三回戦
簡易対戦表
クレス | V.S. | リーガル |
リッド | V.S. | ユージーン |
リオン | V.S. | コングマン |
マリー | V.S. | ロイド |
ジューダス | V.S. | フォレスト |
ガイ | V.S. | しいな |
スタン | V.S. | ジェイド |
すず | V.S. | カイウス |
三回戦第一試合 クレス・アルベイン (P) V.S.リーガル・ブライアン (S)
試合を始める前に、三回戦まで残った16人のメンツを調べてみたら、なかなか面白いことがわかった。
64人から16人にまで絞られたとはいえ、案外バランス良く残ったというか…各作品最低1人ずつは三回戦に進出しているみたいなんだ。
……ってのはオレの勘違いだった。よく調べたら1作品だけ既に全滅してるぞ。8人もいるのに不憫な『レジェンディア』だ(笑)
ともかくテイルズ初代主人公クレス。レザレノカンパニー会長に勝利できるのだろうか!?
さて、まずは両者の技量を比べてみる。これは二回戦までにおいて既に確定しているので、判定が楽だな(笑)
ともかくクレスの剣技量は「8」で、リーガルさんの体術技量も同じく「8」だ。…って、これでもう勝敗は決定か……。
もはや耳タコだと思うが、「剣>拳(体術)」であるため、手を封じられ技量の下がっている会長では分が悪い。もっとも、クレスもここで「負傷」だな。
勝者:クレス
三回戦第二試合 リッド・ハーシェル (E) V.S.ユージーン・ガラルド (R)
『エターニア』最後の生き残りであるリッドと、『リバース』最後の生き残りであるユージーンとの壮絶なバトルがここに勃発だ!
ともかくこれまでプレセアちゃん・クラトスさんと、強敵を全てフィブリルの力で屠り去ってきたリッド。さすがは三回戦まで勝ち残ったというだけあって、今回の相手もまた強敵だが、そのユージーンも極光の前に破れてしまうのだろうか。
…そう、確かにユージーンがいかに奮起しようが、これまでだったら「その通り」だったろう。なにしろ相手の頑張りを逆手に利用し、カウンター特性を最大限に用いた「ピンチに陥る→一気に反撃」というエゲツない戦法を有するリッドだ。原作の真正直な姿が台無しである(笑)
だがしかし…もはや今となっては、リッドがその戦法を採ることはできないのである! なぜかって…それはリッドが、これまで二回のバトルで大幅に負傷ポイントを溜めてしまったからなんだ!
そう…これはこのバトルが始まってから言おうと思い、あえて言及を避け曖昧な表現に徹してきた。だがオレは一回戦でリッドとプレセアちゃんのバトルを考察したときから、いずれこの結果が待っていることを既に予想していたんだ。初期の頃から「技量レベル」の話は出ていたにも関わらず、リッドだけはハナからその「秘奥義性能」に着目した考察を行なったのもソレが理由である。
そしてオレがリッドに関してだけ結末を見越していたのも、もともとテイルズ主人公ズの中で「最強」だと思っているのがリッドであり、それゆえ当初から優勝候補の一角と捉えていたから。それゆえ他キャラに比べ考察を深めていたんだが、そうしているうち、こういったトーナメントの場合リッドが優勝することは難しい…という事実に気付いてしまったんだよ。
確かに、ある意味ではオレの「リッド最強」というイメージも間違ったものではないんだ。なぜなら例の「極光壁無敵理論」により、技量が大幅に上回る相手…すなわちクラトスさんなんかでも最終的には倒すことができるリッド。つまりタイマンで、かつ両者が万全な状態であるならば、テイルズ広しといえどもリッドに勝つことができるキャラなど殆どいない。それゆえ、リッドが「ある意味で最強キャラ」…少なくともその1人であることは間違いない。
だが、極光術にはひとつ…致命的とも言える欠陥が潜んでいるんだ! それはすなわち、その発動条件に起因する。つまりリッドが「極端なピンチ」に陥らなければ、あの技は発動できないってことさ!!
実は一回戦だけで考えると、「剣>斧」の公式もあり、リッドは極光に頼らずとも地力の差でプレセアちゃんを破ることはできたろう。だがある意味では「どっちだろうと関係なかった」んだ。いや、むしろあったと言うべきか…一回戦では極光術の性能に考察の主眼を置きつつも、結局最後はこう締めくくったハズだ。「たとえ極光を用いなかったところで、体格の差もあり、基本的にはリッド優勢か」と。そう述べたのは、実は大きな理由があった。
つまり「真正面からでも勝てるプレセアちゃんとの勝負で、安易に『極光を使って勝利!』とすることは、後のリッドにとって不利になる」ため。
どのキャラに関しても主観なりの公正を期すために、オレはあくまでリッドに「極光を使わせないで勝利」と定義した。そしてその定義は、二回戦で意味を持つことになった。それと同時に、この時点で「一回戦でリッドが負傷したかしないかが、関係ない話と化した」んだ。
なぜなら極光壁を発動したということはすなわち、その時点でリッドが「瀕死にまで追い込まれていた」からに他ならない! もちろん技量に勝るクラトスさんに当たった以上、リッドが追い込まれるのは必然だ。その結果として、リッドが極光術を放ちクラトスさんに勝利するのも必然。だがそれは三回戦に進出したとはいえ、次の試合をリッドが「瀕死のままスタートしなければならない」という事実にも直結するのである!!
そして、原作をプレイした人になら今更説明するまでもなく…極光壁は一度発動すると、たとえその後も瀕死のままであれ、連続的に発動させることはできない。一度HPを回復させないと、次の発動は不可能なんだ。そしてそれは、次のバトルに入ろうとも同じルールが適応される。
ピンチに追い込まれたときに発動する、心の力…それが極光。であるがゆえ、「最初からピンチだった」場合には不可能って理屈なんだろう(笑)
ともかく随分と長い説明を要したが…となればこの勝負の結果も明白! 瀕死のリッドじゃ、ユージーンを倒すことなどできないよな。
ううむ…これがトーナメント戦の怖さとでも言うか。だが長い戦いを勝ち抜く力も、また実力なのだから仕方ない。
ともあれ、これで『E』のメンツも全滅かぁ……。
勝者:ユージーン
三回戦第三試合 リオン・マグナス (D) V.S.マイティ・コングマン (D)
「剣技量8」のリオンに対し、「体術技量9」のコング。しかしこの状態(1の差)では、この技量はすなわち同等の位置付けだ。
つまりこの時点で、既に「技量比較」「武器比較」の両方が終わっている。となれば次は何か、それはもちろん「身体能力比較」だ!!
って、身体能力比較だと……?
いやはや、こりゃアレだな。
リオン君、ご愁傷様!(笑)
ただしコングも、負傷ポイントは追加だぞ。
勝者:コングマン
三回戦第四試合 マリー・エージェント (D) V.S.ロイド・アーヴィング (S)
三回戦進出16名のうち、僅か3名しか残らなかった女性陣。これは、マリーさんにも是非是非頑張ってもらわねば!!
ともかく一回戦はハロルド、二回戦はティア…と、これまで術師とばかり戦ってきたマリーさん。もっとも運も実力のうちなので、それはいいんだが…ただそういう「考察の必要が無い相手」とばかり戦っているがゆえに、これまで「技量測定」をしてこなかったので、ここで初めて考えてみよう。
しかしテイルズ女性キャラの中でも随一…というか、正直「テイルズキャラ随一」とすら思えるほどの戦闘プロフェッショナル・マリーさん。近接戦闘能力にかけては並ぶもの無しとも見える猛虎の如きパワーは、レベル9…と言いたいところだが、ここはまだ若い年齢も考慮し「斧レベル8」としよう。
対してロイドくんの技量は既に測定済み、すなわち「二刀レベル7」だ。
この時点ではマリーさん優勢だが、ここは焦らず武器比較。剣と斧では剣が有利だが、では二刀流と斧ならどうだろう?
これも以前にデータがあるから比較すると、二刀の「パワー4・スピード9・リーチ3」に対して斧は「パワー8・スピード3・リーチ5」だ。すなわちスピードに6の差があり、やはり剣が二本になっても斧は分が悪い! …だがコレでマリーさんが不利になったわけじゃない。もともとに技量の差があるので、これでようやくタメになっただけだ。
だがしかし…そう見せかけて、実はそうじゃないんだ! なぜならロイドくんには、二回戦でジェイに負わされた負傷があるからなんだ!!
つまりロイドくんの技量は0.5下がり、現在の二刀レベルは「6.5」。対して術師ばかりと戦ったため、無傷のマリーさんは「8」のまま。
1ならともかく1.5も差があれば、いかに不利な斧とはいえマリーさんが勝利できるだろう! それに身体能力でもマリーさんのが上っぽいし(笑)
とはいえさすがに楽勝とはいかないだろうから、今度はマリーさんに初めての負傷ポイントが付けられたな。
勝者:マリー
三回戦第五試合 ジューダス (D2) V.S.フォレスト・ルドワウヤン (T)
リオンが負けた今、やはり期待がかかるのはジューダスの健闘。ついでに『D2』最後の生き残りでもあるため、そういう意味でも重大ポジションだ。
ともかくジューダス・フォレストさん共に技量は測定済み。すなわちジュダが「二刀技量8(以上)」で、フォレストさんが「斧技量8」。まぁジュダはこれまで「少なくともリオン以上」という意味で「8以上」(リオンは8だった)と定義していたが、ジューダスとなって劇的に技量が上がったわけじゃなし、ここではもう「8」と定義しちまって構わないだろう。
そうなると技量は同等だが、次の武器比較にしろ先の勝負(マリーV.S.ロイド)と全く同じ! 斧と二刀なら、「二刀」が有利と定義されたばかりだ。
となればジューダスが有利のハズだが、ひとつの懸念は彼が二回戦で傷を負っていることだ。もっともソレで技量が僅かに下がったとて、7.5と8で「0.5」の差だ。二刀と斧の差が「1」なので、ここはギリギリとはいえジューダスの勝利だ!! …と、実はそう簡単にはいかない。
皆さん、忘れてはいまいか? あるいは、そもそも『テンペスト』をプレイしてないから知りもしないか?(笑)
ならば教えてしんぜよう…「獣人化」とは、カイウスだけの特技ではないことを!! むしろカイウスの方こそ二番煎じであり、このフォレストさんこそが最初から獣人化を使用できる…すなわちサイヤ人のエリートだということを思い出すがいい!!
そしてフォレストさんはこれまた青二才のカイウスとは違って、テイルズ史上最高齢(45歳)のパーティーキャラ。カイウスの場合は慣れない身体のために、獣人化をしても「剣技量7」から「体術技量8」に変わるだけと定義したが…フォレストさんの場合は、もはやその道(?)のプロフェッショナル! つまり元々が「斧技量8」なので、獣人化により一気に「体術技量10」まで昇り詰めるは必至! …ってのはさすがに言い過ぎか。だが少なくとも「9」はある!!
そして「二刀技量7.5」と「体術技量9」ならば…もはやフォレストさんに負傷を負わせることすらできず、ジューダスの敗北だ。
嗚呼、無念だリオン! 無念だ『デスティニー2』!!
勝者:フォレスト
三回戦第六試合 ガイ・セシル (A) V.S.藤林しいな (S)
「剣技量8」のガイ様と、負傷したことで「符術技量6.5」のしいな。武器同士の相性も同等なので、これじゃしいなも立つ瀬が無いな……。
勝者:ガイ
三回戦第七試合 スタン・エルロン (D) V.S.ジェイド・カーティス (A)
三回戦に進出した16人の内訳は、「戦士系15人・術師系1人」だった。
そしてその「1人」…術師ながら唯一三回戦まで勝ち残った大佐。その進退はいかに!?
さて…まずは技量だ。しかしスタンは、ここで初めて考察することになったとはいえ、こりゃ即決できるな。やはり「7」が妥当だろう。
対して大佐の槍技量は「8」だ……って、あれ?
いや待て、そういや大佐は二回戦でアッシュと対戦し負傷させられている。つまり少し下がって「7.5」だ……って、あれれ??
いやはや、こりゃどうやって判断しても、あっさり大佐の勝利みたいだなぁ(笑)
思えば大佐は、一回戦でカイルを倒している。血は争えないというか、変なところで親子の息が合ったモンだ。
しかも武器が同等ならいざ知らず、相性に勝る「槍」を操る大佐なので…こりゃ今回は、これ以上の怪我もせずに四回戦進出だ!
勝者:ジェイド
三回戦第八試合 藤林すず (P) V.S.カイウス・クオールズ (T)
すずちゃんは、二回戦でヴェイグに。カイウスも、同じく二回戦でクッちゃんによって傷を負わされている。とはいえ両者ともに負傷なら、この対戦に関しては全く影響が出ないな。2人とも同じ数値(0.5)だけマイナスされるわけだから。
ともあれマイナス値込みで「忍刀技量6.5」と「剣技量6.5」である2人。同じく武器比較をしても、忍刀と長剣じゃ差が無かった。そしてこれも二回戦の繰り返しになるが、カイウスが獣人化をしても「体術技量7.5」になるだけで影響はない。忍刀も広義では剣の一種で、やはり体術とは「1の差」があって然るべきだ。
そしてここまでは全て、二回戦「クロエV.S.カイウス」の流れとほぼ同じ図式だが…これは「ここまで」に留まらず、結果までもその試合と一緒だろう!
なにしろ「技量比較」「武器比較」の双方が同じならば、次の比較は「身体能力」だ。そうなれば当然、すずちゃんに勝ち目は無いんだよ!!
もっとも、やはりこの勝負も接戦。カイウスには、更に「負傷ポイント」を追加(累計負傷値:2)だな。
勝者:カイウス
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