おもしろ103系
かつて「トレーン」や「サクラ」が、旧国鉄(現JR)103系の車体に、
いろいろな鉄道会社の塗装を施した商品を出していた時代がありました。
ここでは、その一部を紹介する事に致します。
これは、トレーンが「ステンレスカー」と云う名前で出していた商品。
まぁ、この世には何種類ものステンレスカーがあるが、これは何処の
鉄道会社のステンレスカーだろう?これはボクの勝手な推測だが
営団(現東京地下鉄)の東西線の5000系を意識したものだろう?
これは、御存じ山手線!!当時、トレーンが「通勤形グリーン」と云う名で
出していました。これで205系を造ったつもりだろうが、103系の車体に
そのまま205系の色を塗ってしまう所が、なんともおもしろおかしい。模型には
無い味わいだ。
次は、「バカな!!なんて事を・・・」(メーカーの人にはごめんなさい)と言いたくなる、
サクラの地下鉄。
この商品の何処がバカかと言うと、これには営団(現東京地下鉄)丸ノ内線500形の
塗装が施してあるからだ。
実際の500形は3つドアで、103系の車体は相応しく無いとボクは思う。
103系より、113系の車体の方がこの塗装が似合いそうなものだ(113系は3ドア)。
余談だが、丸ノ内線には現在500形は走っておらず、代わりに02系がその路線の顔として活躍している。
4番目は小田急電鉄。これもサクラの商品。嗚呼、これを見ると昔小田急の2600系と5000系がそこの主役だった事を思い出す。何故なら、103系と2600系や5000系は、側面の窓配置が、良く似ているからだ。その為か103系の車体を使っていながら、あまり違和感が無い。但し、側面の窓配置以外は全く違っている。
5番目は、西武鉄道。これも、なんか103系の車体に比較的良く似合う塗装だなぁ。
そしてこれも、上と同じくサクラの商品。
思えばあの頃、西武鉄道では101系(国鉄の101系とは全くの別物)がそこの主力だったっけ。
その101系は3つドアで正面は2枚ガラス!!当時、その車両はこの塗装でドア部分のみステンレスの銀色だった。
では、何故その車両の塗装が国鉄103系に
似合うのか?それは、これもボクの勝手な考えだが、同じ西武で旧2000系と呼ばれる4ドア車両が
あるからだ。しかし、旧2000系はここで言う101系とは塗色が違う。旧2000系は黄色一色で、
ドア部分のみステンレスの銀色。しかし、同じ西武だからと103系の車体が使われた事だろう。
そして現在、ここの101系は旧2000系と同じ塗装になっている。