に連続して発動しようものなら筋繊維細胞が引きちぎれたりはしないんでしょうか? 強力な技や特殊能力には何がしかの制約が付いている事が多いですが、内なる獣はその辺りどうなっているんでしょうか?」
ムランボ「なるほど…確かにそこは重要ですね。『内なる獣』の連続発動が可能か不可能か…。
その、根本的な部分が一番大事なのではないでしょうか」
オレ「そうですね…実際のところ、原作では『もともと重傷で、いきなり発動』『連続での発動』という描写はありません。そして未だ連載中の作品であるため、つまりそういった制約があるか無いかは、現状では不明です。そして描写が無い部分に関しては『予想』になりますが…。
これは正直『確実に可能・不可能』とは言い切れず、どちらとも言えない状態です。
…ですが『どちらとも言えない=不可能』の定理により、あるいは丹波が内なる獣を発動できない可能性も…というかSATさんの言う通り、むしろ連続使用が可能というのはかなり不自然のような気がします。そういった系統の能力ではないというか…。
って、そうなら丹波の勝利可能性はコンマ以下まで落ちますね(笑)
あれ…もしかして、SATさんのアドバイスで一気に勝敗が決まりか!? というか、定義によりそう決めるしかない!
よって結論…この試合、重傷以上であることに加え、内なる獣も発動できない丹波が、サクラに瞬殺され終了だ!!」
勝者:サクラ
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