「大専装」の実践

【表の見方】

:対[―― ――]討伐用大専装 「[――― ―――]」 (マイセットNo.

 武器:[―― ――] (
 防具:[― ―]シリーズ
 装飾品:[――――― ―――――]

 スキル:[――――― ―――――]

 主な必要素材:[――――― ―――――]

【装備の狙い】
[――――――― K ―――――――]

【戦ってみた!】
[――――――― L ―――――――]



:大専装通し番号。

:対象モンスター名。(原種・亜種が同時に含まれる場合もある)

:この文章執筆にあたってオレが付けてみた、ダサい大専装ネーム(笑)
  各ネーム毎に若干の元ネタがあるので、なんでその名前なのか想像してみると良いかも?

:オレの『MHP2G』に対応した、マイセット登録番号。前述の通り20ではなく全21種類ある。
  似たような特性を持ついくつかのモンスター相手には、特定の大専装を二重に使っているため、番号が重複することもある。
  (さすがに、そうしないと20とか21じゃ装備が納まらないため)

:この大専装の登録武器。原種・亜種で装備が変わる可能性はあるが、後述の「武器種」は変わらない。

:Eで述べた装備の武器種。「大剣」だとか「ライトボウガン」だとかを記す。

:防具のシリーズ名。剣士なら剣士用、ガンナーならガンナー用で統一してある。

:武器・防具にはめている装飾品リスト。
  前述の理由により、付け替えは完全不可。武器のスキル穴によって数が増減することがある。

:発動スキル。大専装のカナメである。

:この装備セットを作るために用いた、主な素材。レア素材を中心に記して、作り易さの高低を提示。
  (複数の大専装にまたがる装備に要した素材は、最初に出てきたときのみ表記。また強化武器の場合、そこまでの強化に要したレア素材も併せて表記)

:この大専装が、どのような狙いの元に作られたものなのか、制作にあたっての裏話などを表記。

:実際にこの装備を着こんで、各モンスターを討伐に向かったときの実録戦闘記録文。
  原種・亜種がいれば、2個・3個を書く場合もある。


では…いよいよここから大専装の実践パート、スタートであるッ!!


   ―― ◆ ――


:対イャンクック/イャンクック亜種討伐用大専装 「大紅蓮氷輪砲」 (マイセットNo.19)

 武器:崩弩エイヌカムルバス (ライトボウガン)
 防具:ウカムルシリーズ
 装飾品:属攻珠×10

 スキル:装填速度+3 装填数UP 属性攻撃強化 悪霊の加護 ダメージ回復速度-1

 主な必要素材:崩竜の腹鱗×13 崩天玉×5 大竜玉×6

【装備の狙い】

初心者練習用モンスターでしかないイャンクック。弱いボスの代表イャンクック。だがこのクックというのは、実は「大専装」にとって最も「やりにくい」相手だったりする。
考えてみて欲しい。そもそも「特定のモンスターの特徴を捉え、その特徴を逆手に取り、弱点を突いて最大の効果を発揮する」装備こそが大専装の目的だ。
であるが以上、すなわちクックのように「特徴が全く無い」モンスターというのは「弱点を突く」ことができない…突くべき「弱点」さえも希薄で、対クック専用装備といってもウマいものが思い付かなかったのだ(笑) オマケに特定武器が必須の部位破壊さえ存在せず、武器の観点から考えても「何が有効なんだ?」という手掛かりは少なかった。

…というわけで、色々と迷った挙げ句に作ったのがこの装備! 「特徴の無い雑魚モンスターであるなら、何より一瞬で撃ち殺せる装備を」というコンセプトのもとに、ライトボウガンで重火力を実現したのが今回の大専装だ! たかがクックを狩るためだけに武器を含めた全身をウカムで固め、崩天玉を計6個も使ったわけだが、これこそまさに「大専装」の醍醐味とも言える(笑)

氷結弾速射のボウガンに加え、装填数UPで氷結弾は同時5発装填可能。オマケにその威力を最大まで高めるために属性攻撃強化までも付加。
ライトボウガンながらロングバレル・爪護符込みの攻撃力538を実現した。クックが相手ならば、悪霊の加護や回復速度ダウンも全く気にはならないしさ(笑)

【戦ってみた!】

G級にはクック1匹クエが無かったので、原種・亜種の2頭同時クエに出向く。
しかし2頭同時クエによって敵の体力が低くなっていたことも大きく影響し、まさにこの大専装が最大の効果を発揮した!
持ち込んだ氷結弾60発を、各30発ずつ弱点の顔面にブチ込むだけで、原種はもう死にかけ。亜種だってヘロヘロ。さすがは速射だ。
あとは貫通弾LV3をテキトーに撃っているだけで一瞬のうちに討伐完了。ううむ、これが大専装の美しさだ(笑)


:対イャンガルルガ討伐用大専装 「虎眼」 (マイセットNo.6)

 武器:アトランティカ (太刀)
 防具:ディアブロZシリーズ
 装飾品:重塊珠×3 文鎮珠×1 神護珠×1 制毒珠×5

 スキル:風圧【小】無効 耳栓 見切り+1 業物 毒半減

 主な必要素材:岩竜の涙×3 水竜の特上ビレ×4 大竜玉×3 堅牢な黒巻き角×4 崩竜の腹鱗×1 

【装備の狙い】

「最小限のスキルで最大限の効果を」というコンセプトのもと、考えうる最良のスキルを選択した装備。
ガルルガを狩りにいくと、いつも風圧【小】とバインドボイス【小】の連撃でストレスが溜まるところを、2つのスキルで完全にシャットアウト。
これに毒半減まで追加しサマソの嫌らしさを大幅に軽減、オマケに部位破壊のため背中を叩くとすぐ切れ味が落ちてしまうところを「業物」で留める。まさに完璧の布陣だ!

【戦ってみた!】

毒半減はともかく、風圧&耳栓があるだけで凄まじくラクになるのは昔も今も同じこと。
厄介なバックジャンプボイスを意にも介さず追いかけていき、着地際の風圧も無効化しながら顔面に縦斬りをかましたときの気持良さはひとしお!!
むしろ全身の部位破壊を完遂する前に、顔面を殴り過ぎて倒してしまうほどの、使いやすさと破壊力を発揮した。
今回の大専装企画には、耳栓用の装飾品大量生産のためガルルガの地獄耳も数多く必要だったので、この大専装には相当にお世話になったぜ。


:対ゲリョス/ゲリョス亜種討伐用大専装 「イシス」 (マイセットNo.21)

 武器:銘火竜弩 (ライトボウガン)
 防具:エンプレスXシリーズ
 装飾品:早復珠×1 制絶珠×8 持続珠×1

 スキル:気絶無効 炎鱗の護り 体力回復アイテム強化 広域化+1

 主な必要素材:火竜の天鱗×2 火竜の紅玉×3 タツジンコインG×7 古龍の大宝玉×1 炎龍の宝玉×2 炎龍の粉塵×2

【装備の狙い】

たかがヘッポコ毒怪鳥を倒すためだけに、天鱗に紅玉、宝玉に大宝玉…挙げ句は訓練所でナルガとバトルし、タツジンコインも集めたうえでようやく完成した装備がコレ。
しかもこの装備は他で一切流用せず、本当に「ゲリョスのためだけ」を想って作ったのだから、オレの果てしなき無駄遣いっぷりもここに極まれりだ(笑)
しかし実際、この大専装の「大専装っぷり」は半端ではない! 何しろスキルの「炎鱗の護り」と言えば、普通はスキル分類名通り「対霞龍」ばかりをイメージするだろうが…実際は違う!
疲労無効はともかくとして「毒無効」と「盗み無効」とは…まさにゲリョスのために存在する防具と言っても過言ではないだろう!!

【戦ってみた!】

あまりに凄まじきスキルの効力に、笑いが止まらなくなるほどの馬鹿げた性能。
毒も効かない盗みも効かない、更には付加した「気絶無効」によって、ガード不可であるライトボウガンにとって最大の天敵とも言える「閃光アタック」も全く効果を発揮せず、バトルはまさにずっとオレのターン状態。オマケに武器は火炎弾速射ということで、カチカチと無駄に閃光を試みるゲリョスの顔面も狙い放題という状況。
持ち込んだ火炎弾60発だけで、5分足らずで討伐という有様は、「これはホントにG級か? オレは間違って下位に来たんじゃないか?」と思わせるほど。
というかこれじゃ、村の下位クエにでも行ったら30秒で終わりそうだ(笑)

…とはいえこの装備。「ゲリョスを倒しにいく機会」が最も少ないとオレに判断されたため、栄えあるマイセットNo.21…すなわち今回の大専装唯一の「あぶれ装備」になってしまった(笑)
おかげで今回のレポートのためにセットを装備するときも、これだけ唯一「自力でひとつひとつ装備をする」ハメに…。


:対ヒプノック討伐用大専装 「トレノ」 (マイセットNo.7)

 武器:飛竜刀【椿】 (太刀)
 防具:ヒプノXシリーズ
 装飾品:光避珠×5 回避珠×1 耐麻痺珠×1

 スキル:体術+2 回避性能+2 睡眠無効

 主な必要素材:火竜の紅玉×1 火竜の天鱗×1 眠鳥の稀胃石×1

【装備の狙い】

睡眠が効かない(不眠)だけでなく、回避性能と体術によって休まずに行動が可能(不休)という、まさに不眠不休の装備。
しかしこういった「ヒプノック討伐用装備が、ヒプノックの防具によって作られている」という自己完結型の大専装は、大きなパラドックスに苛まれていることを忘れてはならない。
理由は簡単…「やった! ようやくヒプノック戦で使える装備が完成した!」と思ったときには、既にそのモンスターを「狩る必要」が無くなってるんだよな。もう装備を作っちゃったんだから(笑)

【戦ってみた!】

そもそも新規登場モンスターながら、強さ的にはクックと大差ないようなヒプノックだけに、最大の特徴とも言える「睡眠」を封じられたらもはやクックと同等…あるいはクック以下だ。
ヒプノお得意「連続つっつき」も、回避性能と体術のおかげで楽々回避可能…その後の鳴いた隙を突いて乱舞を放ち転ばせたら、顔面に乱舞…以下繰り返し。
改めて大専装で戦ってみれば、本当にクックより弱かった気もする。というより今回の実録戦闘記録を書くために着こんだのが、この大専装を使った初戦闘だった(笑)


:対ガノトトス/ガノトトス亜種討伐用大専装 「リッチーJr.」 (マイセットNo.19)

 武器:フルフルボウII (弓)
 防具:ウカムルシリーズ
 装飾品:早回珠×1 属攻珠×10

 スキル:装填速度+3 装填数UP 属性攻撃強化 悪霊の加護

 主な必要素材:特撰アルビノ×1 黒狼鳥の銀狼毛×2

【装備の狙い】

せっかく作ったウカム装備(元はイャンクック用大専装)なので、ライトボウガンだけでなく弓にも流用。
雷が弱点、かつ首への集中砲火が凄まじい威力を発揮するガノトトスだけに…武器は装填数UPでタメ4に「連射LV5」が追加され、かつ雷属性が高いフルフルボウを選択。
攻撃力288・雷属性280というバランスで、一撃が痛いガノトトスの瞬殺を目論んでみた。

【戦ってみた!】

防御は400に届かず、また悪霊の加護まで付いているため、水ビーム一発でほぼ瀕死…怒りタックルを喰らって悪加護が発動すればもはや即死…というこの装備。
だがそんなものは、ダメージを喰らわなければそれで済む話だ!
もともとトトスは中距離からの射撃が非常に有効で、弓のクリティカル距離を保ちつつ、尻尾アタックやタックルを受けない…そんな絶妙の位置取りも、ちょっと慣れればすぐに可能。こうなると水ビームやタックルも「ただの馬鹿でかい隙」でしかなく、連射LV5を首筋にひたすらクリーンヒットさせていく…これでいとも容易く撃破できる!
ただ難点と言えば、弓だけに「装填速度+3」があんまり意味無いってトコだろうか(笑)


:対ヴォルガノス討伐用大専装 「リボルビングバンカー」 (マイセットNo.20)

 武器:オオムラサキバサミII (弓)
 防具:ミラバルZシリーズ
 装飾品:早填珠×1 貫通珠×10

 スキル:逆鱗 装填数UP 貫通弾・貫通矢威力UP ダメージ回復速度-1

 主な必要素材:翠水竜の特上ビレ×7 火竜の天鱗×1 轟竜の天鱗×1 迅竜の天鱗×1 黒鎧竜の天殻×1 黒龍の邪眼×1 黒龍の剛紅角×6

【装備の狙い】

たかがピチピチ金魚を倒すためだけに、貴重な素材をたんまりと…と言いたいところだが、実はオレ、『2G』初出モンスターの中でも1,2を争うほど…というより確実に「1位」であるほど苦手意識を持っているのが、このヴォルガノスなのだ。だからこそ、これくらいの準備は当然というものだろう!
とはいえコイツの強さ・嫌らしさというのは、ほぼ一点に集中していることも事実…すなわち例の「ターン追尾這いずり」という、ただそれだけが非常に厄介なのだ。
タイミングを合わせた横回避で避けることはできるものの、失敗しようものなら多大なダメージを受けた挙げ句、壁まで持っていかれてハメ殺される危険性さえある。
そのリスクを防ぐために機動性をある程度保てる弓を選択、オマケに「逆鱗」によって根性効果を発動させ、不意の一撃死を防ぐ。
あとは装填数UPで追加されたタメ4「貫通LV5」を「貫通矢威力UP」で更に強化し、あとはそう……どんな装甲だろうと、ただ撃ち貫くのみ!!

【戦ってみた!】

さすがに貫通LV5と貫通矢強化のコンボは効果的、かつ麻痺ビンも装着可能なオオムラサキバサミだけに、苦手意識も吹っ飛ぶようなバトルが可能だった。
麻痺をさせたら顔面から尻尾へと貫くように貫通矢を撃ちまくり、ビンが尽きたその後も、隙を狙った堅実な射撃に徹する。
もともと這いずり以外は怖くないために、それだけを念頭に置き、かつ「根性」まであるため事故死も避けることができた。
こりゃさすがに、各種天鱗を計4個も使っただけのことはある(笑)


:対ダイミョウザザミ/ダイミョウザザミ亜種討伐用大専装 「クライムハザード」 (マイセットNo.13)

 武器:[原種]ブルートフルート [亜種]崩笛イコカムルバス (狩猟笛)
 防具:ナルガXシリーズ
 装飾品:猛攻珠×1 体術珠×3 体操珠×1 罠師珠×2

 スキル:回避性能+2 体術+1 回避距離UP

 主な必要素材:アルビノの霜降り×1 特撰アルビノ×1 崩竜の腹鱗×5 崩天玉×1 迅竜の天鱗×2

【装備の狙い】

カニを狩るには打撃が一番…が定理だが、じゃあハンマーと笛のどっちを使おう? と考えた結果、ザザミ用大専装に選択したのは笛である。
理由は簡単…ここで笛用の大専装を作らない限り、笛を使う相手が1匹もいなくなりそうだったからだ(笑)
しかしながら、これは単にそれだけが理由ではない…ここには一応、ハンマーではなく笛を選択したもうひとつ明確な理由があるのだ。
すなわち部位破壊も考慮に入れた装備が大専装なれば、高い位置にある爪をぶっ壊すために、笛の「ぶん回し」が凄まじく効果的ということなのだ!!

【戦ってみた!】

せっかくだから亜種を狩りにいく。すると狙いがピタリとハマり、アッサリと爪破壊に成功…お次は軽く、殻も破壊だ。
ともかくカニってのは、明確な「弱点らしい弱点」は少ない…ように見える。だが実際は、そうでもない。
「回避性能・回避距離」のシナジーに加えて「体術」により無限とも言える回避行動が可能になると、もはやカニの攻撃を喰らう機会が全くの皆無に!
バックタックル・その場ジャンプ・回転斬り……その全てをスカスカと回避できるため、もはや単純な押し合いでさえ「殴り勝てる」クラスなのである(笑)


:対ショウグンギザミ/ショウグンギザミ亜種討伐用大専装 「ブレイバー」 (マイセットNo.13)

 武器:スーパーノヴァ (ハンマー)
 防具:ナルガXシリーズ
 装飾品:猛攻珠×1 体術珠×3 体操珠×1 罠師珠×3

 スキル:回避性能+2 体術+1 罠師 回避距離UP

 主な必要素材:キリンの靭雷尾×2

【装備の狙い】

同じマイセットを使っているので、基本コンセプトはザザミのソレと同じだが、狙いは微妙に違う。
爪を壊すまでは同じだが、あとは脚を中心に顔面を絡めて攻撃を繰り返し、転倒→顔面を狙うわけだ。笛が「下から上」に「振り上げて」攻撃するならば、こちらは「上から下」へと「叩き降ろす」装備というところだ。スーパーノヴァにもなると殻破壊も非常に簡単なので、テンプレ通りの平凡な戦いが可能だ(笑)

【戦ってみた!】

弱点らしい大きな弱点が無いのはクックと同じで、こういう輩が相手だと大専装の魅力も半減だが…しかしながら、討伐し易さという観点で言えば十分以上に及第点だ。
モグラ叩きよろしくポコポコと殴っているだけで、敵はヘロヘロ、殻はボロボロ。
先も述べた通り、カニの攻撃は全て「回避性能」だけで悠々と回避可能…なぜならば、ヤツらには致命的な弱点として、多段ヒット技が無いからだ。
ゆえに「回避性能」こそが、ある意味では対カニ用の最終兵器とも言えるだろう! …うん、これで上手くまとめたつもりだ(笑)


:対シェンガオレン討伐用大専装 「斬空天翔弾」 (マイセットNo.20)

 武器:ガオレンオーブ (ヘビィボウガン)
 防具:ミラバルZシリーズ
 装飾品:早填珠×1 貫通珠×10

 スキル:逆鱗 装填数UP 貫通弾・貫通矢威力UP ダメージ回復速度-1

 主な必要素材:砦蟹の天殻×1

【装備の狙い】

ヴォルガノスと同様のセットだが、もともとコレはヴォルガノスではなく、コイツ…。すなわち「如何に早くシェンガオレンを倒せるか?」を追及した装備なのである。
今回は逆鱗の「根性」ではなく「火事場」を重視したもので、これに加えて滅龍弾と貫通弾LV1・3を放てるガオレンオーブの強大な火力によって、大カニを一瞬で撃滅する…。
これだけが目的の、シンプルな爆発力を追及したのがこの大専装。もはやこの威力になると、ボマーさえも全く必要ない。

【戦ってみた!】

テキトーに踏まれたり自爆したりして、体力を減らせば準備完了。
爪護符にパワーバレル・鬼人薬と火事場を合わせた攻撃力は、遠距離武器ながら750近くまで上昇する。絶対値で言ったら、弱めの大剣を超すレベルだ(笑)
しかもこれが貫通弾強化によって、更に弾丸の威力は増大…数発撃つだけですぐ怯み、ドカドカと倒れるカニの姿は哀れですらある。
もはや初めてG級ガオレンと戦った頃の「うわぁ、街がぶっ壊される!!」という恐怖とも、金輪際おさらばだ!!


10:対ババコンガ/ババコンガ亜種討伐用大専装 「クリーンモンスター」 (マイセットNo.14)

 武器:[原種]近衛隊機械鎚【撃鉄】 [亜種]崩槌オテルカムルバス (ハンマー)
 防具:コンガZシリーズ
 装飾品:斬空珠×1 抗菌珠×5 抗震珠×1 耐震珠×1

 スキル:耐震 早食い 見切り+1 抗菌

 主な必要素材:崩天玉×1 極彩色のトサカ×2 鎧竜の延髄×1

【装備の狙い】

コンガ討伐用にコンガ防具を用いる、いわゆる「自己完結型装備」ではあるが…見ての通りレア素材も殆ど用いず(崩天玉は武器用)、それでいて効果凄まじい理想の大専装がコレ!
眠りを防がれたヒプノックがデクの棒と化すのと同様、抗菌防御さえ万全ならコンガなどウドの大木だ! オマケに耐震まで付加することで、面倒な「倒れ込み」の全てが多大な隙と化す。
これこそまさに、大専装の醍醐味だと実感できる装備となった!

【戦ってみた!】

乾なら「理屈じゃない!」と言いそうなところだが、しかし今回ばかりは「理屈通り」であった。
抗菌・耐震のダブル防御は破格の性能…もちろんバキュームアタックを喰らってしまえば食事無効にはならずともダメージは喰らうのだが、そこは「アイテム使用可能」であるがゆえに早食いスキルでバッチリ回復。全てのスキルが美しいシナジーを形成した、なかなかお気に入りの装備である。


11:対ドドブランゴ/ドドブランゴ亜種討伐用大専装 「ドクメツ」 (マイセットNo.12)

 武器:[原種]メルトブレイヴァー [亜種]グライメデューサ (双剣)
 防具:ウカムルシリーズ
 装飾品:防音珠×10

 スキル:耐震 耳栓 心眼 切れ味レベル+1 悪霊の加護

 主な必要素材:鎧竜の天殻×1 黒鎧竜の天殻×1 崩竜の腹鱗×6 大竜玉×5 崩天玉×5 黒狼鳥の地獄耳×10

【装備の狙い】

ガンナーだけじゃ飽き足らず、調子に乗って剣士用のウカム装備も作ってしまったオレ。それを抱えて向かう先は、雪山・砂漠の暴れ者・ドドブランゴだ。
ヤツらは毒にも弱いため、「炎+毒」「氷+毒」という2本の双剣を大専装のために用意した。
コンガと同様「倒れ込み」には耐震、お馴染み「カウンター咆哮」には耳栓で対処、あとは心眼と切れ味+1によって、ひたすら斬り続けるというノーガード・ノンストップ装備である。
ちなみにプラススキルが4個にマイナススキルが1個という布陣だが、スキルポイントは上から10・10・10・10・-23という有様(笑)
元から-13の「加護」に、防音珠×10によって更にマイナスを重ね、その点でも超効率的である。

【戦ってみた!】

討伐速度だけで考えたら、先のゲリョス戦に勝るとも劣らないほどのスピードバトルが可能。
2つの防御スキルによって休まず攻撃可能であることに加え、切れ味+1によって威力が増強した双剣を使って腹下で乱舞…それだけで、G級だろうと5分10分足らずでの討伐が可能。
ただ毒効果もあり、あまりに早く倒し過ぎて牙を折るどころじゃないという弊害もアリ(笑)
そういう場合は倒れ込みやブレスの隙に顔面乱舞。結局どちらでも、凄まじく楽だという点では共通だった。


12:対ラージャン討伐用大専装 「逆風の大剣」 (マイセットNo.3)

 武器:ダオラ=ディグリベグ (大剣)
 防具:金剛・真シリーズ
 装飾品:抜撃珠×3 抜刀珠×1 早食珠×1

 スキル:ガード性能+1 根性 抜刀術 耐震

 主な必要素材:鋼龍の宝玉×1 古龍の大宝玉×1 砦蟹の天殻×2 火竜の紅玉×3

【装備の狙い】

ヒット&アウェイを更に徹底した、まさにクリティカル&アウェイな大専装。
実はラージャンと大剣とはかなり相性が良く、基本に忠実な戦法…すなわち相手の隙に「抜刀斬り→前転回避」という斬り抜け戦法を繰り返すだけでも、ともすればノーダメージで討伐可能だったりする。だがその戦法の場合、唯一の難点は「一発斬って回避なので、討伐に時間がかかる」という点。つまりこの大専装では、その弱点をカバーする方向に全力を注いだのだ。
やはり何より重要なのは、珠をはめまくって付けた「抜刀術」スキル。これによって全ての抜刀斬りがクリティカルとなるため、上記の戦法による威力が単純に増強される。
武器にしても1296の氷450と威力は強力ながらクリティカル率0%という部分のみが唯一のネックだったダオラ大剣なので、更に抜刀術のお得感は倍増だ。
そしてそれを補強するのが、残り3つのスキル。「ガード性能」で不意のデンプシーもきっちりガードし、仮にガード失敗しても「根性」で耐える。更に「耐震」によって牙獣系御用達の「倒れ込み」が無力化されるため、すなわち「無理がきく」のである。

【戦ってみた!】

上記「無理がきく」という点は、実は討伐効率においてかなり大きい。
普段は「恐らく大丈夫だけど、ヘタして死ぬと面倒だから」と委縮し「安定」に走ってしまうところを、「別に喰らっても大丈夫だろ」という心境で戦えることにより、相対的なダメージ効率が一気に高まる。ビーム時には抜刀タメ斬りをバシバシ決めてダメージを稼ぎ、スピード効率を捨てれば角折りもそこまで難しくはない。
討伐効率と安全性を高水準で実現した、まさに理想の対ラージャン装備である!


13:対リオレイア/リオレイア亜種討伐用大専装 「ハイマニューバ」 (マイセットNo.9)

 武器:封龍剣【絶一門】G (片手剣)
 防具:レックスXシリーズ
 装飾品:研磨珠×5 神護珠×1 罠師珠×5

 スキル:捕獲の見極め 罠師 早食い 耳栓 砥石使用高速化

 主な必要素材:大竜玉×3 轟竜の天鱗×2 轟竜の頭殻×1 崩竜の腹鱗×1

【装備の狙い】

「一度くらいやってみたかった!」と、当初は自分の欲望に対し忠実…という思いで作っていたのだが、これがまさにドンピシャ! と決まった装備の一例。
スキルを見れば解るだろう。「罠師」に「早食い」に「砥石高速化」である。すなわちこれは「罠を仕掛けるのが速い」「爆弾を置くのが速い」「飲むのが速い」「研ぐのが速い」という、まさに四重のスピードを誇る、高機動戦闘用の大専装なのである! しかも装備は片手剣であり、それら全ての行動を抜刀しながらに行なえるという、まさにシナジーの塊のような装備だ。
オマケに瀕死であることに気付かず、捕まえようと思っていても倒してしまいがちなレイアを「捕獲の見極め」で体力察知し、加えていちいちガードせずとも耳栓で咆哮を防ぐことも可能。
あらゆる面で、レイアを狩るに適した大専装だろう。

【戦ってみた!】

高機動戦闘…と言い切るには若干スピード感に欠ける『MHP』というゲームではあるが、それでも十二分に「速さ」を実感できるのがコレの凄いところ。
なにしろ全ての行動が普段の倍近いスピードで行なえるのだから、抜刀状態での移動も素早い片手剣を持っていると、なにやら別のゲームをやっている心境にすらなれる。
武器の威力もかなり高いため、咆哮やブレスの隙に顔面を斬りまくるという基本戦術だけでも、かなりの早さで撃退することができた。
今回は対レイア専用の大専装として作ったこの装備だが、色々と流用が効きそうなところが限界反応の高さを感じさせるぜ!


14:対リオレウス/リオレウス亜種討伐用大専装 「インパルス」 (マイセットNo.11)

 武器:[原種]フローズン=デス [亜種]双龍剣【太極】 (双剣)
 防具:キリンXシリーズ
 装飾品:防音珠×10 (双方の武器に1つずつ付いているため、総計では×11)

 スキル:ランナー 属性攻撃強化 耳栓 全耐性-3

 主な必要素材:黒龍の魔眼×4 黒龍の剛紅角×2 老山龍の天鱗×1 黒龍の邪眼×2
          白銀のたてがみ×3 キリンの靭雷尾×5 キリンの蒼角×3 特撰アルビノ×1 黒狼鳥の地獄耳×11

【装備の狙い】

レイアが片手剣だったことに対し、レウスの大専装は双剣…これはザザミとギザミで笛とハンマーを分類したこと以上に、きちんとした理由があったりする。
すなわち「陸の女王」と呼ばれるレイアは、その名の通り地上戦が基本であって、空中浮遊→着地という行動率が少ない…要するに、そこまで「風圧」を気にする必要が無いのだ。
だからこそ耳栓を付けた片手剣さえあればそれで事足りる…たまの風圧程度、ガードするなりしゃがむなりして回避すれば良いだけの話だった。
…対して問題なのが、このレウス。「空の王者」の名に相応しく(?)パタパタと飛びあがり、そうなってくると着地の風圧だけでも馬鹿にならないストレスと効率低下を招く……よって、ここで満を持して登場するのが、この双剣であるのだ! 耳栓標準装備は当然のこと、風圧は全て「鬼人化」で完全シャットアウト。着地際の隙に顔面乱舞を叩きこむことが、非常に容易となった!

【戦ってみた!】

実際のところ、この装備は「勿体無さ」が半端ではない。何しろキリン装備に最初から備わっている「精霊の加護」が、防音珠の強引な装着により消滅…。本来なら邪魔な「全耐性-3」も装飾品で消して「プラススキル×4・マイナススキル×0」とできるところを、「プラススキル×3・マイナススキル×1」と大幅に弱体化させているのだから。
だがそれだけの価値はある…というか、ピッタリはまればバーサーカーモードのシン・アスカよろしく、猛烈な攻撃態勢が可能なこの装備…。
ランナーのおかげで強走薬いらずで、耳栓と(鬼人化の)風圧無効で攻撃ラグも無発生…。極めつけはお馴染み「属性攻撃強化」のおかげで「太極」なら龍属性380、「フローズン」なら氷属性440という、双剣にしては破格の属性値を実現。弱体化されたとはいえ、これだけ通れば十分すぎる。
レイア・レウスは旧『MHP2』時代から飽きるほど狩り続けたヤツらなので、加護が無いのも気にはならず…大専装と言うには地味ながら、なかなか有効的な装備が完成した。


15:対リオレイア希少種/リオレウス希少種討伐用大専装 「ファルシオン」 (マイセットNo.1)

 武器:[レイア]召雷剣【麒麟帝】 [レウス]流刃剣ガノトトス (大剣)
 防具:ミヅハ真シリーズ
 装飾品:名人珠×3 達人珠×1 耐溶珠×1

 スキル:高級耳栓 霞皮の護り 見切り+1 隠密

 主な必要素材:キリンの蒼角×9 白銀のたてがみ×4 キリンの靭雷尾×2 水竜の特上ビレ×3 翠水竜の特上ビレ×3 溶岩竜の特上ビレ×3 砂竜の桃ヒレ×5
          霞龍の宝玉×2 古龍の大宝玉×1

【装備の狙い】

ゲリョスに用いたエンプレス装備と同様、「対古龍」ばかりがスポットされる炎・鋼・霞の各種古龍防具ではあるが…しかし、それは大いなる間違いというものだ!
中でもこのミヅハ装備の汎用性は、正直言って半端ではないぞ!!
何しろ「霞皮の護り」によって、高級耳栓と龍風無効がダブルで標準装備されているという、その性能が常軌を逸している。それこそ大多数のモンスターに対し、この防具さえあればある程度のバトルは可能という、EVA並の汎用兵器がコレなのだ。今回はそれを金銀用にアレンジするがため、付加スキルには「見切り」を選択。耳栓・風圧無効によって大きな隙を見せることが多い金銀に対し、タメ3クリティカルを狙うわけだ。

【戦ってみた!】

この大専装を使えば、もはや金銀1頭クエなどなんの問題にもならない! 咆哮や着地の隙、バックジャンプブレスなどの厄介な風圧も無効化なので、単純に攻撃回数がダンチなのだ。
2頭クエになるとさすがに辛いが、音・風で動きが制限されないので常時よりは数倍安全な立ち回りが可能。閃光玉を大量に持ち込み狂いなく翼を引っぱたけば、かなり安定する。
当初は金銀用の大専装にミヅハ装備を流用する考えはなかったが、暫定的に作った「金銀用装備」と「ミヅハ」とを比べた結果、やはり後者のが使いやすいという結果に(笑)
マイセット登録No.が「1」であることからも解る通り、金銀には良く出向くこともあって、今では最も愛着のある大専装のひとつとなった。


16:対フルフル/フルフル亜種討伐用大専装 「インベリアルガード」 (マイセットNo.19)

 武器:ディスティアーレ (ヘビィボウガン)
 防具:ウカムルシリーズ
 装飾品:属攻珠×10

 スキル:装填速度+3 装填数UP 属性攻撃強化 悪霊の加護 ダメージ回復速度-1

 主な必要素材:黒龍の剛紅角×2 古龍の大宝玉×2

【装備の狙い】

大人気・ウカムシリーズ大専装の第3弾。つまり剣士用ウカム装備はドドブラ限定の大専装だが、ガンナー用ウカム装備はクック・トトス・フルフルの3匹に流用しているというわけだ。
そして、コイツらの共通する特徴…そんなの決まっている。要するにコイツらは、非常に攻撃がショボイ…というか、威力はあっても「当たらない」攻撃ばかりなのだ!
20分戦って一発当たるか当たらないか…というくらいの避け易さならば、もはや悪加護も回復速度マイナスも全く関係なし。
あとは属性攻撃強化で増強された火炎弾もしくは水冷弾を、顔面に向かって撃ちこみ続けるのみだ!!

【戦ってみた!】

もともと火炎・水冷の双方が撃てる強力なヘビィということで目を付けたのが、このディスティアーレ。つまりは、これ1本で原種・亜種共に対応可能という意味だ。
咆哮対策にシールドを取りつけるため絶対威力は若干落ちるが、それでも爪護符合わせて498…鬼人薬を飲めば500を超える攻撃力。
そもそも「隙」には困らぬフルフルだけに、まさに「滅多撃ち」が可能…ノーダメージクリアが基本のようなバトルとなった。


17:対バサルモス討伐用大専装 「龍巣閃」 (マイセットNo.8)

 武器:砂猿薙【ゴゴゴ】 (太刀)
 防具:リオソウルZシリーズ
 装飾品:体力珠×1 剣聖珠×1 剣豪珠×6

 スキル:体術+1 耳栓 見切り+1 心眼

 主な必要素材:砂獅子の重牙×2 火竜の天鱗×2 火竜の紅玉×1 黒龍の眼×1

【装備の狙い】

前作の「ドドド」が高性能だった分、無属性となった「ゴゴゴ」に眉をしかめた人も多いらしいが…だがそんな無属性だからこそ、バサルには効果抜群だ! とはいえ、もともと腹を割りさえすれば属性値も良く通るのだが、しかし「腹を割る頃には既に死にかけ」というオチが常というコイツ。ならば最初から、何も考えず無属性を持っていった方がシンプルで良い(笑)
爪護符を込みで1608を数える直接攻撃力に、対バサル御用達の「心眼」を付加したことで、まさに対バサル大専装として相応しい姿となった。

【戦ってみた!】

バサルの咆哮全てを防ぐには「高級耳栓」が無いといけないのだが、そもそも大咆哮の場合こちらも怯みこそすれ、相手の硬直のが長いという笑える弱点を持つバサル。よって実際には通常耳栓だけで対処は事足り、おかげで気持ち良く戦うことができる。心眼のおかげで「弾かれ→反撃確定タックル」に巻き込まれることもなく、立ち回りが早いため毒煙を喰らうこともない。太刀なので尻尾も楽々と切断でき、スキルは基本的に過ぎないながら、なかなかナイスな大専装になったと自負している。


18:対グラビモス/グラビモス亜種討伐用大専装 「ラミアス」 (マイセットNo.16)

 武器:海滅槍アビス (ガンランス)
 防具:グラビドXシリーズ
 装飾品:大砲珠×8 体操珠×1

 スキル:砲術王 体力+30 ガード強化 ガード性能+1

 主な必要素材:翠水竜の特上ビレ×3 大竜玉×4 鎧竜の天殻×2 鎧竜の頭殻×2 鎧竜の延髄×2

【装備の狙い】

まさにテンプレ通りとも言えるガンランス用スキルだが、グラビ相手には何よりコレが最良だ!
「ガード強化」でグラビームと腹下爆発をオールガードしつつ、ガード性能で削りを防ぐ。あとは同じくテンプレ通り、腹下ガード突き&砲撃の乱舞だ!
今回は「砲術王」の性能が更にUP(竜撃砲のリロード短縮)したので、まさにマシンガンの如き砲撃が可能である! (さすがにこれは言い過ぎか)

【戦ってみた!】

昔は苦戦した記憶に事欠かないグラビ・黒グラビも、さしたる苦労もなく討伐可能な有用装備。だがあまりにワンパ戦術のせいで、戦っていて飽きるという弊害はある(笑)
ビームの隙に竜撃砲、タックルや爆発の隙にガード突き…と、基本的にやることはコレだけ。そのうち腹も割れて自動的に敵が倒れるまで、以後ループだ。
大専装は確かに大専装だが、実は微妙な心境だったり。しかも自己完結型装備のせいで、作ったはいいが活躍の機会に乏しかったりもする(笑)


19:対モノブロス(亜種)/ディアブロス(亜種)討伐用大専装 「スフィーダ」 (マイセットNo.15)

 武器:[モノ]雷槍【ナルカミ】 [ディア]崩槍ケルケカムルバス (ランス)
 防具:ザザミZシリーズ
 装飾品:名匠珠×1 匠珠×6 爆走珠×1

 スキル:根性 ガード性能+1 切れ味レベル+1

 主な必要素材:キリンの蒼角×3 白銀のたてがみ×3 崩竜の腹鱗×8 崩天玉×1 竜頭殻×1

【装備の狙い】

モノディアにはランスがイイ! …とは『MHP2』時代からのオレの信条。もちろん手早く倒すにはガンナーで尻尾撃ちが一番だが、それでは尻尾が斬れず大専装にはならない!
もちろん弓での尻尾斬りは可能だ。ただそれは大専装の主旨から外れる…ことに加えて、実はここでランスを使わないと、笛と同様「他に使う機会が無い」ってのもひとつの理由(笑)
だが実際、かなり相性の良い武器だと考えている点は嘘じゃないんだ。
ガード不可攻撃が無いモノ・ディア相手には「ガード強化」はいらず、「ガード性能」も+1で十分。その分のスキルを攻撃用に回せるため、切れ味+1で攻撃力の底上げを図る。
オマケに怒り状態だと、最速ガードでも間に合わず直撃して即死する…という可能性がある「潜り即突き上げ」という鬼コンボを、「根性」によって完全に防ぐ。
これにより、死亡確率はほぼ皆無となった!!

【戦ってみた!】

ほぼ皆無となった! …というわけで、ランス系お得意のテンプレ戦術が最大限に効果を発揮。
タックルだろうが突き上げだろうが、とりあえずガード→カウンター3連突きを基本として攻めていけば、危なくなること自体が稀だ。ステップを絡めれば時間短縮にもなる。
それでもG級ディアともなれば時間はかかるが、村にしかいないモノブロスなんて、この大専装ならあっという間もいいトコだ。むしろ「根性」スキルが勿体ないくらいである(笑)


20:対ティガレックス討伐用大専装 「ベアクラッシュ」 (マイセットNo.2)

 武器:召雷剣【麒麟帝】 (大剣)
 防具:金色・真シリーズ
 装飾品:絶龍珠×3 忍脚珠×2 神護珠×5

 スキル:龍耐性+10 集中 精霊の加護 切れ味レベル+1

 主な必要素材:金獅子の剛角×5 黄金の煌毛×4 崩竜の腹鱗×5

【装備の狙い】

ティガレックスの特徴と言えば、何より圧倒的なその攻撃力である。G級ティガの怒り状態ともなれば剣士でも即死クラスという厄介なパワー…オマケに怒りによるスピード増加率も他モンスター比べ群を抜いており、高威力かつ回避が困難という素敵な強キャラパワーを見せてくれる。というわけでそんなティガ対策に考案したのが、この大専装だ!
岩飛ばしさえも含めたすべての攻撃に龍属性が付いているという珍しい特徴を持つティガだけに、龍耐性プラスが半端ではない効力を発揮! これに加えて精霊の加護を搭載していることで、まさに鉄壁とも言えるタフネスを獲得。この2つのスキルが「防御」を担当する。
対して「攻撃」を担当するのが、残り2つのスキル…「集中」と「切れ味レベル+1」だ。実際タメ3をブチ込む隙には事欠かないティガを、更に捉えやすくするため集中を付加し、怒り状態でも隙を見せたら顔面へタメを叩きこめる。まさに攻守両用の万能装備の完成だ!

【戦ってみた!】

まず特筆に値するのが、その圧倒的な防御性能! 何しろ龍耐性は25にまで到達し、これだけで全ての攻撃を4分の3までカット。更に加護まで発動すれば、総合ダメージは半分程度まで落ち込む。何しろタックルを喰らってもただの回復薬で事足りるほどのダメージしか受けず、まるで上位のティガと戦っているよう。
そして攻撃力が特徴のティガに対して、その攻撃力が驚異でなくなったなら、もはや怖いものなど何もない!
「集中」を活かした顔面へのタメ3連撃により、閃光玉も持ち込めば、10分程度の討伐が安定して可能になる。
ただ唯一惜しむところがあるとすれば…オレは『MHP2』時代からティガと戦う機会が多く、その討伐には慣れまくっている。よって実際にはあまり攻撃に当たる機会が無く、せっかくの加護や龍耐性も発動する機会に恵まれにくいということくらいだろうか(笑)


21:対ナルガクルガ討伐用大専装 「ブレードロール」 (マイセットNo.13)

 武器:テスカ・デル・ソル (大剣)
 防具:ナルガXシリーズ
 装飾品:猛攻珠×1 体術珠×3 体操珠×1 罠師珠×2

 スキル:回避性能+2 体術+1 回避距離UP

 主な必要素材:炎龍の宝玉×1 炎王龍の剛角×3 古龍の大宝玉×1

【装備の狙い】

先の通り、ヴォルガノスが「オレが一番苦手意識を持った新ボス」だとしたら、このナルガこそが「オレが最も対策に迷った新ボス」と言えるだろう。
そもそも亜種に過ぎない各種カニやババコンガ・ドドブラ。厄介とはいえガノトトスの亜流であるヴォルガノス。所詮はアカムの色違いに過ぎないウカム。
つまり新ボスとはいえ、最初からある程度の対策が可能…そんな敵が多かったのだが、しかしこのナルガだけはどうもうまくいかなかった。基本的にはティガの色違いだと思っていたのだが、実際にはその戦法は大きく異なり、ティガと同様の戦術は通用しそうもなかった。かといって咆哮や毒など特殊な攻撃方法があるわけじゃなし、具体的な「対ナルガ」という指標がどうにも決まらなかったんだ。だがそんな悩みの末に作ったのが、またもや自己完結型のこの大専装である!
既にカニ用装備としてナルガ装備は紹介したが、実際のところはカニこそがサブである。本来この装備はナルガ戦がために考案したものであって、その理由は単純明快…要するにコイツ、傍目には暴れまわっているように見えるが、その実「攻撃範囲」「判定の持続時間」の2点に劣るという、非常に致命的な弱点を持っているのだ!!
これほど明確な弱点が判っていれば、後の対処は至極簡単。回避性能&距離を活かして、ひたすらフロート・ライク・ア・バタフライ……スティング・ライク・ア・ビー!!

【戦ってみた!】

オレも最初は見た目に騙された…のだが、実際ナルガで怖い攻撃と言えば、たった2つしかないのだ。
ひとつは振りかぶっての尻尾薙ぎ払い。もうひとつは後ろを向きながらの針尻尾叩きつけ。
この2つ…特に後者は一撃粉砕されることもある強力な攻撃だが、実は他の攻撃に関しては、そもそも当たったところで大して痛くない。よって上記2つをキッチリ避けることができれば勝利確定もいいところ…である以上、すなわちこの回避装備こそが最大の相性を誇るのである!!
回避性能さえあれば大振り尻尾に当たる確率はほぼ無い(初見でさえラクなほど)ので、あとは各種の隙に尻尾を叩き斬り、そのままゴリ押すだけでOK。
大剣は回避への移行が思う以上に早いので、意外と万能選手なのだ。オレが大剣使いであることを差し引いても(笑)


22:対アカムトルム討伐用大専装 「グラウンドスマッシュ」 (マイセットNo.2)

 武器:封龍剣【真滅一門】 (大剣)
 防具:金色・真シリーズ
 装飾品:絶龍珠×3 忍脚珠×2 神護珠×5

 スキル:龍耐性+10 集中 精霊の加護 切れ味レベル+1

 主な必要素材:黒龍の魔眼×1 黒龍の邪眼×1

【装備の狙い】

ティガ用大専装の武器のみを変えたバージョンであるが、それもそのはず。アカムもティガと同様、全身龍属性のカタマリなので、龍耐性プラスが圧倒的な効力を発揮するわけだ!
しかし今回アカムは村と集会所上位にしか存在しない(いずれG級配信されるか?)ため、それこそもっと攻撃一辺倒の大専装のが適しているのかもしれんが……まぁ気にしないように(笑)
いずれにしろアカムは前作に飽きるほど戦い過ぎた相手でもあり、この装備を付けようものなら、もはや死亡するパーセントは一桁あるか無いか…というレベルである。

【戦ってみた!】

アカムといえば怒り時のカウンター咆哮が厄介なことで有名(?)だが、実は大剣にとってアレは最大の攻撃チャンスなのだ。
常に「次の攻撃で怒るだろう」と想定したうえで攻撃していれば、咆哮に対するガードは95%間に合う。そしてガード後は、これまた95%で顔面にタメ3が入る。…この戦術は『MHP2』時代から既に確立していたものだが、今回は『2G』初出の「集中」スキル(溜め短縮)があることで、安定度は更に上昇するという寸法だ。
基本は顔面付近に陣取りつつ爪を壊し牙を折り、咆哮にはタメ3。潜ったら後ろから尻尾を叩いて切断…と、まさに「一人でフルボッコ」が可能である!
もっとも「大専装」のデキとしては、ゴリ押しという面が強く、やや未完成という雰囲気ではあるが(笑)


23:対ウカムルバス討伐用大専装 「屋形崩し」 (マイセットNo.4)

 武器:テスカ・デル・ソル (大剣)
 防具:ブランゴXシリーズ
 装飾品:氷河珠×7 氷結珠×1

 スキル:氷耐性+10 属性攻撃強化 耐震 耐雪 暑さ倍化【小】

 主な必要素材:雪獅子の重牙×1

【装備の狙い】

ミヅハ装備と並び、オレが最も使い込んだ大専装…であると同時に、最も気に入っているクラスの大専装でもある。この完成度には自信アリだ!!
なにせこのスキルを見て欲しい…これぞまさに、ウカムのことしか頭に無いという、大専装の鏡ではないだろうか(笑)
もともと属性値が高いテスカ・デル・ソル(『FF7』に似た街がある)を、属性攻撃強化で更にパワーアップする…しかしコレは、もはやオマケみたいなものだ。
何よりこの大専装の特徴は、その防御能力! 「耐雪」によって雪ダルマ効果を防ぎ、氷結剤を持ち込む必要を無くし…そして「耐震」で面倒な倒れ込みを無効化。更に穴にはめまくった氷河珠によって、氷耐性+10を実装! 残るバインドボイスはアカムと同じ要領で完全ガードし、顔面にテスカのタメ3だ!

【戦ってみた!】

実はオレ、今回の文章を最初から読んでいればなんとなく解ると思うが、剣士・ガンナー双方のウカム防具に加えてウカム武器をもかなり作りまくっている。つまり『P2』初出のモンスターでは、明らかにアカムの討伐数が抜きんでているわけだ。よってこの大専装を抱えての対ウカムの立ち回り熟練度はかなりのモノになり、回復アイテムも回復薬Gが10個もあればそれで十分に事足りるほど。最初は不慣れなため直撃していた泳ぎタックルや雪を削る尻尾アタックも、今ではガードするどころか当たる機会が殆ど無い。
オマケに足裏からの連続斬りではなく、立ち位置は基本的に顔面の(向かって)左横なので、ダメージ効率がかなり高まっている。
スキルにより攻撃力1248・火属性780という凄まじき火力を備える「矛」に、これまたスキルによって氷耐性25を誇る「盾」があれば、負ける要素などあるハズもなし!!


24:対キリン討伐用大専装 「爆裂魔波」 (マイセットNo.10)

 武器:ハイガノススパイクG (片手剣)
 防具:ガルルガXシリーズ
 装飾品:雷鳴珠×5 爆師珠×5 速復珠×1

 スキル:雷耐性+5 耳栓 ボマー 状態異常攻撃強化 砥石使用高速化

 主な必要素材:翠水竜の特上ビレ×5 砂竜の桃ヒレ×5 アルビノの霜降り×1 黒狼鳥の地獄耳×4 黒狼鳥の銀狼毛×3

【装備の狙い】

さてさて。ここから先は、いよいよお待ちかね(?)の対古龍討伐用大専装の登場だ! そしてある意味では、ここからが大専装の真骨頂であるとも言える!!
そりゃ確かに、古龍と言えば相対評価で言えば「厄介な敵」であって、実際に体力も攻撃力も高い輩であることには違いない…が、ただ逆にひとつ言えることがある。
ヤツらは大ボス的存在だけに、基本的にどいつもこいつも「特徴が強い」のだ。そしてこれは大専装における、最重要ポイントと言える!!
何しろクックやカニといった「特徴が希薄」な敵の場合、「どうやって弱点を突くんだ? そもそも弱点自体が良く解らん…」と装備制作に苦労したオレ。であるがゆえ、まさに古龍こそが最良・最上の獲物であって実験台であると言える! 「特徴的なヤツらが多い→長所が明確→逆に弱点も明確→大専装が考えやすい!」というコンボが完成するのだから!!

【戦ってみた!】

というわけで、作ってみたのがコレ…まずは対キリン用テンプレ装備とも言える、睡眠ボマーセットである!
ボマーは当然ながら、睡眠効率を上げる「状態異常攻撃強化」によってハイガノGの睡眠値は360にまで上昇。オマケに耐性アップの効果で、雷耐性は15だ。
そして何よりのキーが、やはり片手剣御用達の「砥石高速化」である! そもそも『MHP2』時代は上位のキリンであっても、ただのハイガノ…すなわち切れ味が緑しかなくとも、片手剣なら弾かれなかった。だが今回のG級キリンでは、切れ味が青でも弾かれる有様。ゆえに心眼と切れ味+1を捨てた睡眠特化装備では、砥石高速化は必須とも言える。
ともかくこの装備さえあれば、1人でも大タルGを使い切る前に討伐可能なんだが…ただ難点が2つだけある。
ひとつは、有用スキルである耳栓が、今回の場合は全くの無駄であること。もうひとつは「切れ味が白→青になったら研ぐ」というハイペースを繰り返した場合、これは砥石20個では足りず…討伐の際には、常にキレアジを10匹持っていかなきゃならんということだ(笑)


25:対クシャルダオラ討伐用大専装 「雷神双破」 (マイセットNo.1)

 武器:祭囃子・晴嵐ノ調 (双剣)
 防具:ミヅハ真シリーズ
 装飾品:名人珠×3 達人珠×1 耐溶珠×1

 スキル:高級耳栓 霞皮の護り 見切り+1 隠密

 主な必要素材:キリンの蒼角×3 キリンの靭雷尾×2 白銀のたてがみ×3

【装備の狙い】

着こんだ絶対回数こそ多くないものの、「MHP卒業記念」である今回の企画…その幕を降ろすため、ゲーム末期には固定装備となっていたのがこの大専装だ。
なぜなら大専装制作企画の終了時は、やはりというべきか「古龍の大宝玉があと8個あれば終わり!」みたいな状況に追い込まれたために、オレには配信のファミ通クシャル(大宝玉率が高い)をひたすら狩り続ける必要が生じた。古龍を十何匹と狩らねばならぬ状況に追い込まれた末に、討伐効率を考え生み出したのが、この大専装というわけである。
基本的にはミヅハ装備…すなわち金銀用大専装と同じものだが、もともとミヅハには「対鋼龍」が付いているのでクシャルには最適…かつ、武器の選択がポイントだ。
雷と麻痺の双属性である「晴嵐ノ調」であるが、この性能がまさに常軌を逸している! 雷に弱い…と同時に「麻痺にも弱い」というクシャルには、この双剣がダンチの効能! アーマーナイト相手にアーマーキラーを持ち出してくるような、絶対的な殺戮性能が半端ではないのだ!!

【戦ってみた!】

スキルにより咆哮も龍風も無効となれば、もはやクシャルなど「でっかいイャンクック」にも等しい存在だ…と改めて気付かされた結果となった。
強走薬を飲み、腹から後脚にかけて、「手」も「尻尾」も当たらぬギリギリの位置に張り付きつつの乱舞! 乱舞!! 乱舞!!! これまた乱舞!!!!
これですぐ麻痺るので、即座に顔面に移動…またもひたすら乱舞に乱舞!! アホみたいに長い(30秒近い)麻痺時間に4〜5回は乱舞を叩きこめるので、顔面の部位破壊はほどなく終了。
何度目かの麻痺の際、頃合いを見計らって尻尾に4〜5回乱舞をすれば、こちらもアッサリと叩き斬れる。正直、これでは死ぬ要素も失敗する要素もほぼ皆無だ!
なにしろ1人で配信クエをやっても30分足らずで討伐可能。オレがこの装備を薦め、武器・防具・スキルセットに至るまで全く同じものを作った友人と2人で狩りに行ったら、それこそ15分で終わった。そこに、更に超絶一門を抱えた友人(「真」はまだ作ってなかった)と3人で行ったら9分で終わった。4人で行くことがあれば5分だろうか(笑)
ただひとつ難点があるとすれば、それは切れ味消費の凄まじき速さである! 攻撃を避ける必要が少ないためひたすら乱舞していると、もう一瞬で切れ味が緑に…挙げ句は無色…酷いときには赤まで突入する。よって装飾品を外すことを許さぬ大専装にこだわらなければ、「砥石高速化」や「業物」を付けることにより、更に効率は増すことだろう。
まぁ「見切り」でも、それはそれで強力なのだが(笑)


26:対オオナズチ討伐用大専装 「魔神連牙」 (マイセットNo.17)

 武器:真・黒龍銃槍 (ガンランス)
 防具:カイザーXシリーズ
 装飾品:大砲珠×8 持続珠×1

 スキル:見切り+3 砲術王 炎鱗の護り

 主な必要素材:黒龍の眼×1 鋼龍の宝玉×1 黒龍の邪眼×1 古龍の大宝玉×2 炎王龍の剛角×2 炎龍の粉塵×4 炎龍の宝玉×2

【装備の狙い】

何を考えているか丸判りな、砲撃重視の対霞龍装備がコレだ。
「炎鱗の護り」によって毒・盗み・疲労という厄介な3要素さえ封じてしまえば、クシャルと同様ナズチも恐れるに足らず…だが、クシャルと違って厄介なのは、ナズチの肉質である。
腹横から突けば弾かれにくくダメージも良く通るが、逆に真正面に立つと切れ味によってはバンバン弾かれ、上手く攻撃ができない…という珍しいタイプの龍なので、その対処には普通とは違う戦術考案が必要だ。もともと前面から攻撃しにくいのは、常の龍に比べて顔面の位置がかなり高いためであり、そのため剣士での顔面攻撃は難しい。よってナズチの場合、多くは弓での討伐が良しとされているのだが……もちろんこの「大専装」において、ナズチをガンナーで行くなど言語道断! 武器によって尻尾を斬り落とせない装備など、もはや大専装ではないのだ!!
というわけで、行きつくところがこの装備であった。多人数プレイならまだしも、1人では攻撃が自分に集中するので、横腹への突きを主戦力にはしにくい。よってガンスの砲撃と竜撃砲を中心に前面突破の戦術を基本に組み込んで考えてみた…というわけだ。

【戦ってみた!】

上記通りの基本を守り、横からは突き・前からは砲撃を中心に攻める。毒が怖くないのでガードはある程度思考の外で良く、攻め気味に戦うことで結果的には討伐時間を短縮可能。
武器の砲撃レベルも「拡散4」とかなりハイスペックなので、G級とはいえ竜撃砲の直撃ではよく怯み倒れ、その隙に顔面を攻撃しておけば角も折れる。尻尾も同様。
ウザいと言われるナズチであれ、結局のところ主力の行動を封じてしまえば、大した相手ではないという話だ(笑)


27:対ナナ・テスカトリ/テオ・テスカトル討伐用大専装 「空破絶掌」 (マイセットNo.5)

 武器:封龍剣【真滅一門】 (大剣)
 防具:クシャナXシリーズ
 装飾品:防音珠×10 加護珠×1

 スキル:回避性能+1 鋼殻の護り 耳栓 業物 毒倍化

 主な必要素材:鋼龍の宝玉×2 古龍の大宝玉×1 黒狼鳥の地獄耳×10

【装備の狙い】

クシャル・ナズチと来て……で、一番問題なのがコレだ。対ナナ・テオ大専装。
例の通り「対炎龍」が備わるクシャナシリーズで全身を固めたのは良いものの、実際このスキルは「地形ダメージ無効&炎耐性+10」というなんとも微妙なものであって、他の2つに対して非常にショボイ。というより「地形無効」くらいはどうとでもなるし、そもそも「素」の炎耐性が0のせいで、+10したってソレは「10」にしかならず、また龍耐性に至っては-15という有様。正直炎よりも龍に弱いというのが痛く、「あまり当たらない炎」はちょっとだけ軽減して「けっこう当たるタックル」はダメージ増加…などと、倒錯した状況になってしまった(笑)

【戦ってみた!】

だが、そこはそれ。やはりテオは大剣と相性が良く、無理に攻撃しようとしなければ、割と安全に立ちまわれる相手。しかも主である「鋼殻の護り」よりも「回避性能」の方が大きな効果を発揮するマヌケな状況により、実は「顔面抜刀斬り→横に回避」という戦術がかなり安定する。ブレスや遠距離爆破の際は、タメ3を入れることも可能だ。
カウンター咆哮も「耳栓」で無効化するため、その後に発生する龍風をガードする間があり、防御力は低いとはいえある程度の戦術構成で意外とバランスよく戦える。
まぁさすがに、「対炎龍」という名に泥を塗るまでではなさそうだ(笑)


28:対ラオシャンロン/ラオシャンロン亜種討伐用大専装 「勇気の証」 (マイセットNo.20)

 武器:勝利と栄光の勇弓II (弓)
 防具:ミラバルZシリーズ
 装飾品:貫通珠×10

 スキル:逆鱗 装填数UP 貫通弾・貫通矢威力UP ダメージ回復速度-1 装填速度-1

 主な必要素材:祖龍の剛角×4 古龍の大宝玉×3

【装備の狙い】

たった1本の弓を作るために、大宝玉が3つも必要……そんなブルジョワ度数満点の勇弓ではあるが、しかしG級ラオを一人で倒すにゃこれくらいの準備は必要だ。
ボマーが無い分は逆鱗の「火事場」と「貫通矢強化」で補い、然る後にはテンプレ通り、弱点への貫通撃ちを繰り返すのみだ!!
…相手がラオだけに、ホントにこれだけです、ハイ(笑)

【戦ってみた!】

勇弓の貫通矢はタメ2にしか無いので、基本はタメ2で弱点撃ち。ただしタメ2のみだと怒ったラオの歩行速度に追いつけないため、タメ4も織り交ぜていく。
もともと火事場が基本なのでそれでも十分な威力を発揮するわけだ。あとは大タルGやバリスタの力も借りれば、討伐可能である。
…ううむ、確かにラオ用の大専装なんだが……もはやこれ以上語ることが無いぜ(笑)


29:対ヤマツカミ討伐用大専装 「ランスター」 (マイセットNo.20)

 武器:崩砲バセカムルバス (ヘビィボウガン)
 防具:ミラバルZシリーズ
 装飾品:貫通珠×10

 スキル:逆鱗 装填数UP 貫通弾・貫通矢威力UP ダメージ回復速度-1 装填速度-1

 主な必要素材:崩竜の腹鱗×3 崩天玉×1

【装備の狙い】

ヤマツカミ。コイツほど、大専装を考えるのがラクな相手もいなかった。というかむしろ、バルカン装備はもともとあったわけで、考える必要すらなかったとも言える。
そもそも、この緑色のタコ焼き……速度の遅いヘビィボウガンだろうと、まず攻撃に当たる機会が少ない。正面から攻撃することが少ない以上、相手の攻撃は全て「振り向き」からのモノとなる…つまり全てにおいて「攻撃されるまでの明らかな予備動作とラグ」が伴い、かといってティガのように攻撃速度が速いわけでもなく……そうそう、当たるものではない!
爆発は壁際にいれば良く、大回転は納銃するより「落ち込む」で回避、一番痛いのは雷光虫の爆発くらいだ(笑)
そしてもちろん…ヤマツカミを象徴する技といえば、ほぼ即死確定技と言える「吸い込み」である。どんなに回避が上手くとも、コレに一度でも当たれば即終了であるわけだが……。
それこそ、この大専装さえあれば全くの無問題! さすがに逆鱗の「根性」は偉大すぎるぜ(笑)

【戦ってみた!】

上記の通り、そもそも攻撃に当たらない。仮に当たっても、吸い込み以外じゃ大きなダメージにはならない。そして吸い込みは「根性」で回避。ほれ、チェック・メイトだ(笑)
ルバス大砲の高火力によって、氷結弾と貫通弾…跳弾狙いの通常弾LV3を中心に攻めればそれでOK! 貫通弾強化も効果大だ。
ちなみに多人数プレイでは仲間の粉塵に頼って、「根性」ではなく「火事場」にシフトし戦う方が高効率。もっともソロプレイでも、2死までは「火事場」で問題ない。
いずれにせよ、ラオにしろシェンにしろコイツにしろ……単調すぎて飽きるのは毎度のことだ(笑)


30:対ミラボレアス/ミラボレアス亜種討伐用大専装 「ザ・バスター」 (マイセットNo.18)

 武器:幻獣筒【三ツ角】 (ライトボウガン)
 防具:不動・真シリーズ
 装飾品:爆師珠×5 無反珠×1 抑反珠×1

 スキル:反動軽減+2 根性 耐震 ボマー スローライフ

 主な必要素材:白銀のたてがみ×4 キリンの蒼角×3 砦蟹の天殻×2

【装備の狙い】

そして…全21種30個という大専装シリーズ最後を飾るのは、対ミラボレアスシリーズ討伐用大専装だ!!
「拡散弾LV1速射」という破天荒な性能を持つ「三ツ角」なので、ソロプレイによる疑似的な拡散祭りが可能…更に通常・貫通・火炎という各種の対ミラ弾をも放てる高い性能を誇る。
ここに「反動軽減」を付けることで、サイレンサーと合わせて反動を「最小」(MAX値)まで落とし込み、速射となる拡散LV1以外は相当な速度で連射が可能!
極めつけはミラに最大の相性を誇る「根性」と「ボマー」の付加であり、ソロでは当然のこと、パーティープレイでも安定感抜群の活躍ができるのである!

【戦ってみた!】

角の部位破壊を狙うなら、硬化していない開始早々は顔面への通常・貫通撃ち。硬化後もしつこく火炎弾の集中砲火で、時間は掛かるが部位破壊は完了する。
逆に角を狙わないなら、ひたすら拡散弾を撃ち続けるのみ! 1・2・3と全レベルが2発ずつ装填できる優秀な拡散ボウガンなので、15分もあれば調合分と合わせ、全ての拡散弾を発射可能。浮遊着陸時にしつこく大タルGを置きつつ戦えば、通常クエなら25分で安定的に撤退可能…その繰り返しで討伐も容易だ。

ノーマルミラはダメージを一撃でも喰らうことが稀なので、むしろ根性スキルが勿体ないほど…何百発もの弾が、25分以内に尽きてしまうほどの攻撃が可能だ。
ルーツもノーマルとほぼ同じ。場所が広いので雷にはほぼ当たらないし、また当たったところで「根性」でOK。
残るバルカンは戦場が動きにくいため一番面倒で、更に今回はメテオの着弾地点が変わったため完全回避するまでには至ってないが、それでも当たったところで根性があれば無問題。体力1ミリになった瞬間クーラードリンクが切れて死亡…を防ぐため、試合時間9分と18分で飲み直すよう心掛けていれば安心だ。スローライフがあるため回復薬を飲むのが遅いという部分はネックだが、基本的に2連続でメテオに当たること自体が珍しいので、やはり安定感は高い。回復薬&回復薬Gを1本ずつで根性発動領域まで体力を持っていけるため、10回まで死んでも大丈夫。『Fate』のバーサーカーには及ばないものの、それだけあれば十二分に事足りるというわけさ(笑)


オマケ:大連続狩猟用武器

崩剣ウェンカムルバス (大剣)
崩刀ウコトカムルバス (太刀)
崩鉈キクキカムルバス (片手剣)
崩刃ヤッカムルバス (双剣)
崩銃槍パシカムルバス (ガンランス)
崩弓アイカムルバス (弓)

 主な必要素材:崩天玉×6 大竜玉×3 崩竜の腹鱗×12

敵の弱点属性が固定化されない「モンスターハンター」(クエスト名)などの大連続狩猟クエに対しては、単に通常攻撃力が破格のルバス装備を持っていくのがオレの趣味だ。
実際は、この系統で初めて作ったルバスハンマーを見たときに覚えた感動(アレをクエストに持っていけば判る)が忘れられず、そのままノリで全11種の全てをを作ってしまったという部分が大きいのだが…しかし攻撃力が圧倒的という点では間違いないので、属性を問わない武器としてはやはり使える武器である。
(余談だが、全部がハンマーのような面白い特徴があると思っていたところ、実はハンマーみたいになる方がレアだったというオマケ付きだったが)

大連続狩猟では、コレらいずれかの武器+クセが薄く汎用的な大専装防具(主にナルガやミヅハ)をセットにして運用するというわけだ。
もっともコレのために、ウカムだけをひたすら狩り続ける日々が続いたものだが(笑)



というわけで、これで大専装の実践編は全て終了!
いよいよ次は、オレの1年間に渡るモンハンデータ総まとめに入ることにしよう!!

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