「大専装」の概要

「大専装」の大原則!!

1.全ての大型モンスターに対応した「武器防具セット」の一式を作る!

すなわち「武器1種」+「頭・胴・腕・腰・脚の防具5種」の計6種で「大専装1セットの完成」とする。
ただし原種・亜種や、かなり似通った特性を持つモンスターの場合のみ、同じ「大専装」を基本として、武器のみ変更することを許す。
また、中型モンスターである各種ドス系・キングチャチャブー・クイーンランゴスタは対象から除いた。

2.防具は同じセットで統一、防具の流用は禁ずる!

これは、ある程度の苦労と満足感を得るための措置。
「ミズハ真シリーズ」や「ウカムルシリーズ」のように、1セットは頭から脚まで5種類すべてを同じセットで統一しなければならない。
また、ある大専装で使った5種類の防具を、別の大専装で流用してはならない。(武器は可)
つまり1セットを作るだけでも、同じモンスターをある程度狩り続ける必要がある。

3.武器・防具共に、レア度は9以上が必須!

これも上記と同等の理由。
簡単に作れる装備じゃ意味がないので、装備は全て『MHP2G』初出のG級素材が必要なものでなければならない。

4.防具にはめた装飾品は、もはや付け替え禁止!

「大専装」とは、すなわち「各モンスターに特化した、プロフェッショナルな武具セット」だ。
つまり武具にはめた装飾品も含めたものが「完成品」であって、付け替えは一切禁ずる。
これにより、本来ならば10個あれば事足りる「防音珠」などを、20個・30個と作る必要が出てきたのだが(笑)

5.武器種の選択は、討伐効率だけでなく部位破壊も考慮に入れる!

各モンスター討伐に特化したプロの装備品が「大専装」であるならば、これは「ただ倒すのが早い」だけではまだ足りぬ!
モンスター毎の部位破壊が全て完遂できてこそ、まさしく「専門装備」であると言えよう。
例えばナナ・テオには「顔面に打撃」が一番「ダメージ効率が高い」のだが、しかしハンマーや笛による尻尾切断は不可能だ。もちろんブーメランを使えば可能だが、それでは「大専装」とは言えまい。またナズチには炎が一番効くが、龍属性でないと部位破壊はできない。これもオトモ等で代用できるかもしれないが、それも「大専装」ではない。
すなわち「全ての部位を破壊しつつ、それでいて効率よくエレガンスに討伐できる装備」こそが「大専装」の原則となるのである!!

6.武器の種類を分割する!

オレはもともと大剣使いなのだが、せっかくの『MHP』卒業企画なので、何から何まで大剣用の専門装備を作っていても芸が無い。
もちろん大剣じゃ打撃系の部位破壊はできないという理由もあるが、たとえ切断系部位破壊だけの相手であっても、各モンスターに最も有効な(とオレが考えた)武器種をそれぞれ「大専装」の一部として登録しなければならない。
具体的には、全11種全ての武器に関して最低1種類の敵に対する専門装備を作ることをノルマとする。

7.激運や剥ぎ取り名人は使用しない!

これはあくまで、敵を討伐するための「狩人の装備」であって、「素材を集めるための装備」ではない。
よって上記のような素材増加系スキルなど討伐に無関係のスキルは考慮に入れず、また装備制作段階においても、そのような装備を使っての時間短縮は行わないものとする。
ただし猫の幸運・激運だけは別である(笑)

8.「大専装」はマイセット登録の限界20個分に収める!

…と、当初はこれを最後の原則にしようと思ったのだが、実は最終的に計算が合わず全21個になってしまった!
本当なら「○○を狩りに行こう」と決めたとき「フッ、それならば13番だな…」と各モンスターに合わせたセットを一瞬で装着するプロの姿が夢だったのだが(笑)


「大専装」のメリット!!

1.スキルの無駄が皆無になる!

例えば「耐雪」スキルというものは、ドドブラやウカム、雪山クシャルくらいにしか役に立たない。「抗菌」スキルに至っては、ババコンガ戦以外じゃ無用の長物にも等しい。
またどんな相手にも万能に役立つスキルとしては「耳栓」や「風圧無効」なんかがよく挙げられるものの、しかしこれにしたって相手が咆哮・風圧をやってこなかったら、全く意味の無いスキルであることには違いない。これはもう、ほとんどあらゆるスキルに当てはまる話と言って良いだろう。
もっと言えばランス・ガンスに「ガード性能」を付けるのは基本みたいなものだが、これだって威力値が一定以下の攻撃しかしてこない相手だったら、意味は皆無だ。
「ガード強化」だって、ガード無効攻撃をしてこない敵には無駄でしかない。

だが「大専装」においては、最初から装備一式そのものが「この装備」で「その相手」を倒す…という厳密な目的意識の元で制作される。
すなわち、このような「スキルの無駄」がほぼ皆無になるのである!

2.使いにくいスキルに活躍の場ができる!

特定の攻撃に対してしか役に立たない「火耐性強化」などの防御力上昇スキルや、「毒無効」「麻痺無効」といった特定状態防御スキル……。
これらはスキル系統の中で、かなり冷遇されている…というか、好んで実用化する人は少ない。
なぜなら効果のある相手が非常に限られるし、有効活用しようと思ったら逐一装飾品の付け替えをしなくてはならないからだ。
だがこの「大専装」においては、むしろそういった「対象が狭い」スキルほど大きな効果を発揮する!
「この装備を着て闘う相手は、この敵だけである!」と最初から決めているのだから、「その敵」だけを狙い撃ちした装備が最も有効なのは自明の理というものだろう!!

3.各装備に特化した戦闘技術が卓越する!

「イャンクックに対しては、この装備」「ウカムルバスに対しては、この装備」と特定のセットが完璧に決まっており、その敵に対してはそれに対応した武具セット以外を全く使わないことで、その敵に対する「大専装を用いた戦闘技術」だけがひたすら上昇し、結果的に討伐時間がどんどん減っていく効能がある。
もちろんデメリットとしては、その装備以外での狩猟技術は全く上手くならないゆえに、訓練所などで苦労するハメになる…というところだろうか(笑)

4.装備選択に迷う時間が皆無になる!

ある意味では、これこそ「大専装」最大の醍醐味だとも言える。
「大原則」の8番でも触れたように、もともとはマイセット20個に全ての装備を登録し、それをタッチ1秒で付け替え可能なプロハンターを志したオレ。
つまりは「このモンスターを狩りに行くぞ!」と決めたのなら、それこそ1秒でパッと装備が完了しすぐさまクエストに突入できる……。
そんな「時は金なり」を実装しているのが、この「大専装」なのだ!
もちろん実際には武器チェンジだけはするし、またセットも21個とオーバーしてしまったが、そこを気にしてはいけない(笑)

5.装備制作の討伐ループが確立する!

「大原則」の2番で述べた通り、ひとつの「大専装」の防具は、全て同一シリーズで作られている。これはすなわち、以下のような「討伐ループ」が確立することを意味している。
例えば、まずは「大専装」が無くても楽に討伐可能な相手…例えばザザミあたりを狩りまくって、ザザミ防具一式を作ったとしよう。
すると今度は完成したザザミ装備…これは「ディアブロス用の大専装」なので、今度はその装備に身を包んでディアを狩りに行く。
このとき、大専装であるザザミ装備は当然「対ディアブロスのことだけを考えて作られている」のだから、ディアだろうが何だろうが簡単に討伐できる。
そうやってディアを狩りまくり、ディア装備一式(対ガルルガ用の大専装)を制作。今度はそれを着てガルルガを狩りまくり、ガルルガ装備一式(対キリン用の大専装)を制作。
次はガルルガ装備を着てキリンを狩りまくり、キリン装備一式を作って……と、このような流れ作業を行なうことで、非常に効率的な討伐&素材入手が可能になるというわけだ。

6.大連続狩猟にもバッチリ対応!

特定のモンスターだけのことを考えたのが「大専装」ならば、一番大変なのはモンスター混在の「大連続狩猟」なんじゃないか? と思った人もいるだろう。
だがこれは違う…そもそも考えてみて欲しい、大専装を全て制作したオレは、合計21セットもの「様々な状況に対処可能な局地戦用装備」を所持しているのだ。
すなわち大連続狩猟の際も、討伐予定モンスターのラインナップを一瞥すれば「それに最も適した装備」を21種の中から自由に選択可能。
これでは、むしろ苦労しろというのが無理な話である。



ともあれここまでが、「大専装」の概要になる!
ではいよいよ、本編に入っていくことにいたしましょう!!

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